「Doas」の版間の差分
(翻訳) |
Kusanaginoturugi (トーク | 投稿記録) (→設定: add Note.) |
||
42行目: | 42行目: | ||
permit :wheel |
permit :wheel |
||
}} |
}} |
||
+ | {{Note|設定ファイルは改行で終わる必要があります。}} |
||
{{ic|/etc/doas.conf}} の所有者および所有グループは {{ic|0}} に、ファイルのパーミッションは {{ic|0400}} に設定してください: |
{{ic|/etc/doas.conf}} の所有者および所有グループは {{ic|0}} に、ファイルのパーミッションは {{ic|0400}} に設定してください: |
2022年2月24日 (木) 14:11時点における版
OpenDoas は OpenBSD の doas コマンドの移植版です。sudo と比べてサイズがかなり小さいことで知られています。sudo と同じように、doas はシステム上の他のユーザーとして実行したいときに使います。
インストール
opendoas パッケージをインストールしてください。
使用方法
非特権ユーザーで doas を使い始めるには、設定が必要です。#設定を見てください。
doas を使う時はコマンドとその引数の前に doas
とスペースを追加します:
$ doas cmd
例えば pacman を使う場合:
$ doas pacman -Syu
root のインタラクティブシェルを開くには:
$ doas -s
詳しくは doas(1) を参照してください。
設定
PAM モジュールはインストールされますが、デフォルトの設定やサンプルは含まれていません。
wheel グループのメンバーに他のユーザーとしてコマンドの実行を許可するには、以下の内容の設定ファイルを作成します:
/etc/doas.conf
permit :wheel
/etc/doas.conf
の所有者および所有グループは 0
に、ファイルのパーミッションは 0400
に設定してください:
# chown -c root:root /etc/doas.conf # chmod -c 0400 /etc/doas.conf
/etc/doas.conf
の構文エラーをチェックするには、以下のコマンドを実行:
# doas -C /etc/doas.conf && echo "config ok" || echo "config error"
plugdev
グループのメンバーが root ユーザーとして smartctl をパスワードなしで実行できるようにするには:
/etc/doas.conf
permit nopass :plugdev as root cmd /usr/bin/smartctl
/etc/doas.conf
の基本構文は以下のとおりです:
permit|deny [options] identity [as target] [cmd command [args ...]]
詳しくは doas.conf(5) を読んでください。
また、doas コマンドのタブ補完を設定すると良いでしょう。
ヒントとテクニック
doas の persist 機能
doas には永続機能があります: ユーザーが認証成功した後、しばらくはパスワードを要求しなくなります。デフォルトでは無効になっているので、persist
オプションで有効にしてください:
/etc/doas.conf
permit persist :wheel
sudo から doas への移行
後方互換を保ちつつ sudo から doas にスムーズに移行するために、以下の設定を追加すると良いかもしれません:
alias sudo='doas' alias sudoedit='doas rnano'