「Baloo」の版間の差分
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デフォルトでは、Desktop Search KCM は2つのオプションしか提示しません: フォルダをブラックリスト化するパネルと、ワンクリックでブラックリスト化を解除する手段です。または、{{ic|~/.config/baloofilerc}} を編集することもできます([https://community.kde.org/Baloo/Configuration 情報])。 |
デフォルトでは、Desktop Search KCM は2つのオプションしか提示しません: フォルダをブラックリスト化するパネルと、ワンクリックでブラックリスト化を解除する手段です。または、{{ic|~/.config/baloofilerc}} を編集することもできます([https://community.kde.org/Baloo/Configuration 情報])。 |
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フォルダをブラックリストに追加したり Baloo を完全に無効化したりすると、{{ic|baloo_file_cleaner}} という名前のプロセスが、不必要なインデックスファイルを自動で削除します。インデックスファイルは {{ic|~/.local/share/baloo/}} に保存されています。 |
フォルダをブラックリストに追加したり Baloo を完全に無効化したりすると、{{ic|baloo_file_cleaner}} という名前のプロセスが、不必要なインデックスファイルを自動で削除します。インデックスファイルは {{ic|~/.local/share/baloo/}} に保存されています。 |
2022年7月19日 (火) 18:49時点における版
Baloo は、KDE Plasma でファイルのインデックス付けと検索を行うフレームワークです。
目次
インストール
使用法と設定
Plasma デスクトップで Baloo を使用して検索を行うには、KRunner を起動し(デフォルトのキーボード・ショートカットは ALT+F2
です)、検索文字列を入力してください。
Dolphin では Ctrl+f
を押してください。
デフォルトでは、Desktop Search KCM は2つのオプションしか提示しません: フォルダをブラックリスト化するパネルと、ワンクリックでブラックリスト化を解除する手段です。または、~/.config/baloofilerc
を編集することもできます(情報)。
さらに、balooctl
プロセスは Baloo を操作するのにも使用できます。例えば、Baloo を停止するには balooctl suspend
を使い、再び開始させるには balooctl start
を使用してください。
フォルダをブラックリストに追加したり Baloo を完全に無効化したりすると、baloo_file_cleaner
という名前のプロセスが、不必要なインデックスファイルを自動で削除します。インデックスファイルは ~/.local/share/baloo/
に保存されています。
コマンドラインの使用法
$ baloosearch query
範囲クエリをサポートしています:
$ baloosearch "width>=6000 width<7000"
グループと OR/AND 演算子も:
$ baloosearch "tag:coolpicture OR (width>=6000 width<7000)"
サポートされているフィルタプロパティの一覧は、こちらを見てください。
文字列検索インデックスは、すべてのメタデータ(ファイル名を含む)を「単語」に分解し、その単語の先頭からのみ検索を行うことに注意してください。これが何を意味するかというと、baloosearch "tutorial"
は my_great_tutorial.txt
にマッチしますが、baloosearch "utorial"
はそれにマッチしないということです。
特定のファイルのインデックスに何の「単語」が保存されているかを見るには:
$ balooshow -x filename
リムーバブルデバイスとリモートデバイスにインデックス付けする
デフォルトでは、すべてのリムーバブルデバイスとリモートデバイスはブラックリスト化されています。KCM パネルからブラックリスト化を解除することができます。
インデクサを無効化する
Baloo のファイルインデクサを無効化するには:
$ balooctl suspend $ balooctl disable
次回のログイン時にインデクサは無効化されます。
あるいは、システム設定 の 検索 > ファイルの検索 にある Enable File Search のチェックを解除してください。
インデックスデータベースを永久に削除するには、以下を実行してください:
$ balooctl purge
これは、ファイルダイアログや他のアプリケーションで発生する以下のエラーメッセージも解決します(KDE bug 437176):
kf.kio.core: "Could not enter folder tags:/."
トラブルシューティング
btrfs サブボリュームを使用すると起動するたびにインデックスファイルのサイズが増加する
KDE bugtracker, comment 43 のバグを見てください。
Inotify folder watch limit エラー
以下のエラーが発生する場合:
KDE Baloo Filewatch service reached the inotify folder watch limit. File changes may be ignored.
inotify folder watch limit を増やす必要があります:
# echo 524288 > /proc/sys/fs/inotify/max_user_watches
変更を永続化させるには、sysctl 設定ファイルを作成してください:
/etc/sysctl.d/40-max-user-watches.conf
fs.inotify.max_user_watches=524288
Plasma Vault が閉じているにも関わらず vault 内のファイルがインデックス付けされ、アクセス可能な状態になる
これは、未だに解決されていないセキュリティ上の重大なバグです。デフォルトで、vault 内にあるファイルはインデックス付けされ、ファイルマネージャの検索や Krunner、Kickoff を通してアクセスできてしまいます。
一つの回避策は Baloo によるフォルダのインデックス付けを停止することです。関連するオプションは、システム設定 > 検索 > ファイルの検索 > Folder specific configuration > Add folder configuration > Stop indexing a folder です。
インデックス付けしたくないフォルダを追加したら、既存の Baloo データを削除し、新しくインデックス付けする必要があります:
$ balooctl disable $ balooctl purge $ balooctl enable $ balooctl check