「Locate」の版間の差分
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+ | {{ic|locate}} は、名前でファイルを素早く見つける一般的な Unix ツールです。[[ファイルシステム]]を直接検索するのではなく、事前に構築したデータベースファイルを検索することにより高速な検索を提供します。この方法の欠点は、データベースが作成された後に加えられた変更を {{ic|locate}} が検出できないということです。データベースを定期的に更新することにより、この問題を軽減できます。 |
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+ | [https://pagure.io/mlocate mlocate] (Merging Locate) は、[[Wikipedia:locate (Unix)|locate]] ユーティリティのより安全なバージョンです。現在のユーザによってアクセス可能なファイルのみを表示します。 |
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+ | [https://plocate.sesse.net/ plocate] (Posting Locate) は、[[wikipedia:ja:転置インデックス|転置インデックス]]に基づく locate です。mlocate のデータベースを先読みして、より速い(そしてより小さい)インデックスを作成します。 |
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+ | {{Pkg|mlocate}} か {{Pkg|plocate}} パッケージを[[インストール]]してください。 |
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+ | {{man|1|locate}} を使う前に、データベースを作成する必要があります。これは、データベースをアップデートする {{man|8|updatedb}} コマンドで行います。 |
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+ | {{Pkg|mlocate}} には {{ic|updatedb.timer}} ユニットがあり、{Pkg|plocate}} には {{ic|plocate-updatedb.timer}} ユニットがあります。 |
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+ | これらのユニットは、毎日1回データベースをアップデートします。{{Pkg|mlocate}} はインストール時にこのタイマーを有効化します。再起動せずにタイマーを使いたい場合は手動で[[起動]]してください。''updatedb'' を root として実行することでいつでもデータベースをアップデートできます。 |
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+ | 検索時間を削減するために、{{ic|/etc/updatedb.conf}} を編集して特定のファイルシステムとパスを無視するように ''updatedb'' を設定できます。{{man|5|updatedb.conf}} でこのファイルの構文が説明されています。デフォルト設定ファイルの除外パス({{ic|PRUNEPATHS}})には {{ic|/media}} と {{ic|/mnt}} が含まれているので、''locate'' は外部デバイス上のファイルを発見できないでしょう。 |
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+ | == 参照 == |
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+ | * [https://jvns.ca/blog/2015/03/05/how-the-locate-command-works-and-lets-rewrite-it-in-one-minute/ How locate works and rewrite it in one minute] |
2022年7月20日 (水) 17:05時点における版
locate
は、名前でファイルを素早く見つける一般的な Unix ツールです。ファイルシステムを直接検索するのではなく、事前に構築したデータベースファイルを検索することにより高速な検索を提供します。この方法の欠点は、データベースが作成された後に加えられた変更を locate
が検出できないということです。データベースを定期的に更新することにより、この問題を軽減できます。
mlocate (Merging Locate) は、locate ユーティリティのより安全なバージョンです。現在のユーザによってアクセス可能なファイルのみを表示します。
plocate (Posting Locate) は、転置インデックスに基づく locate です。mlocate のデータベースを先読みして、より速い(そしてより小さい)インデックスを作成します。
インストール
mlocate か plocate パッケージをインストールしてください。
GNU findutils にも locate の実装がありますが、Arch の findutils にはありません。
使用法
locate(1) を使う前に、データベースを作成する必要があります。これは、データベースをアップデートする updatedb(8) コマンドで行います。
mlocate には updatedb.timer
ユニットがあり、{Pkg|plocate}} には plocate-updatedb.timer
ユニットがあります。
これらのユニットは、毎日1回データベースをアップデートします。mlocate はインストール時にこのタイマーを有効化します。再起動せずにタイマーを使いたい場合は手動で起動してください。updatedb を root として実行することでいつでもデータベースをアップデートできます。
検索時間を削減するために、/etc/updatedb.conf
を編集して特定のファイルシステムとパスを無視するように updatedb を設定できます。updatedb.conf(5) でこのファイルの構文が説明されています。デフォルト設定ファイルの除外パス(PRUNEPATHS
)には /media
と /mnt
が含まれているので、locate は外部デバイス上のファイルを発見できないでしょう。