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そして httpd (Apache) を[[デーモン|再起動]]してください。 |
そして httpd (Apache) を[[デーモン|再起動]]してください。 |
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− | === |
+ | === Nginx の設定 === |
+ | {{note|[[PHP]] と [[MariaDB]] で動作するように [[nginx]] を設定する必要があります。}} |
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− | MySQL は様々なツールを使って設定をすることができますが、最も一般的な方法はコマンドラインツールを使う方法か、[[phpMyAdmin]] です。 |
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+ | 以下は、https://www.nginx.com/resources/wiki/start/topics/recipes/wordpress/ にあるサーバブロックの設定例です。 |
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+ | |||
+ | # Upstream to abstract backend connection(s) for php |
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+ | upstream php { |
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+ | server unix:/tmp/php-cgi.socket; |
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+ | server 127.0.0.1:9000; |
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+ | } |
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+ | server { |
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+ | ## Your website name goes here. |
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+ | server_name domain.tld; |
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+ | ## Your only path reference. |
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+ | root /var/www/wordpress; |
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+ | ## This should be in your http block and if it is, it's not needed here. |
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+ | index index.php; |
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+ | location = /favicon.ico { |
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+ | log_not_found off; |
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+ | location = /robots.txt { |
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+ | location / { |
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+ | # This is cool because no php is touched for static content. |
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+ | # include the "?$args" part so non-default permalinks doesn't break when using query string |
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+ | try_files $uri $uri/ /index.php?$args; |
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+ | } |
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+ | location ~ \.php$ { |
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+ | #NOTE: You should have "cgi.fix_pathinfo = 0;" in php.ini |
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+ | include fastcgi_params; |
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+ | fastcgi_intercept_errors on; |
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+ | fastcgi_pass php; |
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+ | #The following parameter can be also included in fastcgi_params file |
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+ | fastcgi_param SCRIPT_FILENAME $document_root$fastcgi_script_name; |
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+ | } |
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+ | |||
+ | location ~* \.(js|css|png|jpg|jpeg|gif|ico)$ { |
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+ | expires max; |
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+ | log_not_found off; |
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+ | } |
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+ | } |
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+ | === MariaDB の設定 === |
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+ | MariaDB は様々なツールを使って設定をすることができますが、最も一般的な方法はコマンドラインツールを使う方法か、[[phpMyAdmin]] です。 |
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{{Tip|先に MariaDB をインストール・設定してください。詳しくは [[MySQL#インストール]]を見てください。}} |
{{Tip|先に MariaDB をインストール・設定してください。詳しくは [[MySQL#インストール]]を見てください。}} |
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管理パネルを使ってテーマをインストールする前に Wordpress を動作させるマシンに [[Very_Secure_FTP_Daemon|FTP]] サーバーを設定する必要があります。 |
管理パネルを使ってテーマをインストールする前に Wordpress を動作させるマシンに [[Very_Secure_FTP_Daemon|FTP]] サーバーを設定する必要があります。 |
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+ | FTP サーバーを設定したら、Wordpress にログインして <nowiki>"Appearance->Install Themes->Upload"</nowiki> をクリックしてください。テーマが入っている zip ファイルを選択して "Install Now" をクリックします。FTP 情報を入力するボックスが表示されるので、入力して "Proceed" をクリックしてください。上手く行けば、テーマがインストールされます。自由に有効化してください。 |
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− | Once the FTP server is setup, login to your Wordpress installation and click <nowiki>"Appearance->Install Themes->Upload"</nowiki>. From there select your zip file that contains your theme and click "Install Now". You will be presented with a box asking for FTP information, enter it and click "Proceed". If you have been following along closely, you should now have an installed theme. Activate it if you wish. |
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==== 手動でインストール ==== |
==== 手動でインストール ==== |
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rm MyTheme.zip |
rm MyTheme.zip |
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+ | テーマの作者による追加の指示に従ってください。 |
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− | Be sure to follow any additional instructions as provided by the theme author. |
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− | + | テーマセレクタ (<nowiki>"Appearance->Themes"</nowiki>) から新しいテーマを選択できます。 |
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=== プラグインのインストール === |
=== プラグインのインストール === |
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+ | プラグインのインストールはテーマのインストールと同じです。左のナビゲーションバーの "Plugins" リンクをクリックして手順に従ってください。 |
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− | The steps for installing a plugin are the same as they are for installing a theme. Just click the "Plugins" link in the left navigation bar and follow the steps. |
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=== アップデート === |
=== アップデート === |
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+ | Wordpress にログインしたときにアップデートの通知が表示されることがあります。FTP クライアントをインストール・設定していて、ファイルシステムのパーミッションが正しければ、ボタンをクリックしてアップデートを実行できます。後は手順に従ってください。 |
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− | Every now and then when you log into wordpress there will be a notification informing you of updates. If you have correctly installed and configured an FTP client, and have the correct filesystem permissions to write in the Wordpress install path then you should be able to perform updates at the click of a button. Just follow the steps. |
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− | + | もしくは、SSH を使って [https://wordpress.org/plugins/ssh-sftp-updater-support/ SSH SFTP Updater Support プラグイン] で環境をアップデートすることもできます。 |
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== トラブルシューティング == |
== トラブルシューティング == |
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=== 見た目がおかしい (スタイルが適用されない) === |
=== 見た目がおかしい (スタイルが適用されない) === |
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+ | (デスクトップまたはモバイルの) ウェブブラウザで開いたときに Wordpress ウェブサイトにスタイルが適用されない場合、ホストネームが ip アドレスに正しくマッピングされていません。 |
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− | Your Wordpress website will appear to have no styling to it when viewing it in a web browser (desktop or mobile) that does not have its hostnames mapped to ip addresses correctly. |
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+ | ip アドレスではなくサーバーのホストネームを url で使っている場合に発生し、初期設定で Wordpress はデフォルトのウェブサイト URL として使用します。 |
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− | This occurs because you used a url with the hostname of your server, instead of an ip address, when doing the initial setup and Wordpress has used this as the default website URL. |
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+ | 修正するには、{{ic|/etc/hosts}} ファイルを編集するかプロキシサーバーを設定する必要があります。簡単にプロキシサーバーを設定したい場合は [[Polipo]] を見てください。複雑な設定が必要な場合は [[Squid]] を見てください。 |
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− | To fix this, you will either need to edit your /etc/hosts file or setup a proxy server. For an easy to setup proxy server, see [[Polipo]], or if you want something with a little more configuration, see [[Squid]]. |
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+ | Wordpress のデータベーステーブル (wp_options テーブル) の値を変更する方法もあります。siteurl オプションを変更して "localhost" ではなくドメイン名を直接指定してください。 |
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− | Another option is changing a value in the database table of your Wordpress, specifically the wp_options table. The fix is to change the siteurl option to point directly to the domain name and not "localhost". |
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+ | |||
+ | === プラグインがインストールできません: Could not create directory === |
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+ | |||
+ | WordPress サイトは、ローカルファイルへの適切なパーミッションが必要です。ファイル/ディレクトリを作成するためのパーミッションを持っていません。Arch の Apache はユーザー `http` を使用します。 |
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+ | |||
+ | 適切なパーミッションを与えるには、以下のコマンドを実行してください。 |
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+ | |||
+ | {{bc|$ chown -R http:http your-wordpress-directory/wp-content}} |
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+ | |||
+ | さらに、php-fpm を使用して nginx をセットアップする場合(バージョン 7.4 以降)、php-fpm の systemd ユニットファイルをオーバーライドする必要があります。{{ic|php-fpm.service}} を編集し、以下の行を追加してください。 |
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+ | |||
+ | {{hc|1=override.conf|2= |
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+ | [Service] |
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+ | ReadWritePaths=/usr/share/webapps/wordpress |
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+ | }} |
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+ | |||
+ | === プラグインをlocalhostに保存できない === |
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+ | |||
+ | WordPress は、デフォルトではプラグインのダウンロードに FTP サーバのみを使用します。ローカルにもダウンロードするためには、以下の設定を追加してください。 |
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+ | |||
+ | {{hc|# ''wordpress_root_location''/wp-config.php| |
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+ | define('FS_METHOD', 'direct'); |
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+ | }} |
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+ | |||
+ | === 画像の切り出しにエラーが発生しました === |
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+ | |||
+ | Wordpress で画像を変更するには、`php-gd` が必要です。{{pkg|php-gd}} を[[インストール]]し、{{ic|/etc/php/php.ini}} の以下の行をアンコメントして、拡張機能を有効にしてください。 |
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+ | |||
+ | extension=gd |
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+ | |||
+ | === Call to undefined function mysql_connect() === |
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+ | |||
+ | === 未定義の関数 mysql_connect() の呼び出し === |
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+ | |||
+ | php>=7.0.0 で mysql/mariadb を使用していて、wordpress の設定でデバッグを有効にしている場合、通常このエラーを見ることができます。 |
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+ | |||
+ | この問題は、{{ic|/etc/php/php.ini}} の以下の行をアンコメントすることで解決できます。 |
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+ | |||
+ | extension=mysqli |
||
== 参照 == |
== 参照 == |
||
* [[Wikipedia:ja:Wordpress]] |
* [[Wikipedia:ja:Wordpress]] |
||
* [[Wikipedia:ja:コンテンツマネージメントシステム]] |
* [[Wikipedia:ja:コンテンツマネージメントシステム]] |
||
+ | |||
+ | {{TranslationStatus|Wordpress|2022-10-19|734852}} |
2022年10月19日 (水) 11:08時点における最新版
関連記事
Wordpress はフリーでオープンソースのコンテンツ管理システム (CMS) です。Matt Mullenweg によって開発され2003年に初めてリリースされました。Wordpress には広大で活気に満ちたコミュニティが存在し、Wordpress CMS の外観や機能を簡単にカスタマイズできるフリーのプラグインやテーマが数万以上あります。Wordpress は GPLv2 でライセンスされています。
Wordpress の一番の特徴はその設定と管理のしやすさです。Wordpress サイトの設定には5分しかかかりません。Wordpress の管理パネルはウェブサイトのほぼ全てのことを簡単に設定することが可能です。プラグインやテーマの取得・インストールもそれに含まれます。Wordpress には手っ取り早い自動アップデートも存在します。
インストール
Wordpress を使うには PHP と MySQL をインストールして設定する必要があります。詳しくは LAMP の記事を見て下さい。設定するときは、デフォルトでオフになっている PHP 拡張 で Wordpress が必要とする機能があるので注意してください。
pacman を使ってインストール
公式リポジトリから wordpress をインストールしてください。
手動インストール
wordpress.org を開いて Wordpress の最新版をダウンロードしてウェブサーバーのディレクトリに展開してください。ディレクトリにはパーミッションを設定して (Wordpress が使用する) FTP ユーザーがディレクトリに書き込みを行えるようにします。
cd /srv/http/whatever wget https://wordpress.org/latest.tar.gz tar xvzf latest.tar.gz
設定
以下に記述している設定方法は Wordpress をローカルネットワーク上で使うことを前提にしています。
ホスト設定
/etc/hosts
ファイルを適切に設定してください。ローカルネットワークから Wordpress CMS にアクセスする際に重要になります。/etc/hosts
ファイルは以下のように記述されている必要があります:
#<ip-address> <hostname.domain.org> <hostname> 127.0.0.1 lithium.kaboodle.net localhost lithium ::1 lithium.kaboodle.net localhost lithium
apache の設定
apache が Wordpress を見つけられるように設定ファイルを作成してください。以下のファイルを作成して、お好きなテキストエディタで編集してください:
# /etc/httpd/conf/extra/httpd-wordpress.conf
Alias /wordpress "/usr/share/webapps/wordpress" <Directory "/usr/share/webapps/wordpress"> AllowOverride All Options FollowSymlinks Require all granted </Directory>
1行目の /wordpress
はお好きなように変更してください。例えば、/myblog
にするとあなたの Wordpress ウェブサイトを見るためには http://hostname/myblog
を開くようになります。
また、手動でインストールした場合は、Wordpress のインストールディレクトリのパスを変更してください。php_admin_value
変数に親ディレクトリも忘れずに追加してください。
# /etc/httpd/conf/extra/httpd-wordpress.conf
Alias /myblog "/mnt/data/srv/wordpress" <Directory "/mnt/data/srv/wordpress"> AllowOverride All Options FollowSymlinks Require all granted </Directory>
Apache の設定ファイルを編集して以下を追加してください:
# /etc/httpd/conf/httpd.conf
Include conf/extra/httpd-wordpress.conf
そして httpd (Apache) を再起動してください。
Nginx の設定
以下は、https://www.nginx.com/resources/wiki/start/topics/recipes/wordpress/ にあるサーバブロックの設定例です。
# Upstream to abstract backend connection(s) for php upstream php { server unix:/tmp/php-cgi.socket; server 127.0.0.1:9000; } server { ## Your website name goes here. server_name domain.tld; ## Your only path reference. root /var/www/wordpress; ## This should be in your http block and if it is, it's not needed here. index index.php; location = /favicon.ico { log_not_found off; access_log off; } location = /robots.txt { allow all; log_not_found off; access_log off; } location / { # This is cool because no php is touched for static content. # include the "?$args" part so non-default permalinks doesn't break when using query string try_files $uri $uri/ /index.php?$args; } location ~ \.php$ { #NOTE: You should have "cgi.fix_pathinfo = 0;" in php.ini include fastcgi_params; fastcgi_intercept_errors on; fastcgi_pass php; #The following parameter can be also included in fastcgi_params file fastcgi_param SCRIPT_FILENAME $document_root$fastcgi_script_name; } location ~* \.(js|css|png|jpg|jpeg|gif|ico)$ { expires max; log_not_found off; } }
MariaDB の設定
MariaDB は様々なツールを使って設定をすることができますが、最も一般的な方法はコマンドラインツールを使う方法か、phpMyAdmin です。
MariaDB のコマンドラインツールを使う
まず、root でログインしてください。MariaDB の root パスワードが要求されます:
$ mysql -u root -p
そしてユーザーとデータベースを作成してください:
MariaDB> CREATE DATABASE wordpress; MariaDB> GRANT ALL PRIVILEGES ON wordpress.* TO "wp-user"@"localhost" IDENTIFIED BY "choose_db_password"; MariaDB> FLUSH PRIVILEGES; MariaDB> EXIT
詳しくは WordPress.org 公式手順 を参照してください。
phpMyAdmin を使う
phpMyAdmin のインストールと設定については phpMyAdmin を見て下さい。
ウェブブラウザで、phpMyAdmin を開いて以下の手順に従ってください:
- phpMyAdmin にログイン。
- "user" をクリックしてから "Add user" をクリック。
- ポップアップウィンドウに名前とパスワードを記入。
- "Create database with same name and grant all privileges" を選択。
- "Add user" ボタンをクリックしてユーザーを作成。
Wordpress のインストール
http サーバー, php, mysql の設定が完了したら、最後に WordPress をインストールします。
Wordpress をインストールするときはウェブブラウザのアドレスフィールドにデフォルトのウェブサイト URL に設定した URL を使います。http://localhost/wordpress を開いたとき、ローカルネットワークからウェブサイトにアクセスすることができますが、外観や機能は上手く表示されません。
http://hostname/wordpress
を開く。- "Create a Configuration File" ボタンをクリック。
- "Let's go!" ボタンをクリック。
- 前のセクションで作成したデータベースの情報を記入。
- "Submit" をクリック。
公式リポジトリから Wordpress をインストールした場合、Wordpress によって使われる wp-config.php
ファイルを作成するためのパーミッションがありません。Wordpress によって提供される情報を使って root で手動で作成する必要があります。
セットアップページでは Wordpress から wp-config.php
ファイルが書き込めないと表示されます。編集ボックスのテキストをコピーしてテキストエディタで /usr/share/webapps/wordpress/wp-config.php
を開き、コピーしたテキストをエディタに貼り付けてファイルを保存してください。
作成後、chown を使って /usr/share/webapps/wordpress/
とその中身の所有者・所有グループを http
に変更してウェブサーバーからアクセスできるようにしてください。
最後に、"Run the install" をクリックすると Wordpress によってデータベースが作成されます。データベースの作成が完了すると "Success!" ページが表示されます。ログインボタンをクリックしてインストールを完了してください。
Wordpress のインストールが正しく完了しているか確かめるためにウェブサイトにアクセスしてみると良いでしょう。
使用方法
テーマのインストール
新しいテーマを探す
Wordpress には数千ものテーマが存在しています。google でテーマを検索するのは、ゴミだらけの川を歩いて渡るようなものでしょう。テーマを探すときは以下のサイトがおすすめです:
管理パネルを使ってインストール
管理パネルを使ってテーマをインストールする前に Wordpress を動作させるマシンに FTP サーバーを設定する必要があります。
FTP サーバーを設定したら、Wordpress にログインして "Appearance->Install Themes->Upload" をクリックしてください。テーマが入っている zip ファイルを選択して "Install Now" をクリックします。FTP 情報を入力するボックスが表示されるので、入力して "Proceed" をクリックしてください。上手く行けば、テーマがインストールされます。自由に有効化してください。
手動でインストール
圧縮ファイルをダウンロードして wp-content/themes フォルダに展開してください:
# Example for a theme named "MyTheme" cd /path/to/wordpress/root/directory cd wp-content/themes
# get the theme archive and extract wget http://www.example.com/MyTheme.zip unzip MyTheme.zip
# remove the archive (optional) rm MyTheme.zip
テーマの作者による追加の指示に従ってください。
テーマセレクタ ("Appearance->Themes") から新しいテーマを選択できます。
プラグインのインストール
プラグインのインストールはテーマのインストールと同じです。左のナビゲーションバーの "Plugins" リンクをクリックして手順に従ってください。
アップデート
Wordpress にログインしたときにアップデートの通知が表示されることがあります。FTP クライアントをインストール・設定していて、ファイルシステムのパーミッションが正しければ、ボタンをクリックしてアップデートを実行できます。後は手順に従ってください。
もしくは、SSH を使って SSH SFTP Updater Support プラグイン で環境をアップデートすることもできます。
トラブルシューティング
見た目がおかしい (スタイルが適用されない)
(デスクトップまたはモバイルの) ウェブブラウザで開いたときに Wordpress ウェブサイトにスタイルが適用されない場合、ホストネームが ip アドレスに正しくマッピングされていません。
ip アドレスではなくサーバーのホストネームを url で使っている場合に発生し、初期設定で Wordpress はデフォルトのウェブサイト URL として使用します。
修正するには、/etc/hosts
ファイルを編集するかプロキシサーバーを設定する必要があります。簡単にプロキシサーバーを設定したい場合は Polipo を見てください。複雑な設定が必要な場合は Squid を見てください。
Wordpress のデータベーステーブル (wp_options テーブル) の値を変更する方法もあります。siteurl オプションを変更して "localhost" ではなくドメイン名を直接指定してください。
プラグインがインストールできません: Could not create directory
WordPress サイトは、ローカルファイルへの適切なパーミッションが必要です。ファイル/ディレクトリを作成するためのパーミッションを持っていません。Arch の Apache はユーザー `http` を使用します。
適切なパーミッションを与えるには、以下のコマンドを実行してください。
$ chown -R http:http your-wordpress-directory/wp-content
さらに、php-fpm を使用して nginx をセットアップする場合(バージョン 7.4 以降)、php-fpm の systemd ユニットファイルをオーバーライドする必要があります。php-fpm.service
を編集し、以下の行を追加してください。
override.conf
[Service] ReadWritePaths=/usr/share/webapps/wordpress
プラグインをlocalhostに保存できない
WordPress は、デフォルトではプラグインのダウンロードに FTP サーバのみを使用します。ローカルにもダウンロードするためには、以下の設定を追加してください。
# wordpress_root_location/wp-config.php
define('FS_METHOD', 'direct');
画像の切り出しにエラーが発生しました
Wordpress で画像を変更するには、`php-gd` が必要です。php-gd をインストールし、/etc/php/php.ini
の以下の行をアンコメントして、拡張機能を有効にしてください。
extension=gd
Call to undefined function mysql_connect()
未定義の関数 mysql_connect() の呼び出し
php>=7.0.0 で mysql/mariadb を使用していて、wordpress の設定でデバッグを有効にしている場合、通常このエラーを見ることができます。
この問題は、/etc/php/php.ini
の以下の行をアンコメントすることで解決できます。
extension=mysqli