「Man ページ」の版間の差分
Kusakata.bot (トーク | 投稿記録) (Pkg/AUR テンプレートの更新) |
Kusanaginoturugi (トーク | 投稿記録) (→インストール: ページャに変更) |
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(5人の利用者による、間の23版が非表示) | |||
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{{Lowercase title}} |
{{Lowercase title}} |
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− | [[Category: |
+ | [[Category:コマンドライン]] |
[[ar:Man page]] |
[[ar:Man page]] |
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[[en:Man page]] |
[[en:Man page]] |
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[[es:Man page]] |
[[es:Man page]] |
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+ | [[id:Man page]] |
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[[ko:Man page]] |
[[ko:Man page]] |
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+ | [[pt:Man page]] |
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[[ru:Man page]] |
[[ru:Man page]] |
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[[zh-hans:Man page]] |
[[zh-hans:Man page]] |
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+ | {{Related articles start}} |
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+ | {{Related|コンソールのカラー出力#man}} |
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+ | {{Related articles end}} |
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'''man ページ''' ("マニュアルページ"の略) は Arch Linux を含む、ほとんどの主要な UNIX ライクなオペレーティングシステムで最初からインストールされているドキュメントです。man ページを表示するには {{Ic|man}} コマンドを使います。 |
'''man ページ''' ("マニュアルページ"の略) は Arch Linux を含む、ほとんどの主要な UNIX ライクなオペレーティングシステムで最初からインストールされているドキュメントです。man ページを表示するには {{Ic|man}} コマンドを使います。 |
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− | man ページのカバーする範囲の如何を問わず、man ページは完結型のドキュメントとして作られており、必然的に、関連する話題を述べるときに他の man ページを参照するということが控えられています。このことはハイパーリンクを使用する info ファイルと対 |
+ | man ページのカバーする範囲の如何を問わず、man ページは完結型のドキュメントとして作られており、必然的に、関連する話題を述べるときに他の man ページを参照するということが控えられています。このことはハイパーリンクを使用する info ファイルと対照的であり、GNU は info ファイルで伝統的な man ページ形式を置き換えようとしています。 |
+ | == インストール == |
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− | ''man'' で使用されるデフォルトのページャは [[Core Utilities#less|less]] です。 |
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+ | |||
+ | Arch Linux では、{{Pkg|man-db}} が ''man'' を実装しており、''man'' で使用されるデフォルトのページャは [[Core utilities#Essentials|less]] です。{{Pkg|mandoc}} も使用できます。 |
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+ | |||
+ | {{Pkg|man-pages}} は Linux と POSIX.1 の両方の man pages を提供します。([https://www.kernel.org/doc/man-pages/download.html] を参照)。 |
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+ | |||
+ | 各種プロジェクトにより翻訳された man ページもあります: |
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+ | |||
+ | * {{Pkg|man-pages-cs}} チェコ語 |
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+ | * {{Pkg|man-pages-de}} ドイツ語 |
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+ | * {{Pkg|man-pages-es}} スペイン語 |
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+ | * {{Pkg|man-pages-fr}} フランス語 |
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+ | * {{Pkg|man-pages-it}} イタリア語 |
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+ | * {{AUR|man-pages-ja}} 日本語 |
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+ | * {{Pkg|man-pages-nl}} オランダ語 |
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+ | * {{Pkg|man-pages-pl}} ポーランド語 |
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+ | * {{Pkg|man-pages-pt_br}} ブラジルポルトガル語 |
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+ | * {{Pkg|man-pages-ro}} ルーマニア語 |
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+ | * {{AUR|man-pages-ru}} ロシア語 |
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+ | * {{AUR|man-pages-tr}} トルコ語 |
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+ | * {{Pkg|man-pages-zh_cn}} 中国語簡体字 |
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+ | * {{Pkg|man-pages-zh_tw}} 中国語繁体字 |
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+ | |||
+ | いくつかのアプリケーションを使用して、マニュアルページを表示できます: |
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+ | |||
+ | * {{App|GNOME Help|Help viewer for [[GNOME]]. It can show man pages via {{ic|yelp man:<name>}} or the undocumented {{ic|Ctrl+L}} keybinding from an existing window.|https://wiki.gnome.org/Apps/Yelp|{{Pkg|yelp}}}} |
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+ | * {{App|KHelpCenter|Application to show [[KDE]] Applications' documentation. Man pages are in ''UNIX manual pages'' or by running {{ic|khelpcenter man:<name>}}.|https://userbase.kde.org/KHelpCenter|{{Pkg|khelpcenter}}}} |
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+ | * {{App|[[Wikipedia:Konqueror|Konqueror]]|KDE file manager and web browser. It can show man pages via {{ic|man:<name>}}.|https://konqueror.org/|{{Pkg|konqueror}}}} |
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+ | * {{App|xman|Provides a categorized look at man pages.|https://xorg.freedesktop.org/|{{pkg|xorg-xman}}}} |
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== Man ページの表示 == |
== Man ページの表示 == |
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28行目: | 61行目: | ||
# システム管理コマンド (通常は root 権限を必要とします) とデーモン |
# システム管理コマンド (通常は root 権限を必要とします) とデーモン |
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− | 基本的に Man ページはページの名前で呼ばれ、括弧で囲まれたセクション番号が後ろに付きます。man |
+ | 基本的に Man ページはページの名前で呼ばれ、括弧で囲まれたセクション番号が後ろに付きます。{{man|1|man}} と {{man|7|man}} のように、同じ名前の man ページが存在することも時々あります。この場合は、man を呼び出すときにセクション番号と man ページの名前を指定します。例: |
$ man 5 passwd |
$ man 5 passwd |
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34行目: | 67行目: | ||
上記のコマンドを実行すると {{Ic|passwd}} ユーティリティではなく、{{Ic|/etc/passwd}} についての man ページが表示されます。 |
上記のコマンドを実行すると {{Ic|passwd}} ユーティリティではなく、{{Ic|/etc/passwd}} についての man ページが表示されます。 |
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+ | Or equivalently, the man page followed by the section number, separated by a period: |
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− | {{Ic|whatis}} コマンドを使用することで man ページの一行説明を表示できます。例えば、{{ic|ls}} の man ページセクションの簡単な説明を見るには、次を入力: |
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− | {{hc|$ whatis ls|ls (1p) - list directory contents |
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− | ls (1) - list directory contents}} |
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+ | $ man passwd.5 |
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− | == 形式 == |
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− | 全ての Man ページは標準の書式に従って書かれており、読みやすいようになっています。よく出てくるセクションは以下の通り: |
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− | * NAME - コマンドの名前、コマンドの使用目的について一行の説明。 |
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− | * SYNOPSIS - コマンドが受け付けるオプションや引数のリスト、または関数が使用するパラメータやヘッダーファイル。 |
||
− | * DESCRIPTION - コマンドや関数の目的・動作に関する詳しい説明。 |
||
− | * EXAMPLES - 一般的な例。シンプルなコマンドからやや複雑なコマンドまで様々。 |
||
− | * OPTIONS - コマンドが受け付けるオプションの説明、何が変わるのか。 |
||
− | * EXIT STATUS - 様々な終了コードの意味。 |
||
− | * FILES - コマンドや関数に関連するファイル。 |
||
− | * BUGS - 解決が棚上げされているコマンドや関数の問題。いわゆる既知のバグ。 |
||
− | * SEE ALSO - 関連するコマンドや関数のリスト。 |
||
− | * AUTHOR, HISTORY, COPYRIGHT, LICENSE, WARRANTY - プログラムに関する情報、プログラムの履歴、利用条件、開発者。 |
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== マニュアルの検索 == |
== マニュアルの検索 == |
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75行目: | 95行目: | ||
$ man -K password |
$ man -K password |
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− | == |
+ | == ページ幅 == |
+ | man ページの幅は {{Ic|MANWIDTH}} 環境変数で制御できます。 |
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− | [[コンソールのカラー出力#man]] を見てください。 |
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+ | ターミナルのカラム数が小さすぎる場合 (例: ウィンドウの幅が小さい場合)、間違ったところで改行されることがあります。{{Ic|man}} を実行するときに MANWIDTH を設定することで読みやすくすることが可能です: |
||
− | == ローカルの man ページを読む == |
||
− | 標準のインターフェイスの代わりに、{{Pkg|lynx}} や [[Firefox]] などのブラウザを使って man ページを見ることで info ページの利点 (ハイパーリンク) を得ることができます。 |
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+ | {{Hc|~/.bashrc|<nowiki> |
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− | [[KDE]] ユーザーは次のようにして Konqueror で man ページを読めます: |
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− | + | man() { |
|
+ | local width=$(tput cols) |
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− | 他に、[[公式リポジトリ]]には2つの選択肢があります: |
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+ | [ $width -gt $MANWIDTH ] && width=$MANWIDTH |
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+ | env MANWIDTH=$width \ |
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+ | man "$@" |
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+ | } |
||
+ | </nowiki>}} |
||
+ | == ローカルの man ページを読む == |
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− | 1. {{pkg|xorg-xman}} は [[X]] で man ページをカテゴライズされた形で見ることができます。 |
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+ | 標準のインターフェイスの代わりに、{{Pkg|lynx}} や [[Firefox]] などのブラウザを使って man ページを見ることで info ページの利点 (ハイパーリンク) を得ることができます。代替手段としては、以下のようなものがあります。 |
||
− | 2. [[GNOME]] のヘルプブラウザ {{pkg|yelp}} はさらに小奇麗な方法ですが依存パッケージが複数存在します。 |
||
=== ブラウザで表示できる HTML に変換する === |
=== ブラウザで表示できる HTML に変換する === |
||
− | ==== |
+ | ==== mandoc ==== |
− | + | {{Pkg|mandoc}} パッケージをインストールしてください。例えば {{ic|free(1)}} のページを変換するなら: |
|
$ gunzip -c /usr/share/man/man1/free.1.gz | mandoc -Thtml -Ostyle=style.css 1> free.html |
$ gunzip -c /usr/share/man/man1/free.1.gz | mandoc -Thtml -Ostyle=style.css 1> free.html |
||
119行目: | 143行目: | ||
=== PDF に変換する === |
=== PDF に変換する === |
||
− | man ページは基本的に印刷ができるようになっています。man ページは troff で書かれており、troff はもともと組版言語だからです。ghostscript をインストールしていれば、man ページを PDF に変換するのはとても簡単に行えます: {{ic|<nowiki>man -t <manpage> | ps2pdf - <pdf></nowiki>}}。どんな風になるかは [https://www.google.com/search?q=manpage+pdf+troff&num=100&hl=en&prmd=imvns&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=5BZpUI3oH6rI2AXvx4CoAw&ved=0CAoQ_AUoAQ&biw=1321&bih=1100 google で画像検索] してみればわかります。これは万人向けとは言えないでしょう。 |
+ | man ページは基本的に印刷ができるようになっています。man ページは troff で書かれており、troff はもともと組版言語だからです。{{Pkg|ghostscript}} をインストールしていれば、man ページを PDF に変換するのはとても簡単に行えます: {{ic|<nowiki>man -t <manpage> | ps2pdf - <pdf></nowiki>}}。どんな風になるかは [https://www.google.com/search?q=manpage+pdf+troff&num=100&hl=en&prmd=imvns&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=5BZpUI3oH6rI2AXvx4CoAw&ved=0CAoQ_AUoAQ&biw=1321&bih=1100 google で画像検索] してみればわかります。これは万人向けとは言えないでしょう。 |
{{Note|基本的にフォントは決まったサイズの Times に制限されています。ハイパーリンクは存在しません。man ページによってはターミナルでの表示に特化されていることがあり、PS や PDF のような形だと上手くいかないことがあります。}} |
{{Note|基本的にフォントは決まったサイズの Times に制限されています。ハイパーリンクは存在しません。man ページによってはターミナルでの表示に特化されていることがあり、PS や PDF のような形だと上手くいかないことがあります。}} |
||
+ | == オンラインの Man ページ == |
||
− | 以下の perl スクリプトは man ページを PDF に変換して、PDF を {{ic|$HOME/.manpdf/}} ディレクトリにキャッシュし、PDF ビューア (特に {{Pkg|mupdf}}) を起動します。 |
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+ | man ページのオンラインデータベース: |
||
+ | * [https://jlk.fjfi.cvut.cz/arch/manpages/ Arch Linux の man ページ] ([https://man.kusakata.com 日本語訳]) ArchWiki の[[テンプレート:Man|man ページ]] のリンク先です。 |
||
+ | * [http://man7.org/linux/man-pages/index.html man7.org] - Arch Linux の {{pkg|man-pages}} で使われています。 |
||
+ | * [https://manned.org/ manned.org の様々な Linux ディストリビューションや BSD などのマニュアルページ集] |
||
+ | * [https://linux.die.net/man/ linux.die.net] |
||
+ | * [https://man.cx/ man.cx] |
||
+ | * [https://manpages.debian.org/ Debian GNU/Linux の man ページ] |
||
+ | * [https://manpages.ubuntu.com/ Ubuntu の manpage リポジトリ] |
||
+ | * [https://leaf.dragonflybsd.org/cgi/web-man DragonFlyBSD マニュアルページ] |
||
+ | * [https://www.freebsd.org/cgi/man.cgi FreeBSD の man ページ] |
||
+ | * [http://netbsd.gw.com/cgi-bin/man-cgi NetBSD マニュアルページ] |
||
+ | * [https://www.openbsd.org/cgi-bin/man.cgi OpenBSD マニュアルページ] |
||
+ | * [http://man.cat-v.org/plan_9/ Plan 9 マニュアル — Volume 1] |
||
+ | * [http://man.cat-v.org/inferno/ Inferno マニュアル — Volume 1] |
||
+ | * [https://www.unix.com/man-page/OpenSolaris/1/man/ UNIX と Linux フォーラムの man ページリポジトリ] |
||
+ | {{pkg|man-pages}} は POSIX.1 の man pages を提供していますが([https://www.kernel.org/doc/man-pages/download.html] を参照)、公式のオンラインリファレンスも存在することに注意してください。 |
||
− | {{hc|Usage: manpdf [<section>] <manpage>|<nowiki> |
||
− | #!/usr/bin/perl |
||
− | use File::stat; |
||
+ | * [https://pubs.opengroup.org/onlinepubs/9699919799/ POSIX.1-2017] |
||
− | $pdfdir = $ENV{"HOME"}."/.manpdf"; |
||
− | -d $pdfdir || mkdir $pdfdir || die "can't create $pdfdir"; |
||
− | $manpage = $ARGV[0]; |
||
− | chop($manpath = `man -w $manpage`); |
||
− | die if $?; |
||
+ | There is also a [https://gist.github.com/rixx/6cb5fa38f694009ad0bd50c275bb61f2 comparison table]. |
||
− | $maninfo = stat($manpath) or die; |
||
− | $manpath =~ s@.*/man./(.*)(\.(gz|bz2))?$@$1@; |
||
− | $pdfpath = "$pdfdir/$manpath.pdf"; |
||
− | $pdftime = 0; |
||
− | if (-f $pdfpath) { |
||
− | $pdfinfo = stat($pdfpath) or die; |
||
− | $pdftime = $pdfinfo->mtime; |
||
− | } |
||
− | if (!-f $pdfpath || $maninfo->mtime > $pdftime) { |
||
− | system "man -t $manpage | ps2pdf -dPDFSETTINGS=/screen - $pdfpath"; |
||
− | } |
||
− | die if !-f $pdfpath; |
||
− | if (!fork) { |
||
− | open(STDOUT, "/dev/null"); |
||
− | open(STDERR, "/dev/null"); |
||
− | exec "mupdf", "-r", "96", $pdfpath; |
||
− | #exec "acroread", $pdfpath; |
||
− | } |
||
− | </nowiki>}} |
||
− | |||
− | == オンラインの Man ページ == |
||
− | man ページのオンラインデータベース: |
||
− | *[http://man7.org/linux/man-pages/index.html Man7.org] Arch Linux の {{pkg|man-pages}} |
||
− | *[https://manned.org/pkg/arch ''Arch Linux man pages''] |
||
− | *[http://manpages.debian.net/ ''Debian GNU/Linux man pages''] |
||
− | *[http://leaf.dragonflybsd.org/cgi/web-man ''DragonFlyBSD manual pages''] |
||
− | *[http://www.freebsd.org/cgi/man.cgi ''FreeBSD Hypertext Man Pages''] |
||
− | *[http://www.manpages.spotlynx.com/ ''Linux and Solaris 10 Man Pages''] |
||
− | *[http://linux.die.net/man/ ''Linux man pages at die.net''] |
||
− | *[http://www.kernel.org/doc/man-pages/ The Linux man-pages project at kernel.org] |
||
− | *[http://netbsd.gw.com/cgi-bin/man-cgi ''NetBSD manual pages''] |
||
− | *[http://developer.apple.com/documentation/Darwin/Reference/ManPages/index.html ''Mac OS X Manual Pages''] |
||
− | *[http://unixhelp.ed.ac.uk/alphabetical/index.html ''On-line UNIX manual pages''] |
||
− | *[http://www.openbsd.org/cgi-bin/man.cgi ''OpenBSD manual pages''] |
||
− | *[http://man.cat-v.org/plan_9/ ''Plan 9 Manual — Volume 1''] |
||
− | *[http://man.cat-v.org/inferno/ ''Inferno Manual — Volume 1''] |
||
− | *[http://sfdoccentral.symantec.com/sf/5.0MP3/linux/manpages/index.html ''Storage Foundation Man Pages''] |
||
− | *[http://www.unix.com/man-page/OpenSolaris/1/man/ ''The UNIX and Linux Forums Man Page Repository''] |
||
− | *[http://manpages.ubuntu.com/ ''Ubuntu Manpage Repository''] |
||
{{Warning|ディストリビューションによっては、Arch が使っているのとは異なる man ページを使用していることがあります (パッチを適用していたり単純に古くなっているなど)。オンラインの man ページを使用するときはそのことに注意してください。}} |
{{Warning|ディストリビューションによっては、Arch が使っているのとは異なる man ページを使用していることがあります (パッチを適用していたり単純に古くなっているなど)。オンラインの man ページを使用するときはそのことに注意してください。}} |
||
189行目: | 184行目: | ||
* {{man|7|hier}} |
* {{man|7|hier}} |
||
* {{man|1|systemd}} |
* {{man|1|systemd}} |
||
− | * {{man|1p|locale |
+ | * {{man|1p|locale}}, {{man|5|locale}}, {{man|7|locale}} |
* {{man|3|printf}} |
* {{man|3|printf}} |
||
* {{man|5|proc}} |
* {{man|5|proc}} |
||
199行目: | 194行目: | ||
* {{man|7|utf-8}} |
* {{man|7|utf-8}} |
||
− | 他のページは、カテゴリ 7 ページを見て下さい: |
+ | 他のページは、[http://man7.org/linux/man-pages/dir_section_7.html カテゴリ 7 (miscellaneous) ページ] を見て下さい: |
$ man -s 7 -k ".*" |
$ man -s 7 -k ".*" |
||
Arch Linux 特有のページ: |
Arch Linux 特有のページ: |
||
− | * {{man| |
+ | * {{man|5|alpm-hooks}} |
− | * {{man| |
+ | * {{man|7|archlinux}} |
+ | * {{man|3|libalpm}} |
||
− | * {{man|8|pacman|url=https://www.archlinux.org/pacman/pacman.8.html}} |
||
+ | * {{man|8|makepkg}} |
||
− | * {{man|8|pacman-key|url=https://www.archlinux.org/pacman/pacman-key.8.html}} |
||
− | * {{man|5| |
+ | * {{man|5|makepkg.conf}} |
+ | * {{man|1|makepkg-template}} |
||
+ | * {{man|8|mkinitcpio}} |
||
+ | * {{man|8|pacman}} |
||
+ | * {{man|5|pacman.conf}} |
||
+ | * {{man|8|pacman-conf}} |
||
+ | * {{man|8|pacman-key}} |
||
== 参照 == |
== 参照 == |
||
− | * [[一般的な推奨事項]] - Arch の一般的な推奨事項 |
||
* [https://wiki.gentoo.org/wiki/Man_page man page - Gentoo Wiki] - Gentoo wiki の記事 |
* [https://wiki.gentoo.org/wiki/Man_page man page - Gentoo Wiki] - Gentoo wiki の記事 |
||
− | * [http://unix.stackexchange.com/a/147 Setting colors for less] and [http://unix.stackexchange.com/a/6357 solving related problems] (threads on StackExchange) |
||
* [https://linuxtidbits.wordpress.com/2013/08/21/wtfm-write-the-fine-manual-with-pod2man-text-converter/ Write The Fine Manual with pod2man] |
* [https://linuxtidbits.wordpress.com/2013/08/21/wtfm-write-the-fine-manual-with-pod2man-text-converter/ Write The Fine Manual with pod2man] |
||
+ | * [https://manpages.bsd.lv/history.html History of UNIX Manpages] |
2023年2月1日 (水) 11:51時点における最新版
関連記事
man ページ ("マニュアルページ"の略) は Arch Linux を含む、ほとんどの主要な UNIX ライクなオペレーティングシステムで最初からインストールされているドキュメントです。man ページを表示するには man
コマンドを使います。
man ページのカバーする範囲の如何を問わず、man ページは完結型のドキュメントとして作られており、必然的に、関連する話題を述べるときに他の man ページを参照するということが控えられています。このことはハイパーリンクを使用する info ファイルと対照的であり、GNU は info ファイルで伝統的な man ページ形式を置き換えようとしています。
目次
インストール
Arch Linux では、man-db が man を実装しており、man で使用されるデフォルトのページャは less です。mandoc も使用できます。
man-pages は Linux と POSIX.1 の両方の man pages を提供します。([1] を参照)。
各種プロジェクトにより翻訳された man ページもあります:
- man-pages-cs チェコ語
- man-pages-de ドイツ語
- man-pages-es スペイン語
- man-pages-fr フランス語
- man-pages-it イタリア語
- man-pages-jaAUR 日本語
- man-pages-nl オランダ語
- man-pages-pl ポーランド語
- man-pages-pt_br ブラジルポルトガル語
- man-pages-ro ルーマニア語
- man-pages-ruAUR ロシア語
- man-pages-trAUR トルコ語
- man-pages-zh_cn 中国語簡体字
- man-pages-zh_tw 中国語繁体字
いくつかのアプリケーションを使用して、マニュアルページを表示できます:
- GNOME Help — Help viewer for GNOME. It can show man pages via
yelp man:<name>
or the undocumentedCtrl+L
keybinding from an existing window.
- KHelpCenter — Application to show KDE Applications' documentation. Man pages are in UNIX manual pages or by running
khelpcenter man:<name>
.
- Konqueror — KDE file manager and web browser. It can show man pages via
man:<name>
.
- xman — Provides a categorized look at man pages.
Man ページの表示
man ページを読むには、次を入力してください:
$ man page_name
マニュアルは複数のセクションに分類されています:
- 一般的なコマンド
- システムコール (カーネルによって提供されている関数)
- ライブラリコール (C ライブラリの関数)
- 特殊ファイル (通常は
/dev
以下に存在します) とドライバー - ファイルのフォーマットと規則
- ゲーム
- その他 (約束事など)
- システム管理コマンド (通常は root 権限を必要とします) とデーモン
基本的に Man ページはページの名前で呼ばれ、括弧で囲まれたセクション番号が後ろに付きます。man(1) と man(7) のように、同じ名前の man ページが存在することも時々あります。この場合は、man を呼び出すときにセクション番号と man ページの名前を指定します。例:
$ man 5 passwd
上記のコマンドを実行すると passwd
ユーティリティではなく、/etc/passwd
についての man ページが表示されます。
Or equivalently, the man page followed by the section number, separated by a period:
$ man passwd.5
マニュアルの検索
man
ユーティリティを使えば man ページを表示することはできますが、そもそも読みたいマニュアルページの名前を知らない場合に問題が起こります。幸いに、-k
または --apropos
オプションを使うことで、キーワードを指定してマニュアルページの説明文を検索することができます。
検索機能は専用のキャッシュを使っています。デフォルトでは、キャッシュが作成されていないために、何を検索しても該当するページは見つからないという結果になってしまいます。次を実行することでキャッシュを生成または更新することが可能です:
# mandb
新しい man ページをインストールしたら上のコマンドを実行するようにしてください。
キャッシュを作成したら検索をすることができます。例えば、"password" に関する man ページを検索するには:
$ man -k password
または:
$ man --apropos password
上記のコマンドは以下のように apropos
コマンドを実行するのと同じです:
$ apropos password
デフォルトでは、指定したキーワードは正規表現として解釈されます。
ページ全体でキーワードが検索されるように細かく検索して欲しい場合、-K
オプションを使います:
$ man -K password
ページ幅
man ページの幅は MANWIDTH
環境変数で制御できます。
ターミナルのカラム数が小さすぎる場合 (例: ウィンドウの幅が小さい場合)、間違ったところで改行されることがあります。man
を実行するときに MANWIDTH を設定することで読みやすくすることが可能です:
~/.bashrc
man() { local width=$(tput cols) [ $width -gt $MANWIDTH ] && width=$MANWIDTH env MANWIDTH=$width \ man "$@" }
ローカルの man ページを読む
標準のインターフェイスの代わりに、lynx や Firefox などのブラウザを使って man ページを見ることで info ページの利点 (ハイパーリンク) を得ることができます。代替手段としては、以下のようなものがあります。
ブラウザで表示できる HTML に変換する
mandoc
mandoc パッケージをインストールしてください。例えば free(1)
のページを変換するなら:
$ gunzip -c /usr/share/man/man1/free.1.gz | mandoc -Thtml -Ostyle=style.css 1> free.html
free.html
ファイルをお好きなブラウザで開いて下さい。
man2html
まず、公式リポジトリから man2html をインストールします。
そして、man ページを変換:
$ man free | man2html -compress -cgiurl man$section/$title.$section$subsection.html > ~/man/free.html
他の使い方として印刷しやすいように man2html
でプレーンテキストにすることもできます:
$ man free | man2html -bare > ~/free.txt
man -H
Arch のリポジトリに入っている man の GNU 実装には HTML で表示する機能が付いています:
$ man -H free
使用されるブラウザは BROWSER
環境変数によって決まります。-H
オプションにバイナリを渡すことで上書きできます。
roffit
AUR から roffitAUR をインストールしてください。
man ページを変換するには:
$ gunzip -c /usr/share/man/man1/free.1.gz | roffit > free.html
PDF に変換する
man ページは基本的に印刷ができるようになっています。man ページは troff で書かれており、troff はもともと組版言語だからです。ghostscript をインストールしていれば、man ページを PDF に変換するのはとても簡単に行えます: man -t <manpage> | ps2pdf - <pdf>
。どんな風になるかは google で画像検索 してみればわかります。これは万人向けとは言えないでしょう。
オンラインの Man ページ
man ページのオンラインデータベース:
- Arch Linux の man ページ (日本語訳) ArchWiki のman ページ のリンク先です。
- man7.org - Arch Linux の man-pages で使われています。
- manned.org の様々な Linux ディストリビューションや BSD などのマニュアルページ集
- linux.die.net
- man.cx
- Debian GNU/Linux の man ページ
- Ubuntu の manpage リポジトリ
- DragonFlyBSD マニュアルページ
- FreeBSD の man ページ
- NetBSD マニュアルページ
- OpenBSD マニュアルページ
- Plan 9 マニュアル — Volume 1
- Inferno マニュアル — Volume 1
- UNIX と Linux フォーラムの man ページリポジトリ
man-pages は POSIX.1 の man pages を提供していますが([2] を参照)、公式のオンラインリファレンスも存在することに注意してください。
There is also a comparison table.
特筆すべき man ページ
以下は読む価値があるページの部分的なリストであり、様々なことを深く理解するのに役立ちます。リファレンスとして役立つページもあります (ascii テーブルなど)。
- ascii(7)
- boot(7)
- charsets(7)
- chmod(1)
- credentials(7)
- fstab(5)
- hier(7)
- systemd(1)
- locale(1p), locale(5), locale(7)
- printf(3)
- proc(5)
- regex(7)
- signal(7)
- term(5), term(7)
- termcap(5)
- terminfo(5)
- utf-8(7)
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Arch Linux 特有のページ:
- alpm-hooks(5)
- archlinux(7)
- libalpm(3)
- makepkg(8)
- makepkg.conf(5)
- makepkg-template(1)
- mkinitcpio(8)
- pacman(8)
- pacman.conf(5)
- pacman-conf(8)
- pacman-key(8)
参照
- man page - Gentoo Wiki - Gentoo wiki の記事
- Write The Fine Manual with pod2man
- History of UNIX Manpages