「Docker」の版間の差分
4行目: | 4行目: | ||
{{Related articles start}} |
{{Related articles start}} |
||
{{Related|systemd-nspawn}} |
{{Related|systemd-nspawn}} |
||
− | {{ |
+ | {{Related|Linux Containers}} |
{{Related4|Lxc-systemd}} |
{{Related4|Lxc-systemd}} |
||
{{Related|Vagrant}} |
{{Related|Vagrant}} |
||
17行目: | 17行目: | ||
# docker info |
# docker info |
||
− | docker を通常ユーザーで実行できるようにしたい場合は、ユーザーを docker グループに追加してログインし直して |
+ | docker を通常ユーザーで実行できるようにしたい場合は、ユーザーを docker グループに追加してからログインし直してください: |
# gpasswd -a ''user'' docker |
# gpasswd -a ''user'' docker |
||
− | セッションが新しいグループを使うようにするには: |
+ | または、セッションが新しいグループを使うようにするには: |
− | + | $ newgrp docker |
|
== 設定 == |
== 設定 == |
||
44行目: | 44行目: | ||
バージョン 0.9.0 から Docker は LXC に依存しないでコンテナを起動できる ''libcontainer'' という新しい方法を提供しています。 |
バージョン 0.9.0 から Docker は LXC に依存しないでコンテナを起動できる ''libcontainer'' という新しい方法を提供しています。 |
||
− | + | lxc exec ドライバーや -lxc-conf オプションは将来的には削除される可能性があります [https://github.com/docker/docker/pull/5797]。 |
|
今後、デフォルトで Docker 0.9.0+ で管理されるコンテナで {{ic|lxc-attach}} を使用する必要がなくなります。Docker デーモンを実行するには引数として {{ic|-e lxc}} が必要です。 |
今後、デフォルトで Docker 0.9.0+ で管理されるコンテナで {{ic|lxc-attach}} を使用する必要がなくなります。Docker デーモンを実行するには引数として {{ic|-e lxc}} が必要です。 |
||
76行目: | 76行目: | ||
=== Debian イメージ === |
=== Debian イメージ === |
||
− | + | [[AUR]] の {{AUR|debootstrap}} で Debian イメージを作成: |
|
# mkdir wheezy-chroot |
# mkdir wheezy-chroot |
||
85行目: | 85行目: | ||
== トラブルシューティング == |
== トラブルシューティング == |
||
+ | |||
+ | === Docker info でエラーが出力される === |
||
{{ic|docker info}} を実行すると以下のようなエラーが表示される場合: |
{{ic|docker info}} を実行すると以下のようなエラーが表示される場合: |
||
90行目: | 92行目: | ||
FATA[0000] Get http:///var/run/docker.sock/v1.17/info: read unix /var/run/docker.sock: connection reset by peer. Are you trying to connect to a TLS-enabled daemon without TLS? |
FATA[0000] Get http:///var/run/docker.sock/v1.17/info: read unix /var/run/docker.sock: connection reset by peer. Are you trying to connect to a TLS-enabled daemon without TLS? |
||
− | おそらく bridge モジュールがロードされていません。{{ic|lsmod | grep bridge}} を実行することで確認できます。ロードされていない場合は、{{ic|modprobe}} を実行してロードするか、再起動してみてください (カーネルをアップグレードしたときに、bridge が最新のカーネル用にビルドされていた場合、再起動が必要になります)。 |
+ | おそらく {{ic|bridge}} モジュールがロードされていません。{{ic|lsmod | grep bridge}} を実行することで確認できます。ロードされていない場合は、{{ic|modprobe}} を実行してロードするか、再起動してみてください (カーネルをアップグレードしたときに、bridge が最新のカーネル用にビルドされていた場合、再起動が必要になります)。 |
詳しくは [https://github.com/docker/docker/issues/6853 GitHub の issue] を見てください。 |
詳しくは [https://github.com/docker/docker/issues/6853 GitHub の issue] を見てください。 |
2015年4月28日 (火) 22:04時点における版
Docker は軽量コンテナとしてあらゆるアプリケーションを詰めて運んで実行できるユーティリティです。
目次
インストール
公式リポジトリにある docker パッケージをインストールして docker.service
を有効化してください。i686 アーキテクチャの場合、docker-gitAUR をインストールしてください。動作検証するために、次を実行:
# docker info
docker を通常ユーザーで実行できるようにしたい場合は、ユーザーを docker グループに追加してからログインし直してください:
# gpasswd -a user docker
または、セッションが新しいグループを使うようにするには:
$ newgrp docker
設定
/etc/systemd/system/docker.service
を以下のように編集してください、http_proxy
はプロキシサーバーに -g <path>
は docker のホームに置き換えて下さい。デフォルトのパスは /var/cache/docker
です。
[Service] Environment="http_proxy=192.168.1.1:3128" ExecStart= ExecStart=/usr/bin/docker -d -g /var/yourDockerDir
docker デーモンはデフォルトで Unix ソケットを使います。特定のポートで待機させるには、/etc/systemd/system/docker.socket
を編集して、ListenStream
を使用したいポートに置き換えてください:
[Socket] ListenStream=0.0.0.0:2375
Docker 0.9.0 -- 1.2.x と LXC
バージョン 0.9.0 から Docker は LXC に依存しないでコンテナを起動できる libcontainer という新しい方法を提供しています。
lxc exec ドライバーや -lxc-conf オプションは将来的には削除される可能性があります [1]。
今後、デフォルトで Docker 0.9.0+ で管理されるコンテナで lxc-attach
を使用する必要がなくなります。Docker デーモンを実行するには引数として -e lxc
が必要です。
/etc/systemd/system/docker.service.d/
下に lxc.conf
という名前のファイルを以下の内容で作成することができます:
[Service] ExecStart= ExecStart=/usr/bin/docker -d -e lxc
Skype
Skype#Docker を参照してください。
i686 イメージの作成
i686 アーキテクチャでは、次のコマンドを使って取得した x86_64 のイメージを使用することはできません:
# docker pull base/archlinux
ArchLinux イメージ
代わりに、docker base/archlinux registry をチェックして mkimage-arch.sh
リンクをクリックして mkimage-arch.sh
と mkimage-arch-pacman.conf
を同一のフォルダにダウンロードしてください。そして、スクリプトに実行可能属性を付与して実行してください:
$ chmod +x mkimage-arch.sh $ cp /etc/pacman.conf ./mkimage-arch-pacman.conf # or get a pacman.conf from somewhere else $ LC_ALL=C ./mkimage-arch.sh # LC_ALL=C because the script parses the console output # docker run -t -i --rm archlinux /bin/bash # try it
ネットワーク接続や CPU が遅い場合は、ビルドのタイムアウト時間を伸ばすことができます:
$ sed -i 's/timeout 60/timeout 120/' mkimage-arch.sh
Debian イメージ
AUR の debootstrapAUR で Debian イメージを作成:
# mkdir wheezy-chroot # debootstrap wheezy ./wheezy-chroot http://http.debian.net/debian/ # cd wheezy-chroot # tar cpf - . | docker import - debian # docker run -t -i --rm debian /bin/bash
トラブルシューティング
Docker info でエラーが出力される
docker info
を実行すると以下のようなエラーが表示される場合:
FATA[0000] Get http:///var/run/docker.sock/v1.17/info: read unix /var/run/docker.sock: connection reset by peer. Are you trying to connect to a TLS-enabled daemon without TLS?
おそらく bridge
モジュールがロードされていません。lsmod
を実行することで確認できます。ロードされていない場合は、modprobe
を実行してロードするか、再起動してみてください (カーネルをアップグレードしたときに、bridge が最新のカーネル用にビルドされていた場合、再起動が必要になります)。
詳しくは GitHub の issue を見てください。