「HDR モニターのサポート」の版間の差分
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*System76 have announced their new [[Rust]] based Cosmic Desktop will have a brand new [[Wayland#Compositors|Wayland compositor]] (based on [https://github.com/Smithay/smithay Smithay]) which will include support for HDR as well as fractional scaling and HiDPI, see https://blog.system76.com/post/november-at-system76-products-promos--cosmic-de. |
*System76 have announced their new [[Rust]] based Cosmic Desktop will have a brand new [[Wayland#Compositors|Wayland compositor]] (based on [https://github.com/Smithay/smithay Smithay]) which will include support for HDR as well as fractional scaling and HiDPI, see https://blog.system76.com/post/november-at-system76-products-promos--cosmic-de. |
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− | == HDR |
+ | == HDR ゲームサポート == |
− | + | 現在、Wayland でも X11 でも HDR を完全にサポートする API を提供していないため、ゲームもそれらで正確な HDR コンテンツを表示することはできません。Valve のスチームコンポジタ gamescope では、実験的な HDR サポートを提供しています。Valve のスチームクライアントが HDR 対応の gamescope を通じて動作する様子を試してみるためには、以下の手順 [https://www.reddit.com/r/linux_gaming/comments/10m2gyx/guide_alpha_test_hdr_on_linux/] を参照してください: |
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+ | # HDR 対応ディスプレイを使用します。 |
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− | # use a HDR capable display |
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+ | # AMD の GPU を使用します。現在、HDR は [[AMDGPU]] でのみサポートされています。 |
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− | # use an AMD GPU. HDR is currently only supported on [[AMDGPU]]. |
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+ | # [[DXVK]] バージョン 2.1 以降を使用します。 |
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+ | # [https://github.com/HansKristian-Work/vkd3d-proton/releases VKD3D-Proton] バージョン 2.8 以降を使用します。 |
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+ | # proton experimental または proton GE バージョン 44 以上を使用します。どちらも十分な DXVK と VKD3D のバージョンがパッケージに含まれています。 |
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+ | # {{aur|gamescope-git}} をインストールします。 |
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+ | # [https://www.reddit.com/r/linux_gaming/comments/10m2gyx/guide_alpha_test_hdr_on_linux/] で説明されているように、{{aur|gamescope-session-git}} のパッチ適用バージョンを使用します。このパッチは、設定ファイル {{ic|/usr/share/gamescope-session/gamescope-session-script}} を変更して、gamescope と dxvk が HDR を有効にするための指示を含めるようにします。DXVK に対しては [[環境変数]] {{ic|<nowiki>DXVK_HDR=1</nowiki>}} を設定し、gamescope に対しては引数 {{ic|--hdr-enabled}} を渡します。設定ファイルの変更を手動で適用したい場合は、[https://github.com/PikaOS-Linux/pkgs-baseos/blob/main/gamescope-session/gamescope-session/debian/patches/0001-update-to-work-on-nobara-with-hdr.patch こちらのパッチ] のすべての変更を複製します。 |
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+ | # あなたのスチームライブラリを開き、ツールでフィルタリングし、'''steam linux runtime soldier''' を右クリックしてプロパティを開き、BETAS をクリックし、"client_beta" を選択します。 |
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+ | # [https://gitlab.freedesktop.org/JoshuaAshton/linux-hdr/-/tree/josh-hdr-colorimetry/ Josh Ashton Kernel Patches] を含む Linux カーネルを使用します。詳細については [[カーネル/コンパイル/伝統的な方法]]を参照してください。 |
+ | これで全ての設定が完了しました。新しい tty を開くために Ctrl+Alt+F2 を押し、ログインして {{bc|$ gamescope-session}} を実行します。これにより、HDR での [https://github.com/ChimeraOS/gamescope-session スタンドアロンなスチームセッション] が開始されます。ネットワーキングが機能しない場合は、[[NetworkManager]] をインストールして有効にすることで修正できます。 |
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− | Now you are all set up. Go into a new tty by pressing Ctrl+Alt+F2, log in and run {{bc|$ gamescope-session}} |
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− | to start the [https://github.com/ChimeraOS/gamescope-session standalone steam session] in HDR. If networking doesnt work you can fix it by installing and enabling [[NetworkManager]]. |
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− | {{TranslationStatus|HDR monitor support|2023/05/ |
+ | {{TranslationStatus|HDR monitor support|2023/05/10|776031}} |
2023年5月10日 (水) 13:23時点における版
このページは、Linux における HDR モニターサポートの現状を紹介するガイドとなります。どのような課題があるのかをより理解するために、この記事の動画 [1] をご覧ください。
HDR ビデオのサポート
Linux での HDR サポートは、作業中ではありますが、ディスプレイサーバーにはまだ実装されていません。
- X.org (および Xorg クライアント): ディスプレイに HDR メタデータを渡すためのサポートはありません。https://gitlab.freedesktop.org/xorg/xserver/-/issues/1037#note_521100 を参照してください。
- Wayland (および Wayland クライアント): HDR メタデータをディスプレイに渡すためのサポートはありません。https://gitlab.freedesktop.org/wayland/weston/-/issues/467 と https://gitlab.freedesktop.org/wayland/wayland-protocols/-/merge_requests/14 を参照してください。
- DRM クライアントは HDR メタデータを直接渡すことができますが、これは通常のユーザースペースクライアントからは利用できず、専用のソフトウェアのみが利用可能です。https://gitlab.freedesktop.org/mesa/drm/-/blob/main/include/drm/drm_mode.h#L809
- System76 have announced their new Rust based Cosmic Desktop will have a brand new Wayland compositor (based on Smithay) which will include support for HDR as well as fractional scaling and HiDPI, see https://blog.system76.com/post/november-at-system76-products-promos--cosmic-de.
HDR ゲームサポート
現在、Wayland でも X11 でも HDR を完全にサポートする API を提供していないため、ゲームもそれらで正確な HDR コンテンツを表示することはできません。Valve のスチームコンポジタ gamescope では、実験的な HDR サポートを提供しています。Valve のスチームクライアントが HDR 対応の gamescope を通じて動作する様子を試してみるためには、以下の手順 [2] を参照してください:
- HDR 対応ディスプレイを使用します。
- AMD の GPU を使用します。現在、HDR は AMDGPU でのみサポートされています。
- DXVK バージョン 2.1 以降を使用します。
- VKD3D-Proton バージョン 2.8 以降を使用します。
- proton experimental または proton GE バージョン 44 以上を使用します。どちらも十分な DXVK と VKD3D のバージョンがパッケージに含まれています。
- gamescope-gitAUR をインストールします。
- [3] で説明されているように、gamescope-session-gitAUR のパッチ適用バージョンを使用します。このパッチは、設定ファイル
/usr/share/gamescope-session/gamescope-session-script
を変更して、gamescope と dxvk が HDR を有効にするための指示を含めるようにします。DXVK に対しては 環境変数DXVK_HDR=1
を設定し、gamescope に対しては引数--hdr-enabled
を渡します。設定ファイルの変更を手動で適用したい場合は、こちらのパッチ のすべての変更を複製します。 - あなたのスチームライブラリを開き、ツールでフィルタリングし、steam linux runtime soldier を右クリックしてプロパティを開き、BETAS をクリックし、"client_beta" を選択します。
- Josh Ashton Kernel Patches を含む Linux カーネルを使用します。詳細については カーネル/コンパイル/伝統的な方法を参照してください。
これで全ての設定が完了しました。新しい tty を開くために Ctrl+Alt+F2 を押し、ログインして
$ gamescope-session
を実行します。これにより、HDR での スタンドアロンなスチームセッション が開始されます。ネットワーキングが機能しない場合は、NetworkManager をインストールして有効にすることで修正できます。