「Termite」の版間の差分
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+ | [https://www.github.com/thestinger/termite Termite] はタイル型[[ウィンドウマネージャ]]での使用を想定して作られたミニマルな[[:Category:ターミナルエミュレータ|ターミナルエミュレータ]]です。''モーダル''アプリケーションであり、[[Vim]] と同じように、キーバインディングの機能が異なる挿入モードとコマンドモードがあります。Termite は [https://developer.gnome.org/vte/unstable/ VTE] ライブラリを使っています。 |
設定ファイルでカラーやキーバインディングを変更することができます。Termite は透過や256色やトゥルーカラー (1677万色) のパレットをサポートします。ルックアンドフィールは [[urxvt]] と似ています。 |
設定ファイルでカラーやキーバインディングを変更することができます。Termite は透過や256色やトゥルーカラー (1677万色) のパレットをサポートします。ルックアンドフィールは [[urxvt]] と似ています。 |
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== インストール == |
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− | + | {{Pkg|termite}} パッケージをインストールしてください。開発版を使いたいときは {{AUR|termite-git}} をインストールしてください。 |
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== 使用方法 == |
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− | Termite |
+ | Termite はデフォルトで挿入モードで起動します。マウスやコマンドモードのキーを使ってテキストを選択することが可能です。挿入モードでは、{{ic|Ctrl-Shift-c}} を使って選択したテキストを[[クリップボード]]にコピーして、{{ic|Ctrl-Shift-v}} でペーストします。{{ic|Ctrl-tab}} はスクロールバックの補完を開始し、{{ic|Ctrl-Shift-up}} / {{ic|Ctrl-Shift-down}} は画面を上下にスクロールします。 |
− | {{ic|Ctrl-Shift-space}} |
+ | {{ic|Ctrl-Shift-space}} でコマンドモードに入ります。ほとんどのコマンドは [[Vim]] にあやかっています。例えば、ビジュアルモードは {{ic|v}}、ビジュアルラインモードは {{ic|Shift-v}}、ビジュアルブロックモードは {{ic|Ctrl-v}}、選択したテキストのコピー ("yank") は {{ic|y}}、検索は {{ic|/}} と {{ic|?}}、移動は {{ic|w}} と {{ic|b}} と {{ic|^}} と {{ic|$}}、挿入モードに戻るには {{ic|Escape}} となっています。 |
== 設定 == |
== 設定 == |
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− | Termite |
+ | Termite の設定ファイルは {{ic|$XDG_CONFIG_HOME/termite/config}}, {{ic|~/.config/termite/config}}, {{ic|$XDG_CONFIG_DIRS/termite/config}}, {{ic|/etc/xdg/termite.cfg}} です。設定ファイルを使うことでフォントや色、ウィンドウヒントなどのオプションを変更できます。設定ファイルは ''ini'' フォーマットになっており、3つのセクションが存在します: ''options'', ''colors'', ''hints''。 |
=== フォント === |
=== フォント === |
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− | + | フォントは ''options'' セクションの下に {{ic|1=font=<font_name> <font_size>}} という形式で指定します。{{ic|<font_name>}} の指定は [[フォント設定|fontconfig]] に従います。[[X Logical Font Description|Xft]] ではありません。{{ic|fc-list}} を使うことで利用できるフォントを確認できます ([[フォント設定#フォントパス]]を参照)。 |
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{{hc|~/.config/termite/config|2= |
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== 透過 == |
== 透過 == |
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− | As of version 9, Termite supports true transparency via color definitions that specify an alpha channel value [https://github.com/thestinger/termite/issues/191]. This requires a compositor to be running, such as [[Compton]] or |
+ | As of version 9, Termite supports true transparency via color definitions that specify an alpha channel value [https://github.com/thestinger/termite/issues/191]. This requires a compositor to be running, such as [[Compton]] or [[Xcompmgr]]. Most compositors do not require special configuration for Termite to use transparency. |
{{hc|~/.config/termite/config|2= |
{{hc|~/.config/termite/config|2= |
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=== ls の出力をカラー化 === |
=== ls の出力をカラー化 === |
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+ | {{ic|ls}} の出力をカラーにするには LS_COLORS [[環境変数]]を使う必要があります。{{ic|dircolors}} ファイルで設定することが可能です。ファイルを生成するには: |
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− | For colored {{ic|ls}} output it is necessary to use a custom LS_COLORS [[environment variable]], which can be set with a {{ic|dircolors}} file. Generate one with: |
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$ dircolors -p > ~/.dircolors |
$ dircolors -p > ~/.dircolors |
2015年8月9日 (日) 02:51時点における版
Termite はタイル型ウィンドウマネージャでの使用を想定して作られたミニマルなターミナルエミュレータです。モーダルアプリケーションであり、Vim と同じように、キーバインディングの機能が異なる挿入モードとコマンドモードがあります。Termite は VTE ライブラリを使っています。
設定ファイルでカラーやキーバインディングを変更することができます。Termite は透過や256色やトゥルーカラー (1677万色) のパレットをサポートします。ルックアンドフィールは urxvt と似ています。
インストール
termite パッケージをインストールしてください。開発版を使いたいときは termite-gitAUR をインストールしてください。
使用方法
Termite はデフォルトで挿入モードで起動します。マウスやコマンドモードのキーを使ってテキストを選択することが可能です。挿入モードでは、Ctrl-Shift-c
を使って選択したテキストをクリップボードにコピーして、Ctrl-Shift-v
でペーストします。Ctrl-tab
はスクロールバックの補完を開始し、Ctrl-Shift-up
/ Ctrl-Shift-down
は画面を上下にスクロールします。
Ctrl-Shift-space
でコマンドモードに入ります。ほとんどのコマンドは Vim にあやかっています。例えば、ビジュアルモードは v
、ビジュアルラインモードは Shift-v
、ビジュアルブロックモードは Ctrl-v
、選択したテキストのコピー ("yank") は y
、検索は /
と ?
、移動は w
と b
と ^
と $
、挿入モードに戻るには Escape
となっています。
設定
Termite の設定ファイルは $XDG_CONFIG_HOME/termite/config
, ~/.config/termite/config
, $XDG_CONFIG_DIRS/termite/config
, /etc/xdg/termite.cfg
です。設定ファイルを使うことでフォントや色、ウィンドウヒントなどのオプションを変更できます。設定ファイルは ini フォーマットになっており、3つのセクションが存在します: options, colors, hints。
フォント
フォントは options セクションの下に font=<font_name> <font_size>
という形式で指定します。<font_name>
の指定は fontconfig に従います。Xft ではありません。fc-list
を使うことで利用できるフォントを確認できます (フォント設定#フォントパスを参照)。
~/.config/termite/config
[options] font = Monospace 9 font = Terminus (TTF) 8 font = Droid Sans Mono 8
カラー
Colors consist of either a 24-bit hex value (e.g. #4a32b1
), or an rgba vector (e.g. rgba(16, 32, 64, 0.5)
). Valid properties for colors are foreground
, foreground_bold
, foreground_dim
, background
, cursor
, and colorN
(where N is an integer from zero through 254; used to assign a 24-bit color value to terminal colorN).
~/.config/termite/config
[colors] foreground = #dcdccc background = #3f3f3f
透過
As of version 9, Termite supports true transparency via color definitions that specify an alpha channel value [1]. This requires a compositor to be running, such as Compton or Xcompmgr. Most compositors do not require special configuration for Termite to use transparency.
~/.config/termite/config
[colors] background = rgba(63, 63, 63, 0.8)
トラブルシューティング
ls の出力をカラー化
ls
の出力をカラーにするには LS_COLORS 環境変数を使う必要があります。dircolors
ファイルで設定することが可能です。ファイルを生成するには:
$ dircolors -p > ~/.dircolors
Then edit ~/.dircolors
file, and append
TERM xterm-termite
to the end of the list of terminals, and save the file.
For Bash in ~/.bashrc
and Zsh in ~/.zshrc
, add:
eval $(dircolors ~/.dircolors)
and restart the terminal. For fish, add
eval (dircolors -c ~/.dircolors | sed 's/>&\/dev\/null$//')
to ~/.config/fish/config.fish
and relogin or reload the config via:
. ~/.config/fish/config.fish
Ctrl-T が動作しない
Ctrl-T should open a new tab, but it sometimes fails with certain shells. If the termite window outputs no directory uri set
when this happens, the solution is to add
. /etc/profile.d/vte.sh
to your ~/.zshrc
.
See this stackexchange question for more details.