「Grommunio」の版間の差分
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+ | [https://grommunio.com Grommunio] は、デジタルコミュニケーションとコラボレーションソフトウェアスイートです。さまざまなコンポーネントのセットから構築されます。 |
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− | + | このガイドは、動作するセットアップを得るために異なるコンポーネントの基本的なインストールと設定について説明します。 |
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− | + | いくつかのギャップを埋めようとするため、最初の開始が非常に困難になり、どのコンポーネントが他のコンポーネントと連携して動作しているかを説明します。 |
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− | それは、初期スタートをかなり難しくしたいくつかのギャップを埋めようとし、どのコンポーネントが他のものと一緒に動作しているかを説明します。 |
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== インストール == |
== インストール == |
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この章では、必要なパッケージの基本的なインストールをガイドします。何を達成したいか、そしてどのようにそこに到達するかについての大まかな概要を提供します。 |
この章では、必要なパッケージの基本的なインストールをガイドします。何を達成したいか、そしてどのようにそこに到達するかについての大まかな概要を提供します。 |
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=== 概要 === |
=== 概要 === |
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− | 単一ノードサーバーを持ちたいと想定しています。そのサーバーが必要なすべてのコンポーネントをホストします。 |
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+ | 必要なすべてのコンポーネントをホストする単一ノードサーバーが必要であると想定します。 |
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これには、サーバーに mta のセットアップがあり、設定されていること (例: [postfix])、そしてさらに動作する mysql データベースがあること (例: [mariadb]) を想定しています。 |
これには、サーバーに mta のセットアップがあり、設定されていること (例: [postfix])、そしてさらに動作する mysql データベースがあること (例: [mariadb]) を想定しています。 |
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− | オプションで、ディレクトリサーバー ([OpenLDAP|openldap] または [samba|ActiveDirectory]) が利用可能であるべきです。このガイドに従うためには必要ありませんが、 |
+ | オプションで、ディレクトリサーバー ([OpenLDAP|openldap] または [samba|ActiveDirectory]) が利用可能であるべきです。このガイドに従うためには必要ありませんが、全体像を把握するには強くお勧めします。 |
=== パッケージ === |
=== パッケージ === |
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− | == |
+ | == 設定 == |
+ | この章では、全てを起動して実行するための初期設定をガイドします。 |
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− | This chapter will guide through the initial configuration to get everything up and running.<br> |
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− | <br> |
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+ | [https://docs.grommunio.com/admin/manual_core.html 公式ガイド]を読んだり、それに沿って進めることが強く推奨されます。これは、これから行う全てのタスクの基盤となります。 |
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− | It is highly recommended to read / follow the [https://docs.grommunio.com/admin/manual_core.html official guide] along which is the basis for all the tasks that are following. |
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+ | |||
+ | === 一般的な情報 === |
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+ | 複数のシステムユーザーアカウントが作成され、使用されます。これらは、必要な権限をそのニーズに応じて分離します。 |
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+ | このガイドの中でより詳細に説明されますが、今のところ以下の説明で大まかな概要を理解できるでしょう。 |
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− | === General information === |
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− | There will be multiple system user accounts created and used that will separate the needed permissions regarding their needs.<br> |
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− | <br> |
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− | This will be described in more detail during this guide, but for now the following explanation should give a rough overview. |
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{| class="wikitable" |
{| class="wikitable" |
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|+ Users / Groups |
|+ Users / Groups |
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+ | アクセスを最小限に制限するため、単一のサービスによってさらに多くのユーザー/グループが使用されます。さらに、一部のユーザー(nginx によって使用される http など)は、必要なリソース(例: php-fpm ソケット)にアクセスできるように、いくつかのグループに追加されます。 |
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− | There are more users / groups used by single services to separate and limit the access to the minimum needed ones. Further some users (like http used by nginx) will be added to some groups to be able to access the needed resources (ae. php-fpm sockets). |
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− | === |
+ | === データベース === |
+ | 最初のステップは、grommunio 用のデータベースとユーザーを作成し、設定ファイルを調整することです。そのために、あなたのデータベースに接続し、セットアップのためのデータベースとユーザーを作成します。以下の例では、バックエンドとして mariadb を使用しています。 |
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− | The first step is to create a database and a user for grommunio and adjust the configuration file. Therefore connect to your database and create a db and user for your setup. The following example is using mariadb as backend. |
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$ mariadb -u root -p |
$ mariadb -u root -p |
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$ quit; |
$ quit; |
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+ | ユーザーを作成した後、gromox パッケージから mysql_adaptor.cfg ファイルを編集し、その値を私たちのデータベースのものに変更します。 |
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− | After creating the user, we'll edit the file mysql_adaptor.cfg from the gromox package and change the values to our db ones. |
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$ vim /etc/gromox/mysql_adaptor.cfg |
$ vim /etc/gromox/mysql_adaptor.cfg |
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93行目: | 97行目: | ||
schema_upgrade=host:your.mailserver.dom |
schema_upgrade=host:your.mailserver.dom |
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+ | schema_upgrade は単一ノードセットアップには必要ありません。データベーススキーマを更新するマスターを持ち、どのノードが責任を持つかをノードに伝えるためにのみ必要です。 |
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− | The schema_upgrade is not required for a single node setup. It is only needed to have one master updating database schema and tell the nodes which one is in charge. |
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+ | |||
+ | 次のステップは、gromox-dbop コマンドを発行して初期テーブルを作成することです: |
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− | The next step is to create the initial tables by issuing the gromox-dbop command: |
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$ gromox-dbop -C |
$ gromox-dbop -C |
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dbop: Creating admin_roles |
dbop: Creating admin_roles |
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dbop: Creating altnames |
dbop: Creating altnames |
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− | === |
+ | === イベント / タイマー === |
− | gromox-event |
+ | gromox-event は、gromox-imap/gromox-midb 間のインタープロセスチャンネル用の通知デーモンです。設定ファイルは '/etc/gromox/timer.cfg' で、私のセットアップに適応された状態パスだけを含みます: |
+ | |||
timer_state_path=/var/lib/grommunio/gromox/timer.txt |
timer_state_path=/var/lib/grommunio/gromox/timer.txt |
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− | gromox-timer |
+ | gromox-timer は、遅延配信用の at(1)/atd(8)-like デーモンです。このサービスには明示的な設定が提供されていません。 |
+ | タイマーサービスはポート 6666 でリッスンし、イベントサービスはポート 33333 でリッスンします。 |
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− | The timer service listens on port 6666 and the event service on port 33333. |
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+ | すべての可能な設定ディレクティブについては、それらの man ページを参照してください:イベント および タイマー |
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− | For all possible configuration directives you can refer to their man pages: [https://docs.grommunio.com/man/event.8gx.html event] and [https://docs.grommunio.com/man/timer.8gx.html timer] |
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+ | |||
+ | これで、これらのサービスを有効にして起動します: |
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− | Now we enable and start these services: |
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$ systemctl enable --now gromox-event |
$ systemctl enable --now gromox-event |
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$ systemctl enable --now gromox-timer |
$ systemctl enable --now gromox-timer |
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+ | |||
+ | {{TranslationStatus|Grommunio|2024-04-05|805326}} |
2024年4月5日 (金) 20:15時点における最新版
Grommunio は、デジタルコミュニケーションとコラボレーションソフトウェアスイートです。さまざまなコンポーネントのセットから構築されます。
このガイドは、動作するセットアップを得るために異なるコンポーネントの基本的なインストールと設定について説明します。
いくつかのギャップを埋めようとするため、最初の開始が非常に困難になり、どのコンポーネントが他のコンポーネントと連携して動作しているかを説明します。
インストール
この章では、必要なパッケージの基本的なインストールをガイドします。何を達成したいか、そしてどのようにそこに到達するかについての大まかな概要を提供します。
概要
必要なすべてのコンポーネントをホストする単一ノードサーバーが必要であると想定します。
これには、サーバーに mta のセットアップがあり、設定されていること (例: [postfix])、そしてさらに動作する mysql データベースがあること (例: [mariadb]) を想定しています。
オプションで、ディレクトリサーバー ([OpenLDAP|openldap] または [samba|ActiveDirectory]) が利用可能であるべきです。このガイドに従うためには必要ありませんが、全体像を把握するには強くお勧めします。
パッケージ
これは、インストールが必要な grommunio パッケージのリストです:
Package | Description |
---|---|
vmimeAUR[リンク切れ: package not found] | C++ library for working with RFC-822 and MIME messages |
vmime-libonlyAUR[リンク切れ: package not found] | C++ library for working with RFC-822 and MIME messages. This one just containes the so files and can be used to install parallel with other ones (ae. Kopano libvmime) to help with migration and / or simultaneous installations |
libexmdbppAUR[リンク切れ: package not found] | C++ implementation of the exmdb wire protocol |
grommunio-mapi-headersAUR[リンク切れ: package not found] | PHP mapi headers used in various applications |
gromoxAUR[リンク切れ: package not found] | Central groupware server component |
grommunio-syncAUR[リンク切れ: package not found] | ActiveSync synchronisation service |
grommunio-webAUR[リンク切れ: package not found] | Web application for users |
grommunio-admin-apiAUR[リンク切れ: package not found] | Central administration API component |
grommunio-admin-webAUR[リンク切れ: package not found] | Web application for administrators |
grommunio-configsAUR[リンク切れ: package not found] | Basic set of configuration files for nginx |
grommunio-admin-configsAUR[リンク切れ: package not found] | Basic set of configuration files for nginx (admin part) |
grommunio-indexAUR[リンク切れ: package not found] | Indexing service for the web application |
設定
この章では、全てを起動して実行するための初期設定をガイドします。
公式ガイドを読んだり、それに沿って進めることが強く推奨されます。これは、これから行う全てのタスクの基盤となります。
一般的な情報
複数のシステムユーザーアカウントが作成され、使用されます。これらは、必要な権限をそのニーズに応じて分離します。
このガイドの中でより詳細に説明されますが、今のところ以下の説明で大まかな概要を理解できるでしょう。
Name | Type | Description |
---|---|---|
grommunio | User | Administration API user |
gromox | User | Service user for the core services |
gromoxcf | Group | Group that can read core config files |
gromoxss | Group | Group that can access shared resources (in this case zcore socket) |
アクセスを最小限に制限するため、単一のサービスによってさらに多くのユーザー/グループが使用されます。さらに、一部のユーザー(nginx によって使用される http など)は、必要なリソース(例: php-fpm ソケット)にアクセスできるように、いくつかのグループに追加されます。
データベース
最初のステップは、grommunio 用のデータベースとユーザーを作成し、設定ファイルを調整することです。そのために、あなたのデータベースに接続し、セットアップのためのデータベースとユーザーを作成します。以下の例では、バックエンドとして mariadb を使用しています。
$ mariadb -u root -p $ CREATE DATABASE `grommuniodb`; $ GRANT ALL ON `grommuniodb`.* TO 'grommunio'@'localhost' IDENTIFIED BY 'super-secrect-password'; $ FLUSH PRIVILEGES; $ quit;
ユーザーを作成した後、gromox パッケージから mysql_adaptor.cfg ファイルを編集し、その値を私たちのデータベースのものに変更します。
$ vim /etc/gromox/mysql_adaptor.cfg
mysql_username=grommunio mysql_password=super-secret-password mysql_dbname=grommuniodb schema_upgrade=host:your.mailserver.dom
schema_upgrade は単一ノードセットアップには必要ありません。データベーススキーマを更新するマスターを持ち、どのノードが責任を持つかをノードに伝えるためにのみ必要です。
次のステップは、gromox-dbop コマンドを発行して初期テーブルを作成することです:
$ gromox-dbop -C dbop: Creating admin_roles dbop: Creating associations dbop: Creating configs dbop: Creating domains dbop: Creating forwards dbop: Creating groups dbop: Creating options dbop: Creating orgs dbop: Creating specifieds dbop: Creating users dbop: Creating aliases dbop: Creating mlists dbop: Creating user_properties dbop: Creating admin_role_permission_relation dbop: Creating admin_user_role_relation dbop: Creating classes dbop: Creating fetchmail dbop: Creating secondary_store_hints dbop: Creating user_devices dbop: Creating user_device_history dbop: Creating task_queue dbop: Creating servers dbop: Creating orgparam dbop: Creating altnames
イベント / タイマー
gromox-event は、gromox-imap/gromox-midb 間のインタープロセスチャンネル用の通知デーモンです。設定ファイルは '/etc/gromox/timer.cfg' で、私のセットアップに適応された状態パスだけを含みます:
timer_state_path=/var/lib/grommunio/gromox/timer.txt
gromox-timer は、遅延配信用の at(1)/atd(8)-like デーモンです。このサービスには明示的な設定が提供されていません。
タイマーサービスはポート 6666 でリッスンし、イベントサービスはポート 33333 でリッスンします。
すべての可能な設定ディレクティブについては、それらの man ページを参照してください:イベント および タイマー
これで、これらのサービスを有効にして起動します:
$ systemctl enable --now gromox-event $ systemctl enable --now gromox-timer