「Android テザリング」の版間の差分
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DHCP=ipv4 |
DHCP=ipv4 |
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− | ==AziLink を使って USB テザリング== |
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− | この方法はどんな古いバージョンの Android でも使うことができ、スマートフォンの root 化や改造を必要としません (Android 2.2 以降でも使えますが、あまり意味はありません)。ブラウザに変更をすることはありません。それどころか、全てのネットワークトラフィックはあらゆる PC アプリケーションにおいて透過的に処理されます (ICMP の ping は除く)。多少、スマートフォンの CPU を酷使することになります (パワフルな Acer Liquid でも 500 kBytes/sec のデータ通信をするには CPU を 50% 以上使うことになります)。 |
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− | ===必要なツール=== |
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− | Arch では、{{pkg|openvpn}} パッケージを[[インストール]]する必要があります。''adb'' ツールが含まれている {{pkg|android-tools}} パッケージとデバイスを認識させるのに必要な設定を行う {{ic|/usr/lib/udev/rules.d/51-android.rules}} ファイルが含まれている {{pkg|android-udev}} パッケージもインストールしてください。スマートフォン側では、[http://lfx.org/azilink/azilink.apk azilink.apk] アプリケーションが必要になります ([https://github.com/aziwoqpd/azilink azilink のホームページ])。コンピュータの OpenVPN と通信するための Java ベースの NAT です。 |
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− | ====Arch Linux で携帯電話の接続を設定==== |
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− | root で adb を実行しなくてもよいように、USB デバイスを扱う権限をユーザーに付与します。設定を行うために、スマートフォンから USB デバッグを有効にして (Settings -> Applications -> Development -> USB debugging)、USB ケーブルでスマートフォンと PC を接続し、{{ic|lsusb}} コマンドを実行してください。デバイスが記載されているはずです。Acer Liquid の場合の出力例: |
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− | Bus 001 Device 006: ID '''0502''':3202 Acer, Inc. |
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− | それから、以下のファイルを作成してください (''ciri'' はあなたの Linux ユーザーの名前に、'''0502''' はあなたのスマートフォンのベンダー ID に置き換えてください): |
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− | {{hc|/etc/udev/rules.d/51-android.rules|<nowiki> |
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− | SUBSYSTEM=="usb", ATTR(idVendor)=="0502", MODE="0666" OWNER="ciri" |
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− | </nowiki>}} |
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− | 変更を適用するために root で {{ic|udevadm control --reload}} コマンドを実行します (もしくはコンピュータを再起動してください)。変更が適用されたことを確認するために、{{ic|adb devices}} を実行して 'unauthorized' ではなく 'device' と表示されることを確認してください。また、Linux PC から Android SDK の {{ic|adb shell}} コマンドを実行すると、携帯電話の方に unix プロンプトが表示されるはずです。 |
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− | ===手順=== |
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− | 携帯電話で AziLink アプリケーションを実行して下部の "About" を選択すると手順が表示されます。大筋は以下の通りです: |
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− | # 携帯電話の USB デバッグを有効にしてください (Settings -> Applications -> Development -> USB debugging)。 |
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− | # 携帯電話を USB ケーブルで PC に接続してください。 |
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− | # AziLink を実行して上部の '''Service active''' オプションにチェックを入れてください。 |
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− | # Linux PC で以下のコマンドを実行: |
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− | : {{bc|$ adb forward tcp:41927 tcp:41927}} |
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− | : {{bc|# openvpn azilink.ovpn}} |
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− | 設定ファイルの例 [https://raw.githubusercontent.com/aziwoqpd/azilink/master/azilink.ovpn]: |
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− | {{hc|azilink.ovpn|<nowiki> |
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− | dev tun |
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− | remote 127.0.0.1 41927 tcp-client |
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− | ifconfig 192.168.56.2 192.168.56.1 |
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− | route 0.0.0.0 128.0.0.0 |
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− | route 128.0.0.0 128.0.0.0 |
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− | socket-flags TCP_NODELAY |
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− | keepalive 10 30 |
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− | dhcp-option DNS 192.168.56.1 |
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− | </nowiki>}} |
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− | [[resolv.conf]] の中身を以下のように手動で更新する必要があります: |
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− | {{hc|/etc/resolv.conf| |
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− | nameserver 192.168.56.1 |
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− | }} |
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− | NetworkManager を使っている場合、OpenVPN を実行する前に停止させる必要があります。 |
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==EasyTether を使って USB テザリング== |
==EasyTether を使って USB テザリング== |
2024年5月10日 (金) 19:29時点における版
テザリングとはスマートフォンのネットワーク接続を使って PC からインターネットにアクセスする手法です。Android 2.2 (Froyo) から USB テザリングと Wi-Fi アクセスポイントテザリングがネイティブでサポートされています。
目次
Wi-Fi アクセスポイント
Android 2.2 "Froyo" から (3G/4G モバイルネットワークに接続して) Android スマートフォンを Wi-Fi アクセスポイントとして使うことができるようになっています。
以下の設定で有効にすることができます:
- Settings > Wireless & networks > Internet tethering > Wi-Fi access point
- Settings > More... > Tethering & mobile hotspot > Mobile Wi-Fi hotspot
USB テザリング
Froyo (Android 2.2) 以降ではネイティブで USB テザリングが可能です。
- USB ケーブルを使ってスマートフォンをコンピュータに接続します (USB 接続モード -- Phone Portal, メモリカードまたは充電のみ -- は重要ではありませんが、テザリング中に USB モードを変更することはできないので注意してください)
- スマートフォンからテザリングオプションを有効にします。以下の設定で有効にできます:
- Settings --> Wireless & Networks --> Internet tethering (最近のバージョンでは
Tethering & portable hotspot
) - Settings -> More... -> Tethering & mobile hotspot -> USB tethering
- Settings --> Wireless & Networks --> Internet tethering (最近のバージョンでは
- ネットワーク設定 に従って設定します。
- モバイルデータ通信を使用して、かつ次の課金期間に入ったばかりの場合は、課金後にスマートフォンの再起動が必要になることがあります。
systemd-networkd と udev を使う
systemd-networkd を使うことで接続した携帯をゲートウェイとして自動的に使うようにネットワークを設定できます。
/etc/udev/rules.d/90-android-tethering.rules
# Execute pairing program when appropriate ACTION=="add|remove", SUBSYSTEM=="net", ATTR{idVendor}=="18d1" ENV{ID_USB_DRIVER}=="rndis_host", SYMLINK+="android", RUN+="/usr/bin/systemctl restart systemd-networkd.service"
idVendor
の値はあなたの使用している携帯に合わせて変更してください。udevadm を使うことで確認できます:
$ udevadm info /sys/class/net/enp0s26u1u2
そして適当な systemd-networkd ファイルを作成:
/etc/systemd/network/50-enp0s26u1u2.network
[Match] Name=enp0s26u1u2 [Network] DHCP=ipv4
EasyTether を使って USB テザリング
Linux の easytether クライアントソフトウェアを入手してください。以下のように設定・実行してください:
# pacman -U easytether-0.8.5-2-x86_64.pkg.tar.xz # easytether-usb # dhcpcd tap-easytether
接続するスマートフォンには Android アプリの EasyTether をインストールしてください。
Bluetooth でテザリング
Android (4.0 以降。前のバージョンでも出来ることあり) はアクセスポイントモードの Bluetooth パーソナルエリアネットワーク (PAN) に対応しています。
NetworkManager がこのアクションを実行できネットワークの初期化を処理します。詳しくはドキュメントを見て下さい。
もしくは: Bluetooth の記事の記述に従って、ペアリングをしてコンピュータと Android デバイスを接続できるようにしてから、次を実行 (デバイスのアドレス (AA_BB_CC_DD_EE_FF
) は置き換えて下さい):
$ dbus-send --system --type=method_call --dest=org.bluez /org/bluez/hci0/dev_AA_BB_CC_DD_EE_FF org.bluez.Network1.Connect string:'nap'
これでネットワークインターフェース bnep0
が作成されます。最後に、このインターフェースでネットワーク接続を設定してください。Android はデフォルトで DHCP を提供します。
SOCKS プロクシを使ってテザリング
このテザリング方法はスマートフォンから PC へのポートフォワーディングによって行います。ブラウジングだけに使うことができます。Firefox の場合、about:config
で network.proxy.socks_remote_dns
を true
に設定してください。
必要なツール
- android-tools と android-udev パッケージ
- スマートフォンから PC に接続するための USB 接続ケーブル
- Tetherbot または Proxoid のどちらか
手順
Tetherbot
[1] の Using the Socks Proxy の指示に従って下さい。
Proxoid
[2] で説明されている手順に従って下さい。