「Dell Chromebook 11」の版間の差分

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Dell Chromebook 11 (そして最近の chromebook) には"レガシーブート"モードが存在し Linux や他のオペレーティングシステムを簡単に起動することができます。このレガシーブートモードは coreboot の [http://www.coreboot.org/SeaBIOS SeaBIOS] ペイロードによって提供されています。SeaBIOS がディスクの MBR に起動する伝統的な BIOS のように振る舞い、そこから Syslinux や GRUB などの標準のブートローダーを起動します。
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Dell Chromebook 11 (そして最近の chromebook) には"レガシーブート"モードが存在し Linux や他のオペレーティングシステムを簡単に起動することができます。このレガシーブートモードは coreboot の [https://www.coreboot.org/SeaBIOS SeaBIOS] ペイロードによって提供されています。SeaBIOS がディスクの MBR に起動する伝統的な BIOS のように振る舞い、そこから Syslinux や GRUB などの標準のブートローダーを起動します。
   
 
このマシンで Arch Linux を動作させる手順は [[Acer C720 Chromebook]] と似ており、細部に多少の違いがあります。
 
このマシンで Arch Linux を動作させる手順は [[Acer C720 Chromebook]] と似ており、細部に多少の違いがあります。
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=== 書き込み保護ネジの場所 ===
 
=== 書き込み保護ネジの場所 ===
   
[http://www.chromium.org/chromium-os/developer-information-for-chrome-os-devices/dell-chromebook-11 Chromium プロジェクトの Dell Chromebook 11 のページ] を見て下さい。
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[https://www.chromium.org/chromium-os/developer-information-for-chrome-os-devices/dell-chromebook-11 Chromium プロジェクトの Dell Chromebook 11 のページ] を見て下さい。
   
 
=== ノートパソコンのカバーの取り外し ===
 
=== ノートパソコンのカバーの取り外し ===
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=== 標準のファームウェアでバックライトの調整ができない ===
 
=== 標準のファームウェアでバックライトの調整ができない ===
   
標準の Coreboot ファームウェアを使っている場合、バックライトの調整が出来ないことがあります。C720 のビデオ PCI の ID を使用するカスタムファームウェアなら問題なくバックライトが使えるようになります ([https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?pid=1489911#p1489911])。
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標準の Coreboot ファームウェアを使っている場合、バックライトの調整ができないことがあります。C720 のビデオ PCI の ID を使用するカスタムファームウェアなら問題なくバックライトが使えるようになります ([https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?pid=1489911#p1489911])。
   
 
Linux の上流ではパッチはマージされておりカーネル 4.0 に含まれています。一時的な解決法としては [https://gist.github.com/dhead666/6a6ae3c5e328cb15e503 このパッチ] を適用したカーネルをコンパイルしてください。
 
Linux の上流ではパッチはマージされておりカーネル 4.0 に含まれています。一時的な解決法としては [https://gist.github.com/dhead666/6a6ae3c5e328cb15e503 このパッチ] を適用したカーネルをコンパイルしてください。

2024年7月10日 (水) 20:27時点における最新版

関連記事

Dell Chromebook 11 (そして最近の chromebook) には"レガシーブート"モードが存在し Linux や他のオペレーティングシステムを簡単に起動することができます。このレガシーブートモードは coreboot の SeaBIOS ペイロードによって提供されています。SeaBIOS がディスクの MBR に起動する伝統的な BIOS のように振る舞い、そこから Syslinux や GRUB などの標準のブートローダーを起動します。

このマシンで Arch Linux を動作させる手順は Acer C720 Chromebook と似ており、細部に多少の違いがあります。

インストール

まず Chrome OS のデベロッパーモードからレガシーブート / SeaBIOS を有効にします。それから通常の x86 BIOS システムと同じように Linux をインストールします。

デベロッパーモードの有効化

Chrome OS デバイス#デベロッパーモードの有効化を見て下さい。

SeaBIOS にパッチをあてる

警告: ファームウェアの RW 部分が駄目になってしまう可能性があります。そのときは、ChromeOS リカバリスティックを使ってリセットしてください。

Dell の Chromebook に載っているバージョンの SeaBIOS は上手く動作しないため、動作するようにパッチをあてる必要があります。

  • Ctrl+Alt+T で crosh window を開いて下さい。
  • shell コマンドで bash シェルを開いて下さい。
  • sudo bash でスーパーユーザーになってください。
  • [1] からパッチがあてられた seabios.cbfs をダウンロードして、Downloads に保存します。
  • 以下のコマンドを使って SeaBIOS にパッチをあてます:
# cd ~/Downloads
# flashrom -r image.rom
# dd if=seabios.cbfs of=image.rom seek=2 bs=2M conv=notrunc
# flashrom -w image.rom -i RW_LEGACY

SeaBIOS の有効化

Chrome OS デバイスのページの SeaBIOS の有効化に従って下さい。

Arch Linux のインストール

Chrome OS デバイスのページのインストールガイドに従って下さい。

インストール後の設定

全 Chromebook で共通のインストール後の設定 (ホットキー、power キーの処理) については Chrome OS デバイスページのインストール後の設定を見て下さい。

タッチパッドの設定

  • Xorg のタッチパッドの設定ファイルを編集する

以下のように Xorg にタッチパッドの設定を追加することでユーザビリティが向上します (タッチパッドの精度が上がります):

/etc/X11/xorg.conf.d/50-cros-touchpad.conf
Section "InputClass" 
    Identifier      "touchpad wolf cyapa" 
    MatchIsTouchpad "on" 
    MatchDevicePath "/dev/input/event*" 
    MatchProduct    "cyapa" 
    Option          "FingerLow" "5" 
    Option          "FingerHigh" "10" 
EndSection

タッチパッドの右下の領域を使う"右クリック"を止めたい場合は、/etc/X11/xorg.conf.d/50-synaptics.conf の以下のセクションをコメントアウトしてください (この設定をしても右クリックは2本指のクリックで可能です):

/etc/X11/xorg.conf.d/50-synaptics.conf
#Section "InputClass"
#        Identifier "Default clickpad buttons"
#        MatchDriver "synaptics"
#        Option "SoftButtonAreas" "50% 0 82% 0 0 0 0 0"
#       To disable the bottom edge area so the buttons only work as buttons,
#       not for movement, set the AreaBottomEdge
#       Option "AreaBottomEdge" "82%"
#EndSection

ハードウェア

書き込み保護ネジの場所

Chromium プロジェクトの Dell Chromebook 11 のページ を見て下さい。

ノートパソコンのカバーの取り外し

この動画 で Dell Chromebook 11 のバックカバーの取り外し方が説明されています。

既知の問題

X11 でタッチパッドの右クリックが使えない

タッチパッドの右クリックが使えない場合、または左マウスクリックが登録できない場合、xf86-input-mtrackAUR ドライバーを代わりに使ってみて下さい。

バッテリーが切れたときに Linux が起動できなくなる

揮発性メモリに保存されている 'dev_boot_legacy' フラグが原因です。電源が落ちるとフラグの設定が解除されます。デフォルトで SeaBIOS を起動するように設定することで解決します。

標準のファームウェアでバックライトの調整ができない

標準の Coreboot ファームウェアを使っている場合、バックライトの調整ができないことがあります。C720 のビデオ PCI の ID を使用するカスタムファームウェアなら問題なくバックライトが使えるようになります ([2])。

Linux の上流ではパッチはマージされておりカーネル 4.0 に含まれています。一時的な解決法としては このパッチ を適用したカーネルをコンパイルしてください。