「OpenVPN/チェックリストガイド」の版間の差分

提供: ArchWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(リンクの修正)
 
1行目: 1行目:
[[Category:Virtual Private Network]]
+
[[Category:仮想プライベートネットワーク]]
 
[[en:OpenVPN/Checklist_guide]]
 
[[en:OpenVPN/Checklist_guide]]
 
この記事では、OpenVPN に必要なインストール手順をまとめています。チュートリアルについては、[[OpenVPN]] を参照してください。
 
この記事では、OpenVPN に必要なインストール手順をまとめています。チュートリアルについては、[[OpenVPN]] を参照してください。

2024年8月14日 (水) 23:08時点における最新版

この記事では、OpenVPN に必要なインストール手順をまとめています。チュートリアルについては、OpenVPN を参照してください。

インストール

openvpneasy-rsa パッケージをインストールします。

データの準備

# easyrsa clean-all

証明書の生成

  • CA 作成のためのシードを作成します
# dd if=/dev/urandom of=pki/.rnd bs=256 count=1
  • 「証明機関 (certificate authority)」のキーを作成します
# easyrsa build-ca nopass
  • サーバー用の証明書と秘密キーを作成します
# easyrsa build-server-full <server-name> nopass
  • サーバー用の Diffie-Hellman pem ファイルを作成します。
# easyrsa gen-dh
  • 各クライアント用の証明書を作成します。
# easyrsa build-client-full <client-name> nopass

すべての証明書は pki ディレクトリに格納されます。間違えた場合は、easyrsa clean-all を実行して最初からやり直すことができます。

各クライアントには ca.crt とそのクライアント固有の crt と key ファイルをコピーします。

サーバーの設定

以下の内容で /etc/openvpn/server/myvpnserver.conf を作成します:

/etc/openvpn/server/myvpnserver.conf
port <port>
proto tcp
dev tun0

ca /etc/openvpn/easy-rsa/pki/ca.crt
cert /etc/openvpn/easy-rsa/pki/issued/<server-name>.crt
key /etc/openvpn/easy-rsa/pki/private/<server-name>.key
dh /etc/openvpn/easy-rsa/pki/<your pem file>

server <desired base ip> 255.255.255.0
ifconfig-pool-persist ipp.txt
keepalive 10 120
comp-lzo
user nobody
group nobody
persist-key
persist-tun
status /var/log/openvpn-status.log
verb 3

log-append /var/log/openvpn
status /tmp/vpn.status 10
  • サービスを開始します。起動時に開始する場合は、デーモンを有効化します。この例では、openvpn-server@myvpnserver.service となります。

詳しくはデーモンをお読みください。

クライアントの設定

各クライアント用に以下のような .conf ファイルを作成します:

/etc/openvpn/client/a-client-conf-file.conf
client
remote <server> <port>
dev tun0
proto tcp
resolv-retry infinite
nobind
persist-key
persist-tun
verb 2
ca ca.crt
cert <client crt file with full path>
key <client key file with full path>
comp-lzo
# openvpn a-client-conf-file.conf &

で接続を開始する。

オプションで、起動時のデーモン自動起動を有効にします。(この例では、openvpn-client@a-client-conf-file.service)。

詳しくはデーモンをお読みください。