「Sftpman」の版間の差分
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2024年8月16日 (金) 18:38時点における版
sftpman (SSHFS ヘルパー) を使うことで SSH でアクセスできるリモート環境をローカルフォルダにマウントすることができます。
sftpman にはコマンドラインツール (sftpman) と GTK フロントエンド (sftpman-gtk, スクリーンショット を参照)、別々のパッケージになっています。
sftpman を使用するにはまずリモートファイルシステムを設定 (定義) してからマウント・アンマウントを行います (ワンクリックあるいはシングルコマンドで簡単に行なえます)。
要件
sftpman や GTK フロントエンドの sftpman-gtk を使用するには、先に SSHFS のセットアップが必要です。
インストール
AUR の sftpmanAUR と sftpman-gtkAUR パッケージでインストールできます。
sftpman は基本ライブラリとコマンドラインアプリケーションの sftpman が含まれています。
sftpman-gtk には sftpman の GTK フロントエンドである sftpman-gtk アプリケーションが含まれています。
ファイルシステムの定義
sftpman で管理するファイルシステムにはシステムを管理したりマウントパスで使用するときのためのユニークな名前あるいは ID が必要です。my-machine という ID のシステムはローカルの /mnt/sshfs/my-machine というフォルダにマウントされます。
マウント時のリモートファイルシステムの認証はパスワードあるいは SSH 鍵で行います。
コマンドラインツールを使ってパスワードによる認証を使用する新しいリモートファイルシステムを定義するには:
# sftpman setup --id "my-machine" --host "HOSTNAME_OR_IP" --user "USERNAME" \ --mount_point "/REMOTE_PATH" --auth_method=password
あるいは SSH 鍵を使って認証したい場合 (推奨):
# sftpman setup --id "my-machine" --host "HOSTNAME_OR_IP" --user "USERNAME" \ --mount_point "/REMOTE_PATH" --auth_method=publickey --ssh_key "PATH_TO_PRIVATE_KEY"
上記は sftpman で新しいファイルシステムを定義してマウントするのに必要な最小限の設定です。環境によっては、オプションをさらに追加する必要があります (例えばデフォルトでは 22 の --port など)。利用可能なオプションのリストを確認するには:
# sftpman help
GTK フロントエンドを使うことでさらに簡単に新しいファイルシステムを定義できます。
マウントとアンマウント
ファイルシステムを定義したら、ID を使ってマウントすることができます。
ファイルシステムを /mnt/sshfs/my-machine にマウントするには:
# sftpman mount my-machine
アンマウントするには:
# sftpman unmount my-machine
定義したファイルシステムの削除
sftpman のリストから定義済みのファイルシステムを削除するには:
# sftpman rm machine-id
トラブルシューティング
sftpman は環境について基本的なチェックを実行することができます:
# sftpman preflight_check
(パスワードによる認証やパスワード保護された ssh 鍵を使用しているのに) マウント時に GUI アプリケーションからパスワードが要求されない場合、ssh の askpass ツールをインストールする必要があります。
鍵を使って認証する場合、sshfs を使う前に手動で SSH できるか試してみてください。SSH 鍵の一般的な問題は SSH 鍵#トラブルシューティングを見てください。