「Logrotate」の版間の差分
Kusanaginoturugi (トーク | 投稿記録) (→logrotate の状態を確認: === Skipping log because parent directory has insecure permission === を追加) |
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Logrotate は {{Pkg|logrotate}} パッケージでインストールできます。 |
Logrotate は {{Pkg|logrotate}} パッケージでインストールできます。 |
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− | + | デフォルトでは、logrotate は [[systemd/タイマー|systemd タイマー]]によって毎日動作します: {{ic|logrotate.timer}}。 |
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− | 日次でlogrotateの実行を有効にするには次のコマンドを利用します。 |
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− | |||
− | {{bc| |
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− | # systemctl enable logrotate.timer |
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− | }} |
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− | {{bc| |
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− | # systemctl start logrotate.timer |
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− | {{hc| |
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− | # systemctl status logrotate.timer |
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− | ● logrotate.timer - Daily rotation of log files |
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− | Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/logrotate.timer; enabled; vendor preset: disabled) |
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− | Active: active (waiting) since Sun 2020-06-08 xx:xx:xx JST; 5s ago |
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− | Trigger: Mon 2020-06-08 00:00:00 JST; 56min left |
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− | Triggers: ● logrotate.service |
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− | Docs: man:logrotate(8) |
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− | man:logrotate.conf(5) |
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− | }} |
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− | {{hc| |
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− | # systemctl list-timers |
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− | | |
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− | NEXT LEFT LAST PASSED UNIT ACTIVATE |
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− | Mon 2020-06-08 00:00:00 JST 12h left n/a n/a logrotate.timer logrotate.service |
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− | }} |
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==設定== |
==設定== |
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− | logrotate の |
+ | デフォルトのパラメータを設定する logrotate の主な設定ファイルは {{ic|/etc/logrotate.conf}} です。追加のアプリケーション固有の設定ファイルは、{{ic|/etc/logrotate.d}} ディレクトリに含まれています。アプリケーション固有に設定された値は、プライマリ設定ファイルの同じパラメータをオーバーライドします。設定例と使用可能なディレクティブのリファレンスについては、{{man|5|logrotate.conf}} を参照してください。 |
+ | |||
+ | logrotate が正しく機能するかどうかを確認するには、デバッグモードで実行します。このモードでは、デバッグ出力の生成以外は何も行われません: |
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+ | $ logrotate --debug /etc/logrotate.conf |
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− | logrotate が正しく動作するか確認するには、以下のコマンドを実行してください。デバッグ出力が生成されます: |
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− | {{bc|# logrotate --debug /etc/logrotate.conf}} |
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− | logrotate スクリプトをテストするには (例えば {{ic|/etc/logrotate.d}} ディレクトリの nginx スクリプト)、以下のように実行してみてください: |
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− | {{bc|# logrotate -f -v /etc/logrotate.d/nginx}} |
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=== ログの圧縮 === |
=== ログの圧縮 === |
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− | {{ic|zstd}}のようなコマンドを使 |
+ | Logrotate は、{{ic|zstd}} のようなカスタム コマンドを使用してログを圧縮できます。 |
{{hc|/etc/logrotate.conf| |
{{hc|/etc/logrotate.conf| |
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}} |
}} |
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− | 詳細は |
+ | 詳細については、{{man|5|logrotate.conf}} および {{man|1|zstd}} を参照してください。 |
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+ | == 使用方法 == |
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+ | logrotate は通常、[[systemd]] サービスを介して実行されます。: {{ic|logrotate.service}} |
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+ | logrotate を手動で実行するには: |
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+ | logrotate /etc/logrotate.conf |
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+ | |||
+ | 単一のログファイルをローテートするには: |
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+ | logrotate /etc/logrotate.d/mylog |
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+ | 設定ファイルの実行をシミュレーションするには(''dry run''): |
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+ | logrotate --debug /etc/logrotate.d/mylog |
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+ | |||
+ | 条件が満されていない場合でも強制的にローテートするには、次のコマンドを実行します: |
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+ | logrotate -vf /etc/logrotate.d/mylog |
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+ | |||
+ | 詳細については、{{man|8|logrotate}} を参照してください。 |
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==トラブルシューティング== |
==トラブルシューティング== |
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"/var/log/httpd/access_log" 2016-3-20-5:0:0 |
"/var/log/httpd/access_log" 2016-3-20-5:0:0 |
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}} |
}} |
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+ | === 親ディレクトリに安全でない権限があるためログをスキップする === |
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− | === Skipping log because parent directory has insecure permission === |
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+ | どのユーザーとどのグループが {{ic|/etc/logrotate.d/job}} を実行する必要があるかを構成で設定します。 |
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− | Set in the config which user and which group has to job {{ic|/etc/logrotate.d/job}} to be run with: |
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{{bc| |
{{bc| |
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* [https://man.archlinux.org/man/logrotate.8 logrotate(8) Manual page] |
* [https://man.archlinux.org/man/logrotate.8 logrotate(8) Manual page] |
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* [https://man.archlinux.org/man/logrotate.conf.5 logrotate.conf(5) Manual page] |
* [https://man.archlinux.org/man/logrotate.conf.5 logrotate.conf(5) Manual page] |
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+ | |||
+ | {{TranslationStatus|Logrotate|2024-04-02|794731}} |
2024年9月10日 (火) 18:17時点における最新版
関連記事
https://github.com/logrotate/logrotate より:
- ログファイルが大量に生成されるシステムで、ログファイルの管理を簡単にするために logrotate ユーティリティは作られました。Logrotate はログファイルの自動的なローテーション圧縮や削除、メール送信などを可能にします。Logrotate を設定することで、ログファイルを毎日毎周毎月ごとに管理したり、特定のサイズまで達した時の動作を決められます。
logrotate のローテーションでは、既存のログファイルに数字を割り振って名前を変更し、元の空のログファイルを再作成します。例えば、/var/log/syslog.log
は /var/log/syslog.log.1
に名前が変更されます。/var/log/syslog.log.1
が既に存在する場合、名前は /var/log/syslog.log.2
に変更されます (バックログの数は設定で変えられます)。
目次
インストール
Logrotate は logrotate パッケージでインストールできます。
デフォルトでは、logrotate は systemd タイマーによって毎日動作します: logrotate.timer
。
設定
デフォルトのパラメータを設定する logrotate の主な設定ファイルは /etc/logrotate.conf
です。追加のアプリケーション固有の設定ファイルは、/etc/logrotate.d
ディレクトリに含まれています。アプリケーション固有に設定された値は、プライマリ設定ファイルの同じパラメータをオーバーライドします。設定例と使用可能なディレクティブのリファレンスについては、logrotate.conf(5) を参照してください。
logrotate が正しく機能するかどうかを確認するには、デバッグモードで実行します。このモードでは、デバッグ出力の生成以外は何も行われません:
$ logrotate --debug /etc/logrotate.conf
ログの圧縮
Logrotate は、zstd
のようなカスタム コマンドを使用してログを圧縮できます。
/etc/logrotate.conf
compress compresscmd /usr/bin/zstd compressext .zst compressoptions -T0 --long uncompresscmd /usr/bin/unzstd
詳細については、logrotate.conf(5) および zstd(1) を参照してください。
使用方法
logrotate は通常、systemd サービスを介して実行されます。: logrotate.service
logrotate を手動で実行するには:
logrotate /etc/logrotate.conf
単一のログファイルをローテートするには:
logrotate /etc/logrotate.d/mylog
設定ファイルの実行をシミュレーションするには(dry run):
logrotate --debug /etc/logrotate.d/mylog
条件が満されていない場合でも強制的にローテートするには、次のコマンドを実行します:
logrotate -vf /etc/logrotate.d/mylog
詳細については、logrotate(8) を参照してください。
トラブルシューティング
exim のログがローテーションされない
/etc/logrotate.conf
に olddir
変数を設定した場合、以下のようなメッセージが表示されます:
error: failed to rename /var/log/exim/mainlog to /var/log/old/mainlog.1: Permission denied
この問題を修正するには、ユーザー exim
をグループ log
に追加してください。そして olddir
(/var/log/old
) のグループをデフォルトの root
から log
に変更してください。
logrotate の状態を確認
cat /var/lib/logrotate.status
を実行することで logroate によってローテートされているファイルを確認できます:
# cat /var/lib/logrotate.status
"/var/log/mysql/query.log" 2016-3-20-5:0:0 "/var/log/samba/samba-smbd.log" 2016-3-21-5:0:0 "/var/log/httpd/access_log" 2016-3-20-5:0:0
親ディレクトリに安全でない権限があるためログをスキップする
どのユーザーとどのグループが /etc/logrotate.d/job
を実行する必要があるかを構成で設定します。
file-to-be-rotated { su user group rotate 4 }