「Logrotate」の版間の差分
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:''ログファイルが大量に生成されるシステムで、ログファイルの管理を簡単にするために logrotate ユーティリティは作られました。Logrotate はログファイルの自動的なローテーション圧縮や削除、メール送信などを可能にします。Logrotate を設定することで、ログファイルを毎日毎周毎月ごとに管理したり、特定のサイズまで達した時の動作を決められます。'' |
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==インストール== |
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==設定== |
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logrotate の一番重要な設定ファイルは {{ic|/etc/logrotate.conf}} です。また、{{ic|/etc/logrotate.d}} ディレクトリには他の設定ファイルが含まれています。 |
logrotate の一番重要な設定ファイルは {{ic|/etc/logrotate.conf}} です。また、{{ic|/etc/logrotate.d}} ディレクトリには他の設定ファイルが含まれています。 |
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==トラブルシューティング== |
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− | cron ジョブによってログがローテーションされない場合、{{ic|user}} や {{ic|group}} の所有者が間違っている可能性があります。どちらも {{ic|root}} である必要があります。この問題を修正するには以下を実行: |
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− | # chown root:root /etc/logrotate.conf |
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− | # chown -R root:root /etc/logrotate.d |
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− | もしくは、{{ic|/etc/logrotate.conf}} で使いたいユーザーとグループに {{ic|su}} 変数を設定してください。 |
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=== exim のログがローテーションされない === |
=== exim のログがローテーションされない === |
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この問題を修正するには、ユーザー {{ic|exim}} をグループ {{ic|log}} に追加してください。そして {{ic|olddir}} ({{ic|/var/log/old}}) のグループをデフォルトの {{ic|root}} から {{ic|log}} に変更してください。 |
この問題を修正するには、ユーザー {{ic|exim}} をグループ {{ic|log}} に追加してください。そして {{ic|olddir}} ({{ic|/var/log/old}}) のグループをデフォルトの {{ic|root}} から {{ic|log}} に変更してください。 |
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+ | === logrotate の状態を確認 === |
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+ | {{ic|cat /var/lib/logrotate.status}} を実行することで logroate によってローテートされているファイルを確認できます: |
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+ | {{bc| |
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+ | "/var/log/mysql/query.log" 2016-3-20-5:0:0 |
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+ | "/var/log/samba/samba-smbd.log" 2016-3-21-5:0:0 |
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+ | "/var/log/httpd/access_log" 2016-3-20-5:0:0 |
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+ | }} |
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== 参照 == |
== 参照 == |
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* [http://wiki.gentoo.org/wiki/Logrotate Logrotate on Gentoo Linux Wiki] |
* [http://wiki.gentoo.org/wiki/Logrotate Logrotate on Gentoo Linux Wiki] |
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+ | * [http://linux.die.net/man/8/logrotate logrotate(8) Manual page] |
2017年4月1日 (土) 19:48時点における版
関連記事
https://github.com/logrotate/logrotate より:
- ログファイルが大量に生成されるシステムで、ログファイルの管理を簡単にするために logrotate ユーティリティは作られました。Logrotate はログファイルの自動的なローテーション圧縮や削除、メール送信などを可能にします。Logrotate を設定することで、ログファイルを毎日毎周毎月ごとに管理したり、特定のサイズまで達した時の動作を決められます。
logrotate のローテーションでは、既存のログファイルに数字を割り振って名前を変更し、元の空のログファイルを再作成します。例えば、/var/log/syslog.log
は /var/log/syslog.log.1
に名前が変更されます。/var/log/syslog.log.1
が既に存在する場合、名前は /var/log/syslog.log.2
に変更されます (バックログの数は設定で変えられます)。
インストール
Logrotate は logrotate パッケージでインストールできます。base グループのパッケージとしてデフォルトでインストールされています。
デフォルトでは、logrotate は systemd タイマーによって毎日動作します: logrotate.timer
。
設定
logrotate の一番重要な設定ファイルは /etc/logrotate.conf
です。また、/etc/logrotate.d
ディレクトリには他の設定ファイルが含まれています。
logrotate が正しく動作するか確認するには、以下のコマンドを実行してください。デバッグ出力が生成されます:
logrotate -d
logrotate スクリプトをテストするには (例えば /etc/logrotate.d
ディレクトリの nginx スクリプト)、以下のように実行してみてください:
logrotate -f -v /etc/logrotate.d/nginx
トラブルシューティング
exim のログがローテーションされない
/etc/logrotate.conf
に olddir
変数を設定した場合、以下のようなメッセージが表示されます:
error: failed to rename /var/log/exim/mainlog to /var/log/old/mainlog.1: Permission denied
この問題を修正するには、ユーザー exim
をグループ log
に追加してください。そして olddir
(/var/log/old
) のグループをデフォルトの root
から log
に変更してください。
logrotate の状態を確認
cat /var/lib/logrotate.status
を実行することで logroate によってローテートされているファイルを確認できます:
"/var/log/mysql/query.log" 2016-3-20-5:0:0 "/var/log/samba/samba-smbd.log" 2016-3-21-5:0:0 "/var/log/httpd/access_log" 2016-3-20-5:0:0