「USB インストールメディア」の版間の差分
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Rufus はドライブが正しくフォーマットされているかどうか気にせず、GUI が用意されているため、簡単に使えるツールです。 |
Rufus はドライブが正しくフォーマットされているかどうか気にせず、GUI が用意されているため、簡単に使えるツールです。 |
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+ | |||
+ | {{Note|'''DD''' モードを選択しないとイメージの転送が正しく行われません。}} |
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===== USBwriter を使う ===== |
===== USBwriter を使う ===== |
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使用するコマンドは以下のようになります: |
使用するコマンドは以下のようになります: |
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− | # dd if=''archlinux- |
+ | # dd if=''archlinux-2017-XX-YY-x86_64.iso'' od=\\.\''x'': bs=4M |
+ | {{Note|Windows のドライブ文字はパーティションに紐付けられています。ディスク全体を選択できるようにするため、''dd for Windows'' には {{ic|od}} パラメータが存在し、上記のコマンドで使用しています。このパラメータが使えるのは ''dd for Windows'' だけであり、他の ''dd'' 実装では存在しないので注意してください。}} |
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− | {{Note|The Windows drive letters are linked to a partition. To allow selecting the entire disk, ''dd for Windows'' provides the {{ic|od}} parameter, which is used in the commands above. Note however that this parameter is specific to ''dd for Windows'' and cannot be found in other implementations of ''dd''.}} |
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{{Warning|{{ic|od}} を使用するため、選択されたディスクのパーティションは全て破壊されます。実行する前に dd のコピー先のドライブが正しいことを確認してください。}} |
{{Warning|{{ic|od}} を使用するため、選択されたディスクのパーティションは全て破壊されます。実行する前に dd のコピー先のドライブが正しいことを確認してください。}} |
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("x" になっている) 日付やドライブ文字は適当な文字列に置き換えてください。実際に使用するコマンドは以下のようになります: |
("x" になっている) 日付やドライブ文字は適当な文字列に置き換えてください。実際に使用するコマンドは以下のようになります: |
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− | # dd if=archlinux- |
+ | # dd if=ISOs\archlinux-2017.04.01-x86_64.iso od=\\.\d: bs=4M |
{{Note|もしくは、ドライブ文字を {{ic|\\.\PhysicalDrive''X''}} に置き換えてください ({{ic|''X''}} は0から始まる物理ドライブ番号になります)。例: |
{{Note|もしくは、ドライブ文字を {{ic|\\.\PhysicalDrive''X''}} に置き換えてください ({{ic|''X''}} は0から始まる物理ドライブ番号になります)。例: |
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− | {{bc|1=# dd if=archlinux- |
+ | {{bc|1=# dd if=ISOs\archlinux-2017.04.01-x86_64.iso of=\\.\PhysicalDrive1 bs=4M}} |
物理ドライブ番号はコマンドプロンプトで {{ic|wmic diskdrive list brief}} を実行するか {{ic|dd --list}} を使うことで確認できます。エクスプローラーのウィンドウは全て閉じて下さい。閉じていないと dd がエラーを吐きます。}} |
物理ドライブ番号はコマンドプロンプトで {{ic|wmic diskdrive list brief}} を実行するか {{ic|dd --list}} を使うことで確認できます。エクスプローラーのウィンドウは全て閉じて下さい。閉じていないと dd がエラーを吐きます。}} |
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* ISO イメージをマウントして、USB フラッシュドライブの FAT32 ファイルシステムをマウントし、ISO イメージの中身をコピーしてください。そして ISO イメージをアンマウントして、FAT32 パーティションはマウントされた状態のままにします (後で使います)。例: |
* ISO イメージをマウントして、USB フラッシュドライブの FAT32 ファイルシステムをマウントし、ISO イメージの中身をコピーしてください。そして ISO イメージをアンマウントして、FAT32 パーティションはマウントされた状態のままにします (後で使います)。例: |
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# mkdir -p /mnt/{iso,usb} |
# mkdir -p /mnt/{iso,usb} |
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− | # mount -o loop archlinux- |
+ | # mount -o loop archlinux-2017.04.01-x86_64.iso /mnt/iso |
# mount /dev/sd'''Xn''' /mnt/usb |
# mount /dev/sd'''Xn''' /mnt/usb |
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# cp -a /mnt/iso/* /mnt/usb |
# cp -a /mnt/iso/* /mnt/usb |
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{{Note|[[Archiso]] の代わりに [[Archboot]] を使用する場合、以下の手順は必要ありません。}} |
{{Note|[[Archiso]] の代わりに [[Archboot]] を使用する場合、以下の手順は必要ありません。}} |
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− | * 起動するにはラベルか [[UUID]] で起動するパーティションを選択する必要があります。デフォルトでは {{ic|ARCH_2017'''XX'''}} というラベルが使われます (ラベルの文字列はリリース年月になります)。そのため、''gparted'' を使うなどしてパーティションのラベルを正しく設定しなければなりません。また、{{ic|/mnt/usb/arch/boot/syslinux/ |
+ | * 起動するにはラベルか [[UUID]] で起動するパーティションを選択する必要があります。デフォルトでは {{ic|ARCH_2017'''XX'''}} というラベルが使われます (ラベルの文字列はリリース年月になります)。そのため、''gparted'' を使うなどしてパーティションのラベルを正しく設定しなければなりません。また、{{ic|/mnt/usb/arch/boot/syslinux/archiso_sys.cfg}} (BIOS ブートの場合) や {{ic|/mnt/usb/loader/entries/archiso-x86_64.conf}} (UEFI ブートの場合) の {{ic|1=archisolabel=ARCH_2017'''XX'''}} で終わる行を変更することで使用するラベルは変更できます。UUID を使用したい場合、{{ic|1=archiso''device''=/dev/disk/by-uuid/'''YOUR-UUID'''}} と置き換えてください。UUID は {{ic|1=blkid -o value -s UUID /dev/sd'''Xn'''}} で確認することができます。 |
+ | {{Warning|ラベルや UUID が間違っていると作成したメディアから起動できなくなります。}} |
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− | {{Warning|Mismatching labels or wrong UUID prevents booting from the created medium.}} |
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* Syslinux は既に {{ic|/mnt/usb/arch/boot/syslinux}} にプリインストールされています。[[Syslinux#手動インストール]]に従ってフォルダに完全にインストールしてください。 |
* Syslinux は既に {{ic|/mnt/usb/arch/boot/syslinux}} にプリインストールされています。[[Syslinux#手動インストール]]に従ってフォルダに完全にインストールしてください。 |
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{{Note| |
{{Note| |
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+ | * 上記のステップで Syslinux の {{ic|ldlinux.sys}} が USB パーティションの VBR にインストールされ、MBR パーティションテーブルでパーティションが "active/boot" と設定されて USB の最初の440バイトのブートコード領域に MBR ブートコードが書き込まれます。 |
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− | * The above step installs Syslinux's {{ic|ldlinux.sys}} to the VBR of the USB partition, sets the partition as "active/boot" in the MBR partition table and writes the MBR boot code to the 1st 440-byte boot code region of the USB. |
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+ | * {{ic|-d}} スイッチには Unix 環境と同じようにスラッシュで区切るパスを使います。 |
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− | * The {{ic|-d}} switch expects a path with forward slash path-separator like in *unix systems. |
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}} |
}} |
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Vista や Win7 の場合、管理者としてコンソールを起動しなくてはなりません、そうしないと、flashnul は USB ドライブをブロックデバイスとして開けず Windows から与えられた範囲でしか書き込みできません。 |
Vista や Win7 の場合、管理者としてコンソールを起動しなくてはなりません、そうしないと、flashnul は USB ドライブをブロックデバイスとして開けず Windows から与えられた範囲でしか書き込みできません。 |
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− | {{Note| |
+ | {{Note|パーティション番号ではなくドライブ文字を使用する必要があります (flashnul 1rc1, Windows 7 x64 で確認)。}} |
==== メモリからインストールメディアをロード ==== |
==== メモリからインストールメディアをロード ==== |
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MENU LABEL Arch Setup |
MENU LABEL Arch Setup |
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LINUX memdisk |
LINUX memdisk |
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− | INITRD /Boot/ISOs/archlinux- |
+ | INITRD /Boot/ISOs/archlinux-2017.04.01-x86_64.iso |
APPEND iso}} |
APPEND iso}} |
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Syslinux について詳しくは [[Syslinux]] を参照してください。 |
Syslinux について詳しくは [[Syslinux]] を参照してください。 |
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== トラブルシューティング == |
== トラブルシューティング == |
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− | * {{ic|/dev/disk/by-label/ARCH_XXXXXX}} がマウントされず "30 seconds" エラーが表示される場合は、USB メディアの名前を {{ic|ARCH_XXXXXX}} に変えてみて下さい (例: {{ic|ARCH_201501}})。 |
+ | * {{ic|/dev/disk/by-label/ARCH_XXXXXX}} がマウントされず "device did not show up after 30 seconds" エラーが表示される場合は、USB メディアの名前を {{ic|ARCH_XXXXXX}} に変えてみて下さい (例: {{ic|ARCH_201501}})。 |
== 参照 == |
== 参照 == |
2017年8月20日 (日) 22:25時点における版
このページでは Arch Linux のインストーラーを USB ドライブ (別名: "フラッシュドライブ", "USB スティック", "USB キー" など) に書き込む様々な方法を記述します。LiveCD のようなシステム (ここでは "LiveUSB") は SquashFS を使うので、コンピュータを一度シャットダウンすると、すべての変更は破棄されます。
USB ドライブからの Arch Linux のフルインストールをしたい場合 (すなわち永続的な設定もする場合) は、USB キーに Arch Linux をインストールを参照してください。ブータブル Arch Linux USB スティックをレスキュー USB として使いたい場合は、Change Root を参照してください。
BIOS・UEFI ブータブル USB
dd を使う
GNU/Linux
以下のコマンドを実行してください (/dev/sdx
は USB ドライブに置き換えてください、例: /dev/sdb
):
# dd bs=4M if=/path/to/archlinux.iso of=/dev/sdx status=progress && sync
データが完全に書き込まれたことを確認するため sync コマンドが完了するまで待ってから USB ドライブを抜いてください。
dd
コマンドに関する詳細は Core Utilities#dd を参照。
Windows
Rufus を使う
Rufus は多目的の USB ISO 書き込みツールです。Arch Linux の ISO を選択して、ブータブルな Arch Linux インストーラーを作成したい USB ドライブを選択して Start をクリックしてください。
Rufus はドライブが正しくフォーマットされているかどうか気にせず、GUI が用意されているため、簡単に使えるツールです。
USBwriter を使う
Linux の dd
と同じように簡単に使うことができます。Arch Linux の ISO をダウンロードして、管理者権限で USBwriter ユーティリティを使って USB フラッシュメモリに書き込むだけです。
win32diskimager を使う
win32diskimager は Windows 用のグラフィカルな USB ISO 書き込みツールです。ISO イメージを選択して、書き込みを行う USB ドライブ文字を選択し (先にフォーマットする必要があります)、Write をクリックしてください。
Cygwin を使う
Cygwin をインストールするときに dd
パッケージを選択してください。
イメージファイルをホームディレクトリに置いてください、例:
C:\cygwin\home\John\
管理者として cygwin を実行します (cygwin からのハードウェアへのアクセスが必要です)。次のコマンドで USB ドライブに書き込みます:
dd if=image.iso of=\\.\x: bs=4M
image.iso は cygwin
ディレクトリ中の iso イメージファイルのパスに、\\.\x
は USB デバイスに置き換えてください。x は windows が決めた文字になります、例: \\.\d:
。
cygwin 6.0 では正しいパーティションを見つけてください:
cat /proc/partitions
そして出力を見て ISO イメージを焼きこみます。例:
dd if=image.iso of=/dev/sdb bs=4M
dd for Windows
Windows に対応した GPL ライセンスの dd が http://www.chrysocome.net/dd から利用できます。Cygwin と比べてダウンロード容量は少なくてすみます。使用方法は、上の Cygwin の方法に従って下さい。
初めに dd for Windows の最新バージョンをダウンロードしてください。ダウンロードが完了したら、圧縮ファイルを展開してください。
そして、管理者として command prompt
を立ち上げてください。次に、ダウンロードしたディレクトリにディレクトリを変更 (cd
) してください。
Arch Linux の ISO は dd の実行可能ファイルがある場所と同じフォルダに置いた方が便利です、どこか他のところに ISO を置いた場合はフルパスを記述する必要があります。
使用するコマンドは以下のようになります:
# dd if=archlinux-2017-XX-YY-x86_64.iso od=\\.\x: bs=4M
("x" になっている) 日付やドライブ文字は適当な文字列に置き換えてください。実際に使用するコマンドは以下のようになります:
# dd if=ISOs\archlinux-2017.04.01-x86_64.iso od=\\.\d: bs=4M
macOS
まず USB ドライブを確認する必要があります。/Applications/Utilities/Terminal
を開いて以下のコマンドでストレージデバイスを全て確認できます:
$ diskutil list
USB デバイスは /dev/disk2 (external, physical)
というふうに表示されます。名前や容量から消去したいデバイスであることを確認できたら、識別子を使って下のコマンドを実行してください (/dev/diskX
を確認できた識別子に置き換えてください)。
通常 masOS では USB デバイスは自動的にマウントされるため、dd
を使ってブロック単位で書き込む前にアンマウントする必要があります (エジェクトではありません)。ターミナルで、以下を実行:
$ diskutil unmountDisk /dev/diskX
それから ISO イメージファイルをデバイスにコピーしてください。dd
コマンドは Linux のものと似ていますが、'disk' の前に 'r' を指定して raw モードを使うことで高速に転送できます:
$ sudo dd if=path/to/arch.iso of=/dev/rdiskX bs=1m
完了すると macOS が「セットしたディスクは、このコンピュータで読み取れないディスクでした。」とエラーを吐くことがあります。「無視」を選択してください。これで USB デバイスはブータブルになります。
手動フォーマットを使う
GNU/Linux
この方法は dd
でイメージを直接書き込むより少し複雑ですが、ドライブをデータストレージとして使える状態のままにすることができます (既存のパーティション分割されたデバイスの中のパーティションに ISO をインストールします)。
- 最新の syslinux パッケージ (バージョン 6.02 以降) がシステムにインストールされているか確認してください。
- MBR (msdos) パーティションテーブルには FAT32 ファイルシステムを含むパーティションが少なくともひとつ必要です。存在しない場合、次に進む前にパーティションやファイルシステムを作成してください。
- ISO イメージをマウントして、USB フラッシュドライブの FAT32 ファイルシステムをマウントし、ISO イメージの中身をコピーしてください。そして ISO イメージをアンマウントして、FAT32 パーティションはマウントされた状態のままにします (後で使います)。例:
# mkdir -p /mnt/{iso,usb} # mount -o loop archlinux-2017.04.01-x86_64.iso /mnt/iso # mount /dev/sdXn /mnt/usb # cp -a /mnt/iso/* /mnt/usb # sync # umount /mnt/iso
- 起動するにはラベルか UUID で起動するパーティションを選択する必要があります。デフォルトでは
ARCH_2017XX
というラベルが使われます (ラベルの文字列はリリース年月になります)。そのため、gparted を使うなどしてパーティションのラベルを正しく設定しなければなりません。また、/mnt/usb/arch/boot/syslinux/archiso_sys.cfg
(BIOS ブートの場合) や/mnt/usb/loader/entries/archiso-x86_64.conf
(UEFI ブートの場合) のarchisolabel=ARCH_2017XX
で終わる行を変更することで使用するラベルは変更できます。UUID を使用したい場合、archisodevice=/dev/disk/by-uuid/YOUR-UUID
と置き換えてください。UUID はblkid -o value -s UUID /dev/sdXn
で確認することができます。
- Syslinux は既に
/mnt/usb/arch/boot/syslinux
にプリインストールされています。Syslinux#手動インストールに従ってフォルダに完全にインストールしてください。- (ISO の) USB に存在している既存の Syslinux モジュール (
*.c32
ファイル) を syslinux パッケージに含まれているファイルで上書き (/usr/lib/syslinux/bios
に存在します)。この手順はバージョンの不一致でブートに問題が生じないようにするために必要です。# cp /usr/lib/syslinux/bios/*.c32 /mnt/usb/arch/boot/syslinux
- 以下のコマンドを実行:
# extlinux --install /mnt/usb/arch/boot/syslinux
- パーティションをアンマウント (
umount /mnt/usb
) して USB デバイスに MBR あるいは GPT パーティションテーブルをインストール。
- (ISO の) USB に存在している既存の Syslinux モジュール (
- パーティションを active (あるいは “bootable”) に設定。
Windows
- Rufus USB partitioner を使って USB ドライブをパーティション・フォーマットしてください。パーティションスキームは MBR for BIOS and UEFI をファイルシステムは FAT32を選んで下さい。"Create a bootable disk using ISO image" と "Create extended label and icon files" オプションのチェックを外して下さい。
- USB フラッシュドライブ
X:
のボリュームラベルを<ISO>\loader\entries\archiso-x86_64.conf
のarchisolabel=
に記述されている LABEL と一致するように変更してください。この手順は公式 ISO (Archiso) の代わりに Archboot を使っている場合は必要ありません。この設定は Rufus でも行うことができます。
- ISO を (ZIP アーカイブの解凍と同じように) USB フラッシュドライブに 7-Zip を使って展開してください。
- https://www.kernel.org/pub/linux/utils/boot/syslinux/ から最新の公式 syslinux 6.xx バイナリ (zip ファイル) をダウンロードして展開してください。Syslinux のバージョンは ISO イメージで使われているバージョンと合わせてください。
- 以下のコマンドを実行してください (管理者として実行した Windows のコマンドプロンプトで実行):
> cd bios\ > for /r %Y in (*.c32) do copy "%Y" "X:\arch\boot\syslinux\" /y > copy mbr\*.bin X:\arch\boot\syslinux\ /y
- 以下を実行して Syslinux を USB にインストールしてください (64ビット版 Windows では
win64\syslinux64.exe
を使ってください):
> cd bios\ > win32\syslinux.exe -d /arch/boot/syslinux -i -a -m X:
BIOS システム向けの他の方法
GNU/Linux
マルチブート USB ドライブを使う
この方法では archiso を含む複数の ISO をひとつの USB デバイスから起動できるようにします。他の方法よりも既存の USB ドライブを新しい ISO にアップデートするのが簡単です。マルチブート USB ドライブを参照してください。
GNOME Disk Utility を使う
GNOME を使っている Linux ディストリビューションなら nautilus と gnome-disk-utility を使うことで簡単にライブ CD が作成できます。.iso
ファイルを右クリックして、 "Open With Disk Image Writer" を選択してください。GNOME Disk Utility が開いたら、"Destination" ドロップダウンメニューからフラッシュドライブを選択して "Start Restoring" をクリックしてください。
USB-ZIP ドライブの作成
古い BIOS 環境の場合、USB-ZIP ドライブからの起動しかサポートされていないことがあります。この方法では USB-HDD ドライブからの起動を可能とします。
- 公式リポジトリから syslinux と mtools をダウンロードしてください。
lsblk
で usb ドライブを確認します。mkdiskimage -4 /dev/sdx 0 64 32
を実行してください (x はドライブの文字に置き換えてください)。しばらく時間がかかります。
ここからは手動フォーマットの手順に従ってください。ZIP ドライブのためパーティションは /dev/sdx4
になります。
UNetbootin を使う
UNetbootin はあらゆる Linux ディストリビューションや Windows で使うことができ、ISO を USB ドライブにコピーできます。ただし、Unetbootin は syslinux.cfg
を上書きするため、作成された USB デバイスは正しく起動が行えなくなります。そのため、Unetbootin の使用は推奨されません。dd
など別の方法を使うことを推奨します。
syslinux.cfg
を編集してください:
sysconfig.cfg
default menu.c32 prompt 0 menu title Archlinux Installer timeout 100 label unetbootindefault menu label Archlinux_x86_64 kernel /arch/boot/x86_64/vmlinuz append initrd=/arch/boot/x86_64/archiso.img archisodevice=/dev/sdx1 ../../
/dev/sdx1
の x は Arch Linux をインストールするシステムで使っている最後の文字の後ろの最初の空の文字に置き換えて下さい (例えば、ハードドライブが2つある場合、c
を使って下さい)。ブートの初期段階で Tab
を押してメニューを出した時にこの変更をすることができます。
Windows
Win32 Disk Imager
最初に、こちら からプログラムをダウンロードしてください。次に、圧縮ファイルを展開して実行可能ファイルを実行してください。そして、Image File
セクションから Arch Linux ISO を選び Device
セクションから USB フラッシュデバイス名 (例: [D:\]) 選択して下さい。最後に、準備が整ったら Write
をクリックしてください。
USBWriter for Windows
http://sourceforge.net/projects/usbwriter/ からプログラムをダウンロードして実行してください。arch のイメージファイルを選択し、USB スティックを選び、write
ボタンをクリックしてください。これで usb スティックから起動して Arch Linux をインストールできるはずです。
Flashnul を使う
flashnul はフラッシュメモリ (USB-Flash, IDE-Flash, SecureDigital, MMC, MemoryStick, SmartMedia, XD, CompactFlash など) の機能をチェック・メンテナンスするためのユーティリティです。
コマンドプロンプトから、flashnul に -p
をつけて起動することで、どのデバイス名が USB ドライブなのか確認できます。例えばこのように表示されます:
C:\>flashnul -p
Avaible physical drives: Avaible logical disks: C:\ D:\ E:\
どのデバイスが正しいドライブか確認できたら、ドライブにイメージを書き込みます。デバイス名、-L
、イメージへのパスを付けて flashnul を実行します。例:
C:\>flashnul E: -L path\to\arch.iso
データ書き込みをするか確認されるので、yes と入力し、書き込まれるのを待ちます。アクセス拒否のエラーが出るようなら、開いているすべてのエクスプローラを閉じてみて下さい。
Vista や Win7 の場合、管理者としてコンソールを起動しなくてはなりません、そうしないと、flashnul は USB ドライブをブロックデバイスとして開けず Windows から与えられた範囲でしか書き込みできません。
メモリからインストールメディアをロード
Syslinux と RAM ディスク (MEMDISK) を使って RAM から ISO イメージをロードする方法です。システムメモリ上で全てを実行するので、それに見合った RAM が積まれていなければなりません。MEMDISK を使って Arch Linux をインストールするために必要な RAM の最低量は 500 MB から 1 GB です。
Arch Linux と MEMDISK のシステム要件についてはインストールガイドと こちら に詳しく載っています。フォーラムスレッド も参照してください。
USB フラッシュドライブの準備
USB スティックを FAT32 でフォーマットし、新しくフォーマットしたドライブに以下のフォルダを作ります:
Boot
Boot/ISOs
Boot/Settings
必要なファイルを USB フラッシュドライブにコピー
ブートしたい ISO を Boot/ISOs
フォルダにコピーしてください。その後、ここ から syslinux の最新版を取ってきて以下のファイルをコピーしてください。
./win32/syslinux.exe
をデスクトップかダウンロードフォルダに置いて下さい。./memdisk/memdisk
を USB フラッシュドライブ上のSettings
フォルダに置きます。
設定ファイルの作成
必要なファイルをコピーしたら、/boot/Settings
フォルダの中に syslinux.cfg
ファイルを作ります:
/Boot/Settings/syslinux.cfg
DEFAULT arch_iso LABEL arch_iso MENU LABEL Arch Setup LINUX memdisk INITRD /Boot/ISOs/archlinux-2017.04.01-x86_64.iso APPEND iso
Syslinux について詳しくは Syslinux を参照してください。
最後の手順
最後に syslinux.exe
と同じところに *.bat
を作り、実行します (Vista や Windows 7 を使っているときは"管理者として実行"します):
C:\Documents and Settings\username\Desktop\install.bat
@echo off syslinux.exe -m -a -d /Boot/Settings X:
トラブルシューティング
/dev/disk/by-label/ARCH_XXXXXX
がマウントされず "device did not show up after 30 seconds" エラーが表示される場合は、USB メディアの名前をARCH_XXXXXX
に変えてみて下さい (例:ARCH_201501
)。