「SABnzbd」の版間の差分
(同期) |
(同期) |
||
22行目: | 22行目: | ||
=== systemd を使う === |
=== systemd を使う === |
||
− | {{AUR|sabnzbd}} と {{AUR|sabnzbd-git}} にはどちらも [[systemd]] サービスが付帯しており、{{ic|sabnzbd}} [[ユーザー]]と[[グループ]]が作成され、{{ic|/opt/sabnzbd/sabnzbd.ini}} を使用して設定できます。 |
+ | {{AUR|sabnzbd}} と {{AUR|sabnzbd-git}} にはどちらも [[systemd]] サービスの {{ic|sabnzbd.service}} が付帯しており、{{ic|sabnzbd}} [[ユーザー]]と[[グループ]]が作成され、{{ic|/opt/sabnzbd/sabnzbd.ini}} を使用して設定できます。 |
使用しているユーザーを {{ic|sabnzbd}} [[グループ]]に追加することで SABnzbd のファイルにアクセスできるようになります。 |
使用しているユーザーを {{ic|sabnzbd}} [[グループ]]に追加することで SABnzbd のファイルにアクセスできるようになります。 |
||
− | === ユーザーで SABnzbd を |
+ | === ユーザーで SABnzbd を起動 === |
特に設定をしないで {{ic|$ sabnzbd}} を実行すると、2つのプロセスが生成されます: {{ic|/usr/bin/sabnzbd}} と {{ic|/opt/sabnzbd/SABnzbd.py -f /home/'''user'''/.sabnzbd.ini}}。 |
特に設定をしないで {{ic|$ sabnzbd}} を実行すると、2つのプロセスが生成されます: {{ic|/usr/bin/sabnzbd}} と {{ic|/opt/sabnzbd/SABnzbd.py -f /home/'''user'''/.sabnzbd.ini}}。 |
||
36行目: | 36行目: | ||
=== SABnzbd の停止 === |
=== SABnzbd の停止 === |
||
− | SABnzbd はウェブインターフェイスや [[systemd]] の {{ic|sabnzbd}} ユニットで簡単にシャットダウンできます。 |
+ | SABnzbd はウェブインターフェイスや [[systemd]] の {{ic|sabnzbd.service}} ユニットで簡単にシャットダウンできます。 |
また、API を使って実行中の (リモートの) SABnzbd クライアントをシャットダウンすることも可能です: |
また、API を使って実行中の (リモートの) SABnzbd クライアントをシャットダウンすることも可能です: |
||
46行目: | 46行目: | ||
{{Tip| |
{{Tip| |
||
*デフォルトでは SABnzbd にアクセスできるのは SABnzbd を動かしているコンピュータからだけです。{{ic|/opt/sabnzbd/sabnzbd.ini}} の {{ic|1=host = 127.0.0.1}} を {{ic|1=host = 0.0.0.0}} (あるいはホストの IP アドレス) に変更することで他のコンピュータからもアクセスできるようになります。 |
*デフォルトでは SABnzbd にアクセスできるのは SABnzbd を動かしているコンピュータからだけです。{{ic|/opt/sabnzbd/sabnzbd.ini}} の {{ic|1=host = 127.0.0.1}} を {{ic|1=host = 0.0.0.0}} (あるいはホストの IP アドレス) に変更することで他のコンピュータからもアクセスできるようになります。 |
||
− | *SABnzbd はポート {{ic| |
+ | *SABnzbd はポート {{ic|8085}} を listen します。別のポートを使いたい場合は {{ic|sabnzbd.ini}} の {{ic|1=port = 8085}} を変更してください。 |
}} |
}} |
||
− | SABnzbd を起動したら http://127.0.0.1: |
+ | SABnzbd を起動したら http://127.0.0.1:8085 を開くことでウェブインターフェイスにアクセスできます。 |
== 参照 == |
== 参照 == |
2017年12月16日 (土) 19:44時点における最新版
SABnzbd は Python で書かれているオープンソースのバイナリニュースリーダーです。sabnzbd.org より:
- SABnzbd は完全にフリーで使いやすく、どこでも使えて実用的です。できるかぎり自動化を推し進めることで SABnzbd は Usenet をシンプルかつわかりやすいものにします。
.nzb
を追加するだけで SABnzbd が自動的にダウンロードを行い、検証・修復・抽出などもユーザーがする必要は全くありません。
インストール
sabnzbdAUR または sabnzbd-gitAUR パッケージをインストールしてください。
python2-pyopenssl をインストールすることでニュースサーバーの SSL サポートが有効になります。
SSL 接続は以下の理由から使用が推奨されています (ニュースサーバーがサポートしている場合):
- サーバーから NNTP クライアントへ転送されるデータが暗号化されるため、プライバシーが保護されます。
- ISP によって NNTP のトラフィックを制限される可能性が少なくなります。
使用方法
SABnzbd は (設定が全てのユーザーに適用される) グローバルでも (ユーザーごとに設定する) ローカルでも動作します。使用する方法によって SABnzbd の設定方法は変わります。複数の人間が同時に使用する可能性があるデスクトップ環境ならローカル設定のほうが有用です。
SABnzbd は最初に起動したときにウェブインターフェイスによって UI の言語やニュースサーバーを設定するセットアップウィザードが走ります。
その後の設定は UI の中からや sabnzbd.ini
を編集することで行なえます (サーバーの追加やフォルダパスの設定など)。
systemd を使う
sabnzbdAUR と sabnzbd-gitAUR にはどちらも systemd サービスの sabnzbd.service
が付帯しており、sabnzbd
ユーザーとグループが作成され、/opt/sabnzbd/sabnzbd.ini
を使用して設定できます。
使用しているユーザーを sabnzbd
グループに追加することで SABnzbd のファイルにアクセスできるようになります。
ユーザーで SABnzbd を起動
特に設定をしないで $ sabnzbd
を実行すると、2つのプロセスが生成されます: /usr/bin/sabnzbd
と /opt/sabnzbd/SABnzbd.py -f /home/user/.sabnzbd.ini
。
SABnzbd をデーモンとして起動するには -d
パラメータを付けてください:
$ sabnzbd -d
設定は ~/sabnzbd.ini/sabnzbd.ini
を使ってください。
SABnzbd の停止
SABnzbd はウェブインターフェイスや systemd の sabnzbd.service
ユニットで簡単にシャットダウンできます。
また、API を使って実行中の (リモートの) SABnzbd クライアントをシャットダウンすることも可能です:
$ curl "http(s)://host:port/sabnzbd/api?mode=shutdown&apikey=API-key"
ウェブインターフェイスにアクセス
SABnzbd を起動したら http://127.0.0.1:8085 を開くことでウェブインターフェイスにアクセスできます。