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− | [[Category:ARM アーキテクチャ]] |
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− | [[en:ODROID]] |
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− | {{Related articles start}} |
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− | {{Related|インストールガイド}} |
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− | {{Related articles end}} |
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− | 市場に出ている ODROID ARM ボードは複数存在します。この wiki ページでは全てのボードで共通している設定を説明します。執筆時点では、ODROID-C2 と ODROID-U3 で問題なく動作することが確認済みです。 |
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+ | #redirect [[ArchWiki:アーカイブ]] |
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− | {{Note|ARM アーキテクチャのサポートは https://archlinuxarm.org から得ることができます。公式の Arch Linux フォーラムには ARM 関連の問題は投稿しないでください。[[フォーラムエチケット#Arch Linux ディストリビューションのサポートオンリー]]を参照。}} |
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+ | [[Category:アーカイブ]] |
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− | == インストール == |
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− | [https://archlinuxarm.org Arch ARM] プロジェクトのページに書かれている指示に従ってインストールしてください: |
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− | *[https://archlinuxarm.org/platforms/armv8/amlogic/odroid-c2 ODROID-C2 (armv8)] |
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− | *[https://archlinuxarm.org/platforms/armv7/amlogic/odroid-c1 ODROID-C1 (armv7)] |
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− | *[https://archlinuxarm.org/platforms/armv7/samsung/odroid-u2 ODROID-U2 (armv7)] |
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− | *[https://archlinuxarm.org/platforms/armv7/samsung/odroid-u3 ODROID-U3 (armv7)] |
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− | *[https://archlinuxarm.org/platforms/armv7/samsung/odroid-x ODROID-U3 (armv7)] |
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− | *[https://archlinuxarm.org/platforms/armv7/samsung/odroid-x2 ODROID-X2 (armv7)] |
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− | *[https://archlinuxarm.org/platforms/armv7/samsung/odroid-xu ODROID-XU (armv7)] |
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− | *[https://archlinuxarm.org/platforms/armv7/samsung/odroid-xu3 ODROID-XU3 (armv7)] |
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− | *[https://archlinuxarm.org/platforms/armv7/samsung/odroid-xu4 ODROID-XU4 (armv7)] |
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− | |||
− | == カーネルアップデート == |
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− | initramfs を使わずに起動する [[Raspberry Pi]] のカーネルとは異なり、AArch64 のカーネル (kirkwood や linux-odroid-c2 など) は Arch x86_64 や i686 と同じように mkinitcpio によって生成された initramfs を必要とします。アップデート時に、mkinitcpio は ARM のカーネルモジュールを検出することができず、以下のような警告を表示しますが無害です: |
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− | -> Running build hook: [base] |
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− | -> Running build hook: [udev] |
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− | -> Running build hook: [autodetect] |
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− | find: ‘/sys/devices/platform/’: No such file or directory |
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− | -> Running build hook: [modconf] |
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− | ... |
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− | -> Running build hook: [fsck] |
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− | ==> WARNING: No modules were added to the image. This is probably not what you want. |
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− | |||
− | == CPU スケーリングと温度の管理 == |
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− | === C2 のヘッドレスモード === |
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− | サーバーとして使用する (ディスプレイが必要ない) 場合、{{ic|/boot/boot.ini}} の以下の行をアンコメントすることでビデオサブシステムを無効化する代わりにメモリを約 300 MB 空けることができます: |
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− | setenv nographics "1" |
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− | |||
− | === CPU 周波数スケーリング === |
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− | {{Pkg|cpupower}} パッケージを使うことで CPU ガバナーを選択して使用電力を節約できます。{{ic|/etc/default/cpupower}} を編集して ''governor='' 行を設定してから {{ic|cpupower.service}} を[[起動]]してください。 |
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− | |||
− | ==== オンライン・オフラインのコアを表示 ==== |
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− | ''hotplug'' ガバナーを使用している場合、アイドル状態のコアを無効化することで消費電力を削減し発熱を抑えられます: |
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− | lscpu | grep line |
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− | ==== CPU 温度の表示 ==== |
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− | awk '{printf "%3.1f°C\n", $1/1000}' /sys/class/thermal/thermal_zone0/temp |
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− | |||
− | ==== CPU 周波数の表示 ==== |
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− | awk '{printf "%3.1f MHz\n", $1/1000}' /sys/devices/system/cpu/cpu0/cpufreq/scaling_cur_freq |
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− | |||
− | ==== CPU ガバナーの表示 ==== |
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− | cat /sys/devices/system/cpu/cpu0/cpufreq/scaling_governor |
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− | === 軽量なモニタリングスイート === |
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− | [[monitorix]] にはバージョン 3.8.2 から ODROID 用のサポートが加えられており {{ic|/etc/monitorix/monitorix.conf}} の {{ic|1=gensens = y}} 設定で有効にできます。コアの温度や CPU 周波数が記録されます。スクリーンショットが [http://www.monitorix.org/screenshots.html こちら] にあります。 |
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− | |||
− | == ハードウェアの設定 == |
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− | === LED === |
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− | 特定の ODROID モデルには LED が2つ搭載されています: 赤色の LED は電源が供給されているときに常時点灯し、青色の LED は設定が可能です。 |
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− | |||
− | ==== 青色 LED ==== |
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− | デフォルトでは、青色 LED はハートビート LED です。カーネルが起動しているときに点灯します。モデルによっては、以下のように変更することができます: |
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− | *ODROID-C2: {{ic|/sys/class/leds/blue:heartbeat/trigger}} |
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− | *ODROID-U3: {{ic|/sys/class/leds/led1/trigger}} |
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− | |||
− | ===== 利用可能なトリガを確認 ===== |
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− | {{hc|# cat /sys/class/leds/blue:heartbeat/trigger|2= |
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− | none rc-feedback nand-disk timer oneshot [heartbeat] backlight gpio cpu0 cpu1 cpu2 cpu3 default-on transient flash torch sd emmc battery-charging-or-full battery-charging battery-full battery-charging-blink-full-solid ac-online |
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− | }} |
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− | |||
− | ===== 一時的な設定 ===== |
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− | {{ic|''TRIGGER''}} を上記の利用可能なトリガのどれかに置き換えて下さい。以下の設定は再起動すると消失します。 |
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− | |||
− | {{bc|# echo ''TRIGGER'' > /sys/class/leds/blue:heartbeat/trigger}} |
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− | |||
− | ===== 永続的な設定 ===== |
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− | {{ic|''TRIGGER''}} を上記の利用可能なトリガのどれかに置き換えて下さい。以下の設定は再起動しても消失しません。 |
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− | |||
− | {{hc|/etc/tmpfiles.d/leds.conf|2= |
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− | w /sys/class/leds/blue:heartbeat/trigger - - - - ''TRIGGER'' |
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− | }} |
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− | |||
− | === CPU ファン === |
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− | {{ic|/sys/devices/platform/odroidu2-fan}} インターフェイスを使うことで CPU ファンを制御することができます。 |
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− | |||
− | ==== ファンのモード ==== |
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− | {{bc|# echo auto > /sys/devices/platform/odroidu2-fan/fan_mode}} |
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− | {{bc|# echo manual > /sys/devices/platform/odroidu2-fan/fan_mode}} |
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− | |||
− | ==== ファンの速度 (Manual のみ) ==== |
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− | 0 (0%) から 255 (100%) までの値を設定できます: |
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− | {{bc|# echo 0 > /sys/devices/platform/odroidu2-fan/pwm_duty}} |
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− | {{bc|# echo 255 > /sys/devices/platform/odroidu2-fan/pwm_duty}} |
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− | == トラブルシューティング == |
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− | === ブリッジインターフェイスが機能しない === |
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− | ODROID-C1+ と ODROID-C2 ではネットワークブリッジが正しく動作しません [https://github.com/systemd/systemd/issues/4945#issuecomment-268596134]。[[netctl]] や [[systemd-networkd]] などのネットワークツールでは Linux コンテナに必要なネットワークブリッジを作成することが不可能です。 |
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− | 解決方法として専用の systemd サービスを使って自動的にブリッジを設定する {{AUR|odroid-auto-bridge}} が存在します。作成されたブリッジは systemd-networkd や netctl などで管理できます。詳しくは [https://github.com/graysky2/odroid-auto-bridge 上流の readme] を見てください。 |
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− | === LXC に DHCP で IP アドレスを割り当てることができない === |
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− | ODROID ホストで Linux コンテナを動作させるのは厄介です。上記のネットワークブリッジの問題の他に、ホスト OS のデフォルトの転送ポリシーを変更してコンテナから DHCP リクエストが出来るように設定する必要があります。また、コンテナに固定 IP を設定するという方法もあります。 |
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− | DHCP 機能を使いたい場合は [[ufw]] をホスト OS にインストール・設定してください (詳しくは [[Uncomplicated Firewall#基本設定]]を参照)。そして {{ic|/etc/default/ufw}} を以下のように編集します: |
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− | {{hc|/etc/default/ufw|2= |
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− | DEFAULT_FORWARD_POLICY="ACCEPT" |
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− | }} |
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− | 上記の設定を行わないと ufw のルールやプロファイルによってポート 67 と 68 を許可しても DHCP の割当を機能させることはできません。 |
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− | == 参照 == |
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− | * [http://www.hardkernel.com/main/main.php Hardkernel 製品ページ] |
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− | * [http://forum.odroid.com/index.php サポートフォーラム] |
2022年5月23日 (月) 09:02時点における最新版
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