「Common Desktop Environment」の版間の差分

提供: ArchWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(ページの作成:「Category:デスクトップ環境 en:Common Desktop Environment Common Desktop Environment は Unix および OpenVMS...」)
 
(→‎インストール: 記事の一部を削除)
 
(2人の利用者による、間の3版が非表示)
3行目: 3行目:
 
[[Wikipedia:ja:Common Desktop Environment|Common Desktop Environment]] は Unix および OpenVMS 用のデスクトップ環境で、Motif ウィジェットツールキットをベースとしています。かつては UNIX98 Workstation Product Standard に含まれており、商用の Unix ワークステーションと一緒に"クラシック"な Unix デスクトップとして長い間使われていました。旧式の環境でありながら、依然として整備されており Linux システムのサポートも続けられています。
 
[[Wikipedia:ja:Common Desktop Environment|Common Desktop Environment]] は Unix および OpenVMS 用のデスクトップ環境で、Motif ウィジェットツールキットをベースとしています。かつては UNIX98 Workstation Product Standard に含まれており、商用の Unix ワークステーションと一緒に"クラシック"な Unix デスクトップとして長い間使われていました。旧式の環境でありながら、依然として整備されており Linux システムのサポートも続けられています。
   
  +
{{Tip|CDE には安全でないモードでの rpcbind の実行や、64ビット版がないなどの問題がありました。これは最近のバージョンではその問題は解決されています。64ビット版は使用可能で、現在は安定しています。また、rpcbind を実行するのに insecure モードを必要としなくなりました。 Common Desktop Environment の開発は現在とても活発です。}}
{{Warning|Linux で CDE を動かすことは甚だ実験的であり、既知のセキュリティ上の問題が存在し、安全ではないシステムの変更が必要になります。CDE を動作させるときはコントロールが効く条件下 (例: VM) で行い、本運用には使わないことを推奨します。}}
 
 
{{Note|CDE がサポートしているのは32ビット環境だけで、64ビットのサポートは実験段階です。}}
 
   
 
==インストール==
 
==インストール==
   
ベースの CDE システムは AUR の {{Aur|cdesktopenv}} パッケージでインストールできます。パッケージをインストールした後、設定の変更が必要になります。
+
ベースの CDE システムは AUR の {{Aur|cdesktopenv}} パッケージでインストールできます。
 
===変更事項===
 
 
{{ic|rpcbind}} サービスを insecure モードに設定してください:
 
 
{{hc|head=/etc/conf.d/rpcbind|output=
 
RPCBIND_ARGS="-i"
 
}}
 
 
変更を適用するには再起動が必要です:
 
 
# systemctl restart rpcbind
 
   
 
==使用方法==
 
==使用方法==
37行目: 23行目:
   
 
==参照==
 
==参照==
* [http://sourceforge.net/p/cdesktopenv/wiki/Home/ Common Desktop Environment Wiki]
+
* [https://sourceforge.net/p/cdesktopenv/wiki/Home/ Common Desktop Environment Wiki]

2021年7月23日 (金) 22:42時点における最新版

Common Desktop Environment は Unix および OpenVMS 用のデスクトップ環境で、Motif ウィジェットツールキットをベースとしています。かつては UNIX98 Workstation Product Standard に含まれており、商用の Unix ワークステーションと一緒に"クラシック"な Unix デスクトップとして長い間使われていました。旧式の環境でありながら、依然として整備されており Linux システムのサポートも続けられています。

ヒント: CDE には安全でないモードでの rpcbind の実行や、64ビット版がないなどの問題がありました。これは最近のバージョンではその問題は解決されています。64ビット版は使用可能で、現在は安定しています。また、rpcbind を実行するのに insecure モードを必要としなくなりました。 Common Desktop Environment の開発は現在とても活発です。

インストール

ベースの CDE システムは AUR の cdesktopenvAUR パッケージでインストールできます。

使用方法

dtlogin

cdesktopenvAUR パッケージには dtlogin サービスが入っており起動時に CDE ログインマネージャを起動します:

# systemctl start dtlogin

xinit

CDE は startx で直接起動することができます (xorg-xinit をインストールしてください):

$ export PATH=$PATH:/usr/dt/bin
$ export LANG=C
$ startx /usr/dt/bin/Xsession

参照