「Nodm」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
Kusanaginoturugi (トーク | 投稿記録) (→インストール: 実行可能にする例を追加) |
Kusanaginoturugi (トーク | 投稿記録) (→ログインセッション: 翻訳) |
||
(2人の利用者による、間の3版が非表示) | |||
5行目: | 5行目: | ||
{{Related articles end}} |
{{Related articles end}} |
||
− | [ |
+ | [https://github.com/spanezz/nodm nodm] はシステムの起動時に X セッションを自動的に起動するオートマチックディスプレイマネージャです。スマートフォンなどのデバイス向けに作られていますが、セキュリティに不安がないのであれば、普通のコンピュータでも使うことができます。 |
==インストール== |
==インストール== |
||
{{pkg|nodm}} パッケージを[[インストール]]してください。 |
{{pkg|nodm}} パッケージを[[インストール]]してください。 |
||
+ | |||
+ | == 使い方 == |
||
他のディスプレイマネージャの systemd サービスは[[systemd#ユニットを使う|無効化]]して起動しないようにしてください。 |
他のディスプレイマネージャの systemd サービスは[[systemd#ユニットを使う|無効化]]して起動しないようにしてください。 |
||
15行目: | 17行目: | ||
nodm をインストールしたら、{{ic|/etc/nodm.conf}} ファイルを編集します。 |
nodm をインストールしたら、{{ic|/etc/nodm.conf}} ファイルを編集します。 |
||
− | {{ic|NODM_USER}} を自動的にログインするユーザーに設定して、セッションを起動するスクリプトに {{ic|NODM_XSESSION}} 変数を変更してください |
+ | {{ic|NODM_USER}} を自動的にログインするユーザーに設定して、セッションを起動するスクリプトに {{ic|NODM_XSESSION}} 変数を変更してください: |
NODM_USER='{user}' |
NODM_USER='{user}' |
||
NODM_XSESSION='/home/{user}/.xinitrc' |
NODM_XSESSION='/home/{user}/.xinitrc' |
||
− | スクリプトは実行可能である必要があります |
+ | スクリプトは実行可能である必要があります: |
− | chmod +x ~/xinitrc |
+ | $ chmod +x ~/xinitrc |
systemd サービスを有効化することでブート時に起動するようになります: |
systemd サービスを有効化することでブート時に起動するようになります: |
||
− | + | # systemctl enable nodm |
|
+ | |||
+ | === ログインセッション === |
||
+ | セッションを適切に処理するには、次の内容を含む pam.d ファイルを作成します。 |
||
+ | |||
+ | {{hc|1=/etc/pam.d/nodm|2= |
||
+ | #%PAM-1.0 |
||
+ | |||
+ | auth include system-local-login |
||
+ | account include system-local-login |
||
+ | password include system-local-login |
||
+ | session include system-local-login |
||
+ | }} |
2023年8月19日 (土) 20:15時点における最新版
関連記事
nodm はシステムの起動時に X セッションを自動的に起動するオートマチックディスプレイマネージャです。スマートフォンなどのデバイス向けに作られていますが、セキュリティに不安がないのであれば、普通のコンピュータでも使うことができます。
インストール
使い方
他のディスプレイマネージャの systemd サービスは無効化して起動しないようにしてください。
nodm をインストールしたら、/etc/nodm.conf
ファイルを編集します。
NODM_USER
を自動的にログインするユーザーに設定して、セッションを起動するスクリプトに NODM_XSESSION
変数を変更してください:
NODM_USER='{user}' NODM_XSESSION='/home/{user}/.xinitrc'
スクリプトは実行可能である必要があります:
$ chmod +x ~/xinitrc
systemd サービスを有効化することでブート時に起動するようになります:
# systemctl enable nodm
ログインセッション
セッションを適切に処理するには、次の内容を含む pam.d ファイルを作成します。
/etc/pam.d/nodm
#%PAM-1.0 auth include system-local-login account include system-local-login password include system-local-login session include system-local-login