「HP ProBook 4530s」の版間の差分

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* [https://github.com/hirschmann/nbfc NoteBook FanControl]
 
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* [http://ubuntuforums.org/showthread.php?t=2008756&p=12422983#post12422983 probook_ec.pl スクリプト] ([https://github.com/deanrock/probook-fan-control Python] あるいは [https://github.com/opinsys/puavo-hw-tools/tree/master/bin Ruby] でデーモン化)
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* [https://ubuntuforums.org/showthread.php?t=2008756&p=12422983#post12422983 probook_ec.pl スクリプト] ([https://github.com/deanrock/probook-fan-control Python] あるいは [https://github.com/opinsys/puavo-hw-tools/tree/master/bin Ruby] でデーモン化)
   
 
=== Intel CPU マイクロコード ===
 
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=== グラフィック ===
 
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Intel HD Graphics 3000 はオープンソースの {{Pkg|xf86-video-intel}} ドライバーによってサポートされています。HDMI によるデュアルディスプレイも機能します。AMD とのハイブリッドグラフィクを使用する場合、[[AMD Catalyst]] を使うことで GPU の電源管理が上手く動作するようになります。ただし、グラフィックカードを切り替えるにはシステムの再起動や Xorg の再起動必要です。ハイブリッド (Intel) GPU を使用するには AMD Catalyst と xf86-video-intel を両方インストールしてください
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Intel HD Graphics 3000 はオープンソースの {{Pkg|xf86-video-intel}} ドライバーによってサポートされています。HDMI によるデュアルディスプレイも機能します。AMD とのハイブリッドグラフィクを使用する場合、オープンソースの [[ATI]] ドライバを使する必要があります (プロプライエタリなドライバは利用できません[[Xorg#AMD]] を参照てください)。また[[PRIME]] テクノロジーを使用することで、[[ATI#ハイブリッドグラフィック/AMD Dynamic Switchable Graphics|動的切り替え]]可能になります。ハイブリッド (Intel) GPU をサポートするには、ATI ドライバだけでなく ''xf86-video-intel'' インストールする必要があります
   
 
==== 輝度 ====
 
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2023年10月26日 (木) 19:56時点における最新版

関連記事

デバイス 状態 モジュール
グラフィック 動作 xf86-video-intel と fglrx (Catalyst)
Bluetooth 動作 bluetooth
イーサネット 動作 r8169
ワイヤレス 動作 ath9k
オーディオ 動作 snd_hda_intel
カメラ 動作 uvcvideo
カードリーダー 動作 sdhci/sdhci_pci, jmb38x_ms
タッチパッド 動作 xf86-input-synaptics-led
ファンクションキー 動作 hp_wmi

デバイスの情報

ProBook 4530s には多数のハードウェア構成があります。このページでは i3 プロセッサ, Intel HD Graphics 3000 ビデオカード, Atheros AR9285 Wi-Fi カードが搭載されたモデルを扱っています。

lspci

00:00.0 Host bridge: Intel Corporation 2nd Generation Core Processor Family DRAM Controller (rev 09)
00:02.0 VGA compatible controller: Intel Corporation 2nd Generation Core Processor Family Integrated Graphics Controller (rev 09)
00:16.0 Communication controller: Intel Corporation 6 Series/C200 Series Chipset Family MEI Controller #1 (rev 04)
00:1a.0 USB controller: Intel Corporation 6 Series/C200 Series Chipset Family USB Enhanced Host Controller #2 (rev 04)
00:1b.0 Audio device: Intel Corporation 6 Series/C200 Series Chipset Family High Definition Audio Controller (rev 04)
00:1c.0 PCI bridge: Intel Corporation 6 Series/C200 Series Chipset Family PCI Express Root Port 1 (rev b4)
00:1c.1 PCI bridge: Intel Corporation 6 Series/C200 Series Chipset Family PCI Express Root Port 2 (rev b4)
00:1c.2 PCI bridge: Intel Corporation 6 Series/C200 Series Chipset Family PCI Express Root Port 3 (rev b4)
00:1c.3 PCI bridge: Intel Corporation 6 Series/C200 Series Chipset Family PCI Express Root Port 4 (rev b4)
00:1c.5 PCI bridge: Intel Corporation 6 Series/C200 Series Chipset Family PCI Express Root Port 6 (rev b4)
00:1c.7 PCI bridge: Intel Corporation 6 Series/C200 Series Chipset Family PCI Express Root Port 8 (rev b4)
00:1d.0 USB controller: Intel Corporation 6 Series/C200 Series Chipset Family USB Enhanced Host Controller #1 (rev 04)
00:1f.0 ISA bridge: Intel Corporation HM65 Express Chipset Family LPC Controller (rev 04)
00:1f.2 SATA controller: Intel Corporation 6 Series/C200 Series Chipset Family 6 port SATA AHCI Controller (rev 04)
23:00.0 System peripheral: JMicron Technology Corp. SD/MMC Host Controller (rev 30)
23:00.2 SD Host controller: JMicron Technology Corp. Standard SD Host Controller (rev 30)
23:00.3 System peripheral: JMicron Technology Corp. MS Host Controller (rev 30)
24:00.0 Network controller: Atheros Communications Inc. AR9285 Wireless Network Adapter (PCI-Express) (rev 01)
25:00.0 Ethernet controller: Realtek Semiconductor Co., Ltd. RTL8111/8168B PCI Express Gigabit Ethernet controller (rev 06)
26:00.0 USB controller: NEC Corporation uPD720200 USB 3.0 Host Controller (rev 04)

設定

ファンのコントロール

ファンはソフトウェアで制御できます。たとえ BIOS の "Fan always on while on AC power" オプションが無効になっていても、ソフトウェアを使わないとファンを切ることはできません。以下の2つのプログラムが 4530s をサポートしています:

Intel CPU マイクロコード

マイクロコード#Intel のマイクロコードのアップデートを有効にするを見てください。

ネットワーク

有線・無線両方のネットワークカードは最初から動作します。Atheros のカードは ath9k モジュールを使い、Realtek のイーサネットカードは r8169 モジュールを使います。詳しくはワイヤレス設定#ath9k を見てください。

ノート: Realtek のイーサネットカードの場合、公式リポジトリに含まれている r8168 モジュールをインストールすることで性能が向上することがあります。

WLAN BIOS ホワイトリスト (実験的)

HP BIOS は特定の WLAN カードの使用だけを許可しています (ホワイトリスト)。全ての OS エントリの最初の GRUB コマンドに以下を追加することでホワイトリストを迂回することができます:

write_dword 0xFED1F418 0x1F501FEB

上記のハックについて詳しくは こちら を見てください。4330s と 4730s で機能するので 4530s でも機能するはずですが、実験的なものと考えてください。

Bluetooth

ファイルの送受信や Bluetooth のオンオフは問題なく動作します。ath3k モジュールが必要です。

hciconfig -a

hci0:	Type: BR/EDR  Bus: USB
	BD Address: D0:DF:9A:91:B2:51  ACL MTU: 1022:8  SCO MTU: 121:3
	UP RUNNING PSCAN ISCAN 
	RX bytes:1823103 acl:11471 sco:0 events:10296 errors:0
	TX bytes:334040 acl:9846 sco:0 commands:259 errors:0
	Features: 0xff 0xfe 0x0d 0xfe 0x98 0x7f 0x79 0x87
	Packet type: DM1 DM3 DM5 DH1 DH3 DH5 HV1 HV2 HV3 
	Link policy: RSWITCH HOLD SNIFF 
	Link mode: SLAVE ACCEPT 
	Name: '4530s'
	Class: 0x580100
	Service Classes: Capturing, Object Transfer, Telephony
	Device Class: Computer, Uncategorized
	HCI Version: 3.0 (0x5)  Revision: 0x9999
	LMP Version: 3.0 (0x5)  Subversion: 0x9999
	Manufacturer: Atheros Communications, Inc. (69)

グラフィック

Intel HD Graphics 3000 はオープンソースの xf86-video-intel ドライバーによってサポートされています。HDMI によるデュアルディスプレイも機能します。AMD とのハイブリッドグラフィクスを使用する場合、オープンソースの ATI ドライバを使用する必要があります (プロプライエタリなドライバは利用できません。Xorg#AMD を参照してください)。また、PRIME テクノロジーを使用することで、動的切り替えが可能になります。ハイブリッド (Intel) GPU をサポートするには、ATI ドライバだけでなく xf86-video-intel もインストールする必要があります。

輝度

GNOME 3, KDE, MATE では Fn+F2Fn+F3 で画面の明るさをコントロールできます。他のデスクトップ環境ではテストしていません。

タッチパッド

タッチパッドは xf86-input-synaptics パッケージで機能します。xf86-input-synaptics-ledAURsynaptics-ledAUR パッケージを使うことで左上の隅をダブルタップしたときにタッチパッドを無効化することができます。

他のハードウェア

カードリーダー

23:00.0 System peripheral: JMicron Technology Corp. SD/MMC Host Controller (rev 30)
23:00.2 SD Host controller: JMicron Technology Corp. Standard SD Host Controller (rev 30)
23:00.3 System peripheral: JMicron Technology Corp. MS Host Controller (rev 30)

SD カードが使えることを確認済みです。Linux 3.4.7 カーネル以上で、メモリースティックも使用できます。

ファンクションキー

ファンクションキーを機能させるには hp-wmi モジュールが必要です。GNOME 3 と MATE では全ての Fn+F* キーが動作します。Fn-F6 キーを使うには gnome-power-manager のインストールが必要です。テンキーの上のキーも認識されます。ウェブキーには XF86HomePage が割り当てられますが (ホームページを開く)、Wi-Fi キーは NoSymbol となり何も行いません。

カメラ

uvcvideo モジュールで動作します。

HP DriveGuard

hpfall-gitAUR パッケージで動作します。詳しくは Hpfall を参照。

電源管理

acpi-cpufreq モジュールと CPU ガバナー (cpufreq_ondemand, cpufreq_conservative など) が必要です。詳しくは CPU 周波数スケーリングを参照。

ノート:
  • laptop-mode-tools を使用して powertop2 と i915_enable_rc6 パラメータを調整することでバッテリーの残り持ち時間を5時間30分にまで増やせることを確認済みです。
  • powertop の "good/bad" パラメータは再起動で消えてしまうので注意してください。3.4.x 現在、Ivy Bridge と Sandy Bridge アーキテクチャで rc6 はデフォルトで有効になります。デフォルト設定 (-1) は i915_enable_rc6=3 と同じで rc6 と rc6p を有効にします。さらに、i915_enable_rc6=7 を使うことで低電源状態を有効にできますが、安定性が失われるという報告があります。また、2011Q4 現在 Sandy Bridge と Ivy Bridge の i915 モジュールはデフォルトでフレームバッファ圧縮を有効にします。default.

サスペンドとハイバネート

pm-utils とカーネルバックエンドでサスペンドやハイバネートは問題なく動作します。

センサー

lm_sensors では acpitz-virtual デバイスと4つの温度が、coretemp-isa デバイスと CPU の各コアのセンサーが表示されます。ファンの RPM に関する情報は表示されません。

acpitz-virtual-0
Adapter: Virtual device
temp1:        +51.0°C  (crit = +128.0°C)
temp2:         +0.0°C  (crit = +128.0°C)
temp3:        +38.0°C  (crit = +128.0°C)
temp4:        +50.0°C  (crit = +128.0°C)
temp5:        +26.0°C  (crit = +128.0°C)
temp6:         +0.0°C  (crit = +128.0°C)
temp7:         +0.0°C  (crit = +128.0°C)
temp8:         +0.0°C  (crit = +128.0°C)

coretemp-isa-0000
Adapter: ISA adapter
Physical id 0:  +53.0°C  (high = +80.0°C, crit = +85.0°C)
Core 0:         +49.0°C  (high = +80.0°C, crit = +85.0°C)
Core 1:         +50.0°C  (high = +80.0°C, crit = +85.0°C)