「ClamSMTP」の版間の差分
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− | [[Category:メールサーバー]] |
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− | [[en:ClamSMTP]] |
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− | [http://thewalter.net/stef/software/clamsmtp/ ClamSMTP] はあらゆる SMTP サーバーから使えるシンプルなウイルスフィルタリングツールです。Postfix MTA と組み合わせることで役に立ちます。 |
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− | Postfix と ClamAV のインストール・設定が必要です。[[ClamAV]] と [[Postfix]] を見てください。 |
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− | == インストール == |
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− | ClamSMTP をインストールする前に Postfix をインストール・設定して SMTP サーバーのユーザーを作成してテストしてください。ClamAV もインストールしてください。 |
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− | Postfix と ClamAV がインストールできたら {{AUR|clamsmtp}} パッケージを[[インストール]]してください。 |
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− | == 設定 == |
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− | === ClamSMTP === |
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− | {{ic|/etc/conf.d/clamsmtp}} の以下の行を: |
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− | START_CLAMSMTP="no" |
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− | 以下のように変更してください: |
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− | START_CLAMSMTP="yes" |
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− | そして {{ic|/etc/clamav/clamsmtpd.conf}} を編集してデーモンを設定します。以下の内容で新しいファイルを作成してください (元のファイルは消してかまいません): |
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− | OutAddress: 10025 |
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− | Listen: 127.0.0.1:10026 |
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− | TempDirectory: /var/spool/clamsmtp |
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− | User: clamav |
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− | ClamSMTP はデーモンとして機能します。設定ファイルに指定されたポートで待機して、メールが来たら ClamAV でスキャンを行い、別のポートで Postfix にメールを受け渡します。ここではポート 10026 を使用して、clamav ユーザーでメールをスキャンし、Postfix にはポート 10025 から送り返します。 |
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− | 次に clamsmtp のキャッシュを作成します (デフォルトの一時ディレクトリ {{ic|/tmp}} ではパーミッションエラーが発生します): |
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− | # mkdir /var/spool/clamsmtp |
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− | # chown clamav:clamav /var/spool/clamsmtp |
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− | === ClamAV === |
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− | {{ic|/etc/clamav/clamd.conf}} を編集して以下の行を: |
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− | #ScanMail yes |
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− | 以下のようにアンコメントしてください: |
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− | ScanMail yes |
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− | === Postfix === |
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− | {{ic|/etc/postfix/main.cf}} を編集してファイルの末尾に以下の2行を追加: |
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− | content_filter = scan:127.0.0.1:10026 |
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− | receive_override_options = no_address_mappings |
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− | これで Postfix はメールをローカルホストのポート 10026 に送信するようになります。 |
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− | {{ic|/etc/postfix/master.cf}} を編集: |
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− | scan unix - - n - 16 smtp |
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− | -o smtp_send_xforward_command=yes |
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− | # For injecting mail back into postfix from the filter |
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− | 127.0.0.1:10025 inet n - n - 16 smtpd |
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− | -o content_filter= |
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− | -o receive_override_options=no_unknown_recipient_checks,no_header_body_checks |
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− | -o smtpd_helo_restrictions= |
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− | -o smtpd_client_restrictions= |
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− | -o smtpd_sender_restrictions= |
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− | -o smtpd_recipient_restrictions=permit_mynetworks,reject |
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− | -o mynetworks_style=host |
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− | -o smtpd_authorized_xforward_hosts=127.0.0.0/8 |
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− | |||
− | 最初の2行は scan サービスを作成して、他の行は ClamSMTP からスキャンされたメールを受け取って配達します。 |
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− | == テスト == |
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− | {{ic|clamsmtp.service}} を起動してサーバーをテストしてください。 |
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− | ウイルスが含まれていないメールを自分自身に送信してみてください。 |
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− | |||
− | メールが届かない場合、{{ic|/var/log/mail.log}} にエラーが出てないか確認してください。 |
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− | |||
− | 問題なければ、[[Wikipedia:ja:EICARテストファイル|テストウイルス]]をダウンロードしてからメールに添付して送信してみてください。 |
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− | |||
− | サーバーのログファイルを確認すると、以下のように出力されているはずです: |
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− | May 23 00:04:08 servername postfix/smtp[2415]: A9B941F911: to=<user@your.postfix.server>, relay=127.0.0.1[127.0.0.1]:10026, delay=0.13, delays=0.08/0/0.04/0, dsn=2.0.0, status=sent (250 Virus Detected; Discarded Email) |
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− | |||
− | == 参照 == |
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− | * http://memberwebs.com/stef/software/clamsmtp/{{Dead link|2017|06|01}} |
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− | * http://www.postfix.org/ |
2020年7月22日 (水) 20:24時点における最新版
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