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上記の設定は {{ic|quiet}} と {{ic|1=loglevel=<level>}} の両方を、この順番で使用したときにのみ適用されます ({{ic|quiet}} が先)。{{ic|loglevel}} パラメータはコンソールへの表示だけに影響します。dmesg 自体のレベルは変更されず、journal や {{ic|dmesg}} コマンドでメッセージを閲覧することが可能です。詳しくは {{Pkg|linux-docs}} パッケージの {{ic|Documentation/kernel-parameters.txt}} ファイルを見て下さい。 |
上記の設定は {{ic|quiet}} と {{ic|1=loglevel=<level>}} の両方を、この順番で使用したときにのみ適用されます ({{ic|quiet}} が先)。{{ic|loglevel}} パラメータはコンソールへの表示だけに影響します。dmesg 自体のレベルは変更されず、journal や {{ic|dmesg}} コマンドでメッセージを閲覧することが可能です。詳しくは {{Pkg|linux-docs}} パッケージの {{ic|Documentation/kernel-parameters.txt}} ファイルを見て下さい。 |
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− | 起動時に systemd のバージョン番号が表示されないようにしたい場合、カーネルコマンドラインに {{ic|1=udev. |
+ | 起動時に systemd のバージョン番号が表示されないようにしたい場合、カーネルコマンドラインに {{ic|1=udev.log_priority=3}} を追加してください ([https://www.freedesktop.org/software/systemd/man/systemd-udevd.service.html#Kernel%20command%20line ソース])。[[initramfs]] で systemd が使われている場合、{{ic|1=rd.udev.log_priority=3}} を追加してください。 |
[[initramfs]] で {{ic|systemd}} フックを使っている場合、initramfs の初期化で systemd のメッセージが表示されることがあります。{{ic|1=rd.systemd.show_status=false}} を使うことでメッセージは無効化できます。もしくは {{ic|1=rd.systemd.show_status=auto}} で成功メッセージだけ消すことができます (エラーの場合は表示されます)。{{ic|1=quiet}} を使用すると自動的に {{ic|1=systemd.show_status=auto}} が設定されますが、何らかの理由で initramfs の systemd は設定を認識しないことがあります。以下は systemd を使って起動するときに [[initramfs]] で全くメッセージを出さないようにするのにカーネルに指定する必要があるパラメータです: |
[[initramfs]] で {{ic|systemd}} フックを使っている場合、initramfs の初期化で systemd のメッセージが表示されることがあります。{{ic|1=rd.systemd.show_status=false}} を使うことでメッセージは無効化できます。もしくは {{ic|1=rd.systemd.show_status=auto}} で成功メッセージだけ消すことができます (エラーの場合は表示されます)。{{ic|1=quiet}} を使用すると自動的に {{ic|1=systemd.show_status=auto}} が設定されますが、何らかの理由で initramfs の systemd は設定を認識しないことがあります。以下は systemd を使って起動するときに [[initramfs]] で全くメッセージを出さないようにするのにカーネルに指定する必要があるパラメータです: |
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− | quiet loglevel=3 rd.systemd.show_status=auto rd.udev. |
+ | quiet loglevel=3 rd.systemd.show_status=auto rd.udev.log_priority=3 |
Last login メッセージを消すには {{ic|touch ~/.hushlogin}} を実行してください。 |
Last login メッセージを消すには {{ic|touch ~/.hushlogin}} を実行してください。 |
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tty でカーソルを元に戻すには以下を実行: |
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# setterm -cursor on >> /etc/issue |
# setterm -cursor on >> /etc/issue |
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+ | == GRUB の表示を消す == |
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+ | 非公式の {{AUR|grub-silent}} パッケージをインストールすることで、GRUB の起動メッセージを消すことができます。 |
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+ | インストールしたら、[[GRUB]] を適切なパーティションに再インストールしてください。 |
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+ | そして {{ic|/etc/default/grub.silent}} を参考に、{{ic|/etc/default/grub}} に必要な変更を加えてください。 |
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+ | 以下の3行は必須です: |
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+ | GRUB_DEFAULT=0 |
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+ | GRUB_TIMEOUT=0 |
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+ | GRUB_RECORDFAIL_TIMEOUT=$GRUB_TIMEOUT |
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+ | {{Note|{{ic|1=GRUB_TIMEOUT=0}} と {{ic|1=GRUB_HIDDEN_TIMEOUT=1}} (または他の正数値) を設定する場合、{{ic|1=GRUB_RECORDFAIL_TIMEOUT=$GRUB_TIMEOUT}} の代わりに {{ic|1=GRUB_RECORDFAIL_TIMEOUT=$GRUB_HIDDEN_TIMEOUT}} と設定してください。そうしないと起動時に {{ic|Esc}} を押しても GRUB メニューは表示されません。}} |
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+ | |||
+ | 最後に、{{ic|grub.cfg}} ファイルを再生成してください。 |
2018年3月31日 (土) 21:57時点における版
このページは、外観をスッキリさせたいなどの理由で、システム情報の表示を出来るだけ少なくしたい人のための情報を載せています。以下のガイドに従うことで起動時に表示されるテキストを全て消すことができます [1]。
カーネルパラメータ
ブートローダーの設定オプションを使ってカーネルパラメータを変更して、以下のパラメータを指定します:
quiet vga=current
vga=current
は FS#32309 のような問題のある挙動を発生させないようにするカーネルパラメータです。
上記のカーネルパラメータを設定してもメッセージがコンソールに表示される場合、おそらく dmesg が重要と思われるメッセージを送信しています。quiet loglevel=<level>
を使うことで表示するメッセージのレベルを変更することができます。<level>
は 0 から 7 の間の数字に置き換えてください。0 は最もクリティカルな情報だけを表示し、7 はデバッグ情報まで表示するレベルです。
quiet loglevel=3 vga=current
上記の設定は quiet
と loglevel=<level>
の両方を、この順番で使用したときにのみ適用されます (quiet
が先)。loglevel
パラメータはコンソールへの表示だけに影響します。dmesg 自体のレベルは変更されず、journal や dmesg
コマンドでメッセージを閲覧することが可能です。詳しくは linux-docs パッケージの Documentation/kernel-parameters.txt
ファイルを見て下さい。
起動時に systemd のバージョン番号が表示されないようにしたい場合、カーネルコマンドラインに udev.log_priority=3
を追加してください (ソース)。initramfs で systemd が使われている場合、rd.udev.log_priority=3
を追加してください。
initramfs で systemd
フックを使っている場合、initramfs の初期化で systemd のメッセージが表示されることがあります。rd.systemd.show_status=false
を使うことでメッセージは無効化できます。もしくは rd.systemd.show_status=auto
で成功メッセージだけ消すことができます (エラーの場合は表示されます)。quiet
を使用すると自動的に systemd.show_status=auto
が設定されますが、何らかの理由で initramfs の systemd は設定を認識しないことがあります。以下は systemd を使って起動するときに initramfs で全くメッセージを出さないようにするのにカーネルに指定する必要があるパラメータです:
quiet loglevel=3 rd.systemd.show_status=auto rd.udev.log_priority=3
Last login メッセージを消すには touch ~/.hushlogin
を実行してください。
sysctl
コンソールからカーネルメッセージを消すには 以下 のように kernel.printk
行を追加・修正してください:
/etc/sysctl.d/20-quiet-printk.conf
kernel.printk = 3 3 3 3
startx
startx
メッセージを消したい場合、以下のように .bash_profile などで出力を /dev/null
にリダイレクトすることができます:
$ [[ $(fgconsole 2>/dev/null) == 1 ]] && exec startx -- vt1 &> /dev/null
fsck
起動時の fsck メッセージを消すには、systemd に root ファイルシステムをチェックさせてください。まず /etc/mkinitcpio.conf
の HOOKS から fsck を削除:
HOOKS=(...)
そして次を実行:
# mkinitcpio -p linux
/usr/lib/systemd/system/
にある systemd-fsck-root.service
と systemd-fsck@.service
ファイルを /etc/systemd/system/
にコピーして、編集し、StandardOutput と StandardError を以下のように設定します:
(...) [Service] Type=oneshot RemainAfterExit=yes ExecStart=/usr/lib/systemd/systemd-fsck StandardOutput=null StandardError=journal+console TimeoutSec=0
systemd-fsck
に指定するオプションの情報は こちら を見て下さい。サービスがファイルシステムをチェックする(しない)頻度を変えられます。
点滅するコンソールカーソルを消す
上記の設定をしてもコンソールカーソルは点滅し続けます。カーネルに vt.global_cursor_default=0
を設定することで点滅を止めることができます [2]。
tty でカーソルを元に戻すには以下を実行:
# setterm -cursor on >> /etc/issue
GRUB の表示を消す
非公式の grub-silentAUR パッケージをインストールすることで、GRUB の起動メッセージを消すことができます。
インストールしたら、GRUB を適切なパーティションに再インストールしてください。
そして /etc/default/grub.silent
を参考に、/etc/default/grub
に必要な変更を加えてください。
以下の3行は必須です:
GRUB_DEFAULT=0 GRUB_TIMEOUT=0 GRUB_RECORDFAIL_TIMEOUT=$GRUB_TIMEOUT
最後に、grub.cfg
ファイルを再生成してください。