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[http://plhk.ru/ echinus] は X11 のシンプルかつ軽量なタイル・フロート型ウィンドウマネージャです。設定が簡単な [[dwm]] フォークとして開発が開始されましたが、echinus は [http://standards.freedesktop.org/wm-spec/wm-spec-1.3.html EWMH] をサポートするフル機能のリペアレントウィンドウマネージャになっています。
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dwm と違って、echinus は設定を変更した後に再コンパイルする必要はありません。初めから [http://www.freedesktop.org/wiki/Software/Xft Xft] (freetype) をサポートしておりタイトルバーを設定するオプションが存在します。
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==インストール==
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{{AUR|echinus}} を[[インストール]]してください。echinus 用に作成された、軽量な EWMH タスクバーである {{AUR|ourico}} や [http://tools.suckless.org/dmenu/ dmenu] もインストールすると良いでしょう。
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インストールしたら、{{ic|/etc/xdg/echinus}} の全てのファイルを (ユーザーの) {{ic|~/.echinus}} にコピーしてください。
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==設定==
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echinus はシンプルな Xresources 形式のテキストファイルで設定します: {{ic|~/.echinus/echinusrc}}。設定オプションの詳細は {{ic|/usr/share/doc/echinus/README}} に書いてあります。設定ファイルのセクションは以下のようになります:
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===ルール===
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ルールを設定することで特定のタグでアプリケーションを生成することができます。例えば、以下のルールは firefox を "web" タグで開きます:
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Echinus*rule0: firefox.* web 0 1
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ターミナルでアプリケーションを開く場合は echinus が開いたアプリケーションを管理できるように -title を設定する必要があります:
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Echinus*spawn0: CA + m = urxvtc -title mutt -e mutt
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同じく、[[dmenu]] を開くときは、以下のようにプロパティを設定する必要があります:
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Echinus*spawn1: Menu = dmenu_run -fn "-*-dina-medium-r-*-*-*-100-*-*-*-*-*-*" -nb "#1A1A1A" -nf "#696969" -sb "#1A1A1A" -sf "#D3D7Cf"
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==echinus の起動==
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{{ic|startx}} や [[SLiM]] ログインマネージャで echinus を起動するには、{{ic|~/.xinitrc}} に以下を追加してください:
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exec echinus
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==echinus を使う==
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{{ic|echinusrc}} に変更を加えたら、echinus を再起動 ({{ic|Alt}} + {{ic|Shift}} + {{ic|q}}) することで再コンパイルすることなく設定をリロードできます。キーバインドは自由にカスタマイズすることができます。
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ウィンドウの操作に関する詳細は man ページや {{ic|README}} を見て下さい。
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===パネル & ページャ===
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echinus は EMWH の一部をサポートしています。以下のプログラムが動作します:
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* [[tint2]]
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* [http://fbpanel.sourceforge.net/ fbpanel]
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* [http://useperl.ru/ipager/index.en.html ipager]
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* {{AUR|ourico}}
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==参照==
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* [http://plhk.ru/ echinus ウェブサイト]
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* [https://github.com/polachok/echinus GitHub リポジトリ]
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===スクリーンショット===
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* http://www.flickr.com/photos/jasonwryan/5270660692/lightbox/
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* http://plhk.ru/gallery/echinus-0.4.6.png
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* http://plhk.ru/gallery/profont.png
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* http://plhk.ru/gallery/echinus027.png

2015年11月27日 (金) 23:33時点における版

関連記事

echinus は X11 のシンプルかつ軽量なタイル・フロート型ウィンドウマネージャです。設定が簡単な dwm フォークとして開発が開始されましたが、echinus は EWMH をサポートするフル機能のリペアレントウィンドウマネージャになっています。

dwm と違って、echinus は設定を変更した後に再コンパイルする必要はありません。初めから Xft (freetype) をサポートしておりタイトルバーを設定するオプションが存在します。

インストール

echinusAUR をインストールしてください。echinus 用に作成された、軽量な EWMH タスクバーである ouricoAUR や dmenu もインストールすると良いでしょう。

インストールしたら、/etc/xdg/echinus の全てのファイルを (ユーザーの) ~/.echinus にコピーしてください。

設定

echinus はシンプルな Xresources 形式のテキストファイルで設定します: ~/.echinus/echinusrc。設定オプションの詳細は /usr/share/doc/echinus/README に書いてあります。設定ファイルのセクションは以下のようになります: 

Echinus*selected.border: #404040
Echinus*selected.button: #d3d7cf
Echinus*selected.bg: #262626
Echinus*selected.fg: #d3d7cf

ルール

ルールを設定することで特定のタグでアプリケーションを生成することができます。例えば、以下のルールは firefox を "web" タグで開きます: 

Echinus*rule0: firefox.* web 0 1

ターミナルでアプリケーションを開く場合は echinus が開いたアプリケーションを管理できるように -title を設定する必要があります: 

Echinus*spawn0: CA + m = urxvtc -title mutt -e mutt

同じく、dmenu を開くときは、以下のようにプロパティを設定する必要があります: 

Echinus*spawn1: Menu = dmenu_run -fn "-*-dina-medium-r-*-*-*-100-*-*-*-*-*-*" -nb "#1A1A1A" -nf "#696969" -sb "#1A1A1A" -sf "#D3D7Cf"

echinus の起動

startx や SLiM ログインマネージャで echinus を起動するには、~/.xinitrc に以下を追加してください: 

exec echinus

echinus を使う

echinusrc に変更を加えたら、echinus を再起動 (Alt + Shift + q) することで再コンパイルすることなく設定をリロードできます。キーバインドは自由にカスタマイズすることができます。

ウィンドウの操作に関する詳細は man ページや README を見て下さい。

パネル & ページャ

echinus は EMWH の一部をサポートしています。以下のプログラムが動作します:

参照

スクリーンショット

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