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2023年4月12日 (水) 16:49時点における最新版
Matomo(旧 Piwik)は、GNU General Public License 3 でライセンスされたオープンソースのウェブ解析ツールです。このソフトウェアは PHP で書かれており、ウェブブラウザを介してアクセスします。プロジェクトの主要なアイデアはプライバシーであり、サードパーティのウェブサイト解析プロバイダを使用する場合、ウェブサイトのオーナーは、すべてのユーザーデータを広告主に売るために彼らに渡しています。
1 つの実行インスタンスで、対象ウェブサイトに JavaScript を読み込むことにより、複数のウェブサイトを解析することができます。
インストール
matomoAUR または matomo-gitAUR パッケージをインストールします。git パッケージは、php-fpm デーモンを自動的に設定します。さらに、最新の GeoIP データベースをダウンロードしてインストールします。デフォルトでは、Matomo は訪問者の位置を設定されたブラウザ言語から推測しますが、これは地理的位置に対する信頼性のある情報ではありません。
設定
php 設定
Matomo を動作させるためには、php を適切に設定する必要があります。
まず、PHP#MySQL/MariaDB で説明されているように、MySQL サポートを有効にしてください。/etc/php/php.ini
を編集して、;extension=pdo_mysql
と ;extension=mysqli
の前のセミコロンを削除してコメントアウトを解除します。
一般的に、コメントは先行するセミコロンで示されます。
;extension=iconv
を有効にし、;extension=gd
は Matomo にとってオプションです。少なくとも iconv のコメントアウトを解除してください。
Matomo に必要なファイルへのアクセスを許可する
バージョン7.4 以降の php-fpm.service
に新たな制限があるため、ProtectSystem
が設定されていて Matomo が正しく機能しない(プラグインのインストール、設定の変更などができない)場合、特定のファイルへのアクセス権を手動で設定する必要があります。
以下の /etc/systemd/system/php-fpm.service.d/override_matomo.conf
ファイルは、必要以上のものを公開せず、インストールマニフェストで説明されているようにACLを変更できるようにしたまま、問題を解決します。
[Service] ReadWritePaths = /usr/share/webapps/matomo/config ReadWritePaths = /usr/share/webapps/matomo/matomo.js ReadWritePaths = /usr/share/webapps/matomo/misc/user/ ReadWritePaths = /usr/share/webapps/matomo/plugins/
サーバーの設定 (nginx)
PHP のウェブサイトを有効にするには、php-fpm パッケージをインストールし、php-fpm.service
を起動/有効化してください(Nginx#PHP implementation を参照)。/etc/nginx/nginx.conf
を変更してサーバーを作成します。次のテンプレートを "http" コンテキストに追加してください。または、matomo's GitHub の指示を参照してください。
include /etc/nginx/mime.types; server { index index.php; listen 443 ssl; listen [::]:443 ssl; root /usr/share/webapps/matomo/; server_name matomo.example.com; location ~ ^/(\.git/|config/|core/|lang/|tmp/) { return 403; } location ~ \.php$ { try_files $uri =404; # FastCGI include fastcgi.conf; fastcgi_pass unix:/run/php-fpm/php-fpm.sock; fastcgi_index index.php; } location ~ \.(avi|css|eot|gif|htm|html|ico|jpg|js|json|mp3|mp4|ogg|png|svg|ttf|wav|woff|woff2)$ { try_files $uri =404; } location ~ ^/(libs/|misc/|node_modules/|plugins/|vendor/) { return 403; } }
暗号化を使用する場合は、letsencrypt からフリーの証明書を取得できます。証明書を取得しインストールした後、以下のコードを "http" または "server" コンテキストに追加して使用します。
include /etc/letsencrypt/options-ssl-nginx.conf; ssl_dhparam /etc/letsencrypt/ssl-dhparams.pem; ssl_certificate_key /etc/letsencrypt/live/subdomain.domain.me/privkey.pem; ssl_certificate /etc/letsencrypt/live/subdomain.domain.me/fullchain.pem;
nginx サーバーを実行するには、nginx.service
を起動/有効化してください。
最終手順
主要な設定が完了しました。ブラウザで Matomo のウェブサイトにアクセスし、必要なものがすべて利用可能で設定されていることを確認し、設定ファイルを作成するだけの簡単なインストールガイドを完了してください。