「Intel GMA 3600」の版間の差分
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2017年1月29日 (日) 00:36時点における版
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Intel GMA 3600 シリーズは PowerVR SGX 545 グラフィックコアがベースの内蔵ビデオアダプタのファミリーです。Atom N2600 と Atom N2800 で使われています。
ニュース
Intel は PowerVR のグラフィックドライバーをリリースしています: http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?agr=Y&DwnldID=21938
注意: 最新版 1.03 (10/01/2012) は以下のバージョンに依存しています:
バンドル "Ant"
* カーネル: 3.0.0 * Mesa GL: 7.9 * Xorg: 1.9
バンドル "Bee"
* カーネル: 3.1.0 * Mesa GL: 7.11 * Xorg: 1.11
よっぽど古いシステムを動かしているのでないかぎり、このドライバーは Arch Linux では使えません。
カーネルモジュールドライバー
カーネル v3.3 からアダプタの実験的なサポートが含まれており、カーネル v3.5 では GMA3600 の電源機能がサポートされました。現在ではサスペンド/復帰が問題なく動作するはずです。
復帰後に黒画面になる場合は次を試してください:
sudo touch /etc/pm/sleep.d/99video
Xorg ドライバー
今のところ、Xorg サーバーのアクセラレーションドライバーは存在しません。ただ xorg-server パッケージに含まれている Xorg の modesetting ドライバーを使うことで多少のサポートは得られます:
/etc/X11/xorg.conf.d/20-gpudriver.conf
Section "Device" Identifier "Intel GMA3600" Driver "modesetting" EndSection
modesetting ドライバーを使うことで LVDS, VGA などの端子の有効・無効を切り替えたり xrandr で解像度を変えられるようになります。
必要であれば以下の設定で LVDS を無効にして強制的に VGA を有効にできます:
/etc/X11/xorg.conf.d/20-gpudriver.conf
Section "Device" Identifier "Intel GMA3600" Driver "modesetting" Option "Monitor-LVDS-0" "Ignore" Option "Monitor-VGA-0" "Monitor" EndSection Section "Monitor" Identifier "Ignore" Option "Ignore" EndSection Section "Monitor" Identifier "Monitor" Option "Enable" EndSection
動画の再生
チップの力を使ってグラフィックアクセラレーションでフル HD の動画を再生することはできません。Atom CPU のパワーを最大限使って動画をデコードするには:
$ mplayer -lavdopts threads=4 -fs myvideo.avi