「GPD Win」の版間の差分
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==== バッテリーセンサー ==== |
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==== X セッションの回転 ==== |
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携帯ディスプレイが使われているため、ディスプレイは適切に回転させる必要があります。カーネル 4.9.2 から、X セッションの回転は ([[xrandr]] による手動設定あるいはデスクトップ環境の設定を問わず) 問題なく動作します。 |
携帯ディスプレイが使われているため、ディスプレイは適切に回転させる必要があります。カーネル 4.9.2 から、X セッションの回転は ([[xrandr]] による手動設定あるいはデスクトップ環境の設定を問わず) 問題なく動作します。 |
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+ | GNOME を使っていて全てがアップスケールされてしまう場合、以下のコマンドでスケールを元に戻せます: |
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+ | $ gsettings set org.gnome.desktop.interface scaling-factor 1 |
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==== タッチスクリーンの回転 ==== |
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2017年7月14日 (金) 23:45時点における版
GPD Win は小型 (5.5インチディスプレイ) の携帯デバイスです。
目次
ハードウェア
このセクションで説明していないハードウェアは特に設定をしなくても問題なく動作します。
内蔵 Wi-Fi
Linux Bug 185661 が解決されるまでは、内蔵されている Wi-Fi を使うにはフィックスが必要になります。こちら から brcmfmac4356-pcie.txt
を入手して /lib/firmware/brcm
に配置して brcmfmac
モジュールをリロードしてください。
Arch Linux のインストーラーで内蔵 Wi-Fi を動作させたい場合、Windows 10 から上記のファイルを C:\
にダウンロードしてインストーラーで以下を実行するのが一番簡単です:
ディレクトリを作成して Windows 10 パーティションをマウント (mmcblk0p2
は lsblk
を実行して確認できた Windows 10 パーティションに置き換えてください):
# mkdir windows # mount /dev/mmcblk0p2 windows
ファイルをコピー:
# cp windows/brcmfmac4356-pcie.txt /lib/firmware/brcm
モジュールをリロード:
# modprobe -r brcmfmac # modprobe brcmfmac
Wi-Fi に接続:
# wifi-menu
バッテリーセンサー
カーネル 4.12 からは特に何も設定しなくても動作します。それ以前のバージョンでは Hans de Goede のパッチがあたったカーネル が必要です。パッチのあたったカーネルを使うことで起動後に電源ケーブルを接続したときに充電されない問題や高速充電されない問題も解決されます。
X セッションの回転
携帯ディスプレイが使われているため、ディスプレイは適切に回転させる必要があります。カーネル 4.9.2 から、X セッションの回転は (xrandr による手動設定あるいはデスクトップ環境の設定を問わず) 問題なく動作します。
GNOME を使っていて全てがアップスケールされてしまう場合、以下のコマンドでスケールを元に戻せます:
$ gsettings set org.gnome.desktop.interface scaling-factor 1
タッチスクリーンの回転
カーネル 4.9.2 から、X セッションを回転すると自動的にタッチスクリーンも回転します (gnome-control-center で確認)。回転しない場合、以下のコマンドで上手くいくこともありますが、絶対にそうなるとは限りません:
$ xinput set-prop 'Goodix Capacitive TouchScreen' 'Coordinate Transformation Matrix' -1 0 1 0 -1 1 0 0 1
サウンド
最新カーネルと linux-lts で問題なく機能します。ヘッドフォンジャックを使うには Hans de Goede のパッチが適用されたカーネル が必要です。
メモリカードリーダー
最新カーネルと linux-lts カーネルのどちらでも問題なく動作します。
電源ボタンとボリュームボタン
動作しますが Hans de Goede のパッチが適用されたカーネル が必要です。
画面輝度の調整
動作しますが Hans de Goede のパッチが適用されたカーネル が必要です。
フタを開き閉めしたときにサスペンド・復帰
動作しますが Hans de Goede のパッチが適用されたカーネル が必要です。
インストール
インストーラーの起動
起動時に "Del" や "Esc" を押し続けて BIOS を開いてください。BIOS からは、USB ドライブを優先して起動するようにオプションを変更してください。
Arch Linux の起動オプション画面では、"e" を押して起動オプションを編集して i915.fastboot=1
を追加しないと画面が表示されません。また、画面が正しく回転されるように fbcon=rotate:1
を追加してください。
Windows 10 とデュアルブートするためのパーティションのフォーマット
Windows のディスク管理などを使って Windows 10 のパーティションを縮小して Arch Linux の新しいパーティション用の領域を作成してください。
lsblk
を実行してパーティションを確認して以下のパーティションの番号をメモしてください:
- (X) Windows ブートローダー (100MB のパーティション)
- (Y) Windows 10 パーティション
- (Z) 新しい Linux のパーティション
新しい Linux パーティションをフォーマットしてマウント:
# mkfs.ext4 /dev/mmcblk0pZ # mount /dev/mmcblk0pZ /mnt
ブートディレクトリを作成して Windows ブートローダーをマウント:
# mkdir /mnt/boot # mount /dev/mmcblk0pX /mnt/boot
Arch Linux のインストール
ベースシステムをインストール:
# pacstrap -i /mnt base base-devel
Wi-Fi を使うためのファイルをコピー:
# cp /lib/firmware/brcm/brcmfmac4356-pcie.txt /mnt/lib/firmware/brcm
その後はインストールガイドのブートローダーの設定まで手順を進めてください。
ブートローダーのインストール
ブートローダーをインストール:
# bootctl install
/boot/loader/entries/arch.conf
を以下のように作成:
title Arch Linux linux /vmlinuz-linux initrd /initramfs-linux.img options i915.fastboot=1 fbcon=rotate:1 root=/dev/mmcblk0pZ rw
トラブルシューティング
全てのコアを使用した場合にクラッシュする
CPU の Turbo Boost はソフトウェアによって制御されますが Linux カーネル (4.4) は CPU の速度をあまり下げずに、ずっと 2.4Ghz 程度で動作します。4コア全てを使い切ると CPU がクラッシュすることがあります。Turbo Boost 機能を無効化することでクラッシュは解決します (BIOS の "Turbo Mode" 設定)。詳しくは こちら を参照。