「Netbeans」の版間の差分

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{{Pkg|netbeans}} パッケージを[[インストール]]してください。
 
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== ヒントとテクニック ==
== Tips and tricks ==
 
 
{{Note|グローバルな netbeans.conf ({{Ic|/usr/share/netbeans/etc/netbeans.conf}}) はパッケージのアップデートで上書きされます。設定を変更するときはローカルの netbeans.conf ({{ic|~/.netbeans/<ver>/etc/netbeans.conf}}) に追加してください (etc ディレクトリと .conf ファイルを作成する必要があります)。}}
 
{{Note|グローバルな netbeans.conf ({{Ic|/usr/share/netbeans/etc/netbeans.conf}}) はパッケージのアップデートで上書きされます。設定を変更するときはローカルの netbeans.conf ({{ic|~/.netbeans/<ver>/etc/netbeans.conf}}) に追加してください (etc ディレクトリと .conf ファイルを作成する必要があります)。}}
 
*ローカルの netbeans.conf の設定はグローバルな netbeans.conf の設定を上書きします。
 
*ローカルの netbeans.conf の設定はグローバルな netbeans.conf の設定を上書きします。

2017年10月12日 (木) 23:16時点における版

Netbeans は Java, JavaScript, PHP, Python, Ruby, Groovy, C, C++, Scala, Clojure などの言語で開発するための統合開発環境 (IDE) です。

Wikipedia より:

"NetBeans IDE は Java で書かれており Windows, Mac OS, Linux, Solaris など互換性がある JVM がインストールされている環境ならどこでも動作する。Java による開発には JDK が必須だが、他のプログラミング言語の開発では必要ない。"

インストール

netbeans パッケージをインストールしてください。

ヒントとテクニック

ノート: グローバルな netbeans.conf (/usr/share/netbeans/etc/netbeans.conf) はパッケージのアップデートで上書きされます。設定を変更するときはローカルの netbeans.conf (~/.netbeans/<ver>/etc/netbeans.conf) に追加してください (etc ディレクトリと .conf ファイルを作成する必要があります)。
  • ローカルの netbeans.conf の設定はグローバルな netbeans.conf の設定を上書きします。
  • コマンドラインオプションは両方の設定ファイルの設定を上書きします。

Netbeans のフォントのアンチエイリアス

Netbeans 個別の設定

netbeans.conf ファイルの 'netbeans_default_options' 行に -J-Dswing.aatext=TRUE -J-Dawt.useSystemAAFontSettings=on を追加してください。

Java 全体の設定

Java#フォントレンダリングを改善するを見て下さい。

ルックアンドフィール

Netbeans のルックアンドフィールを変更するには、Tools>Options>Appearance>Look and Feel を開いて下さい。

ダークなルックアンドフィールを追加するには Tools>Plugin>Available Plugins から Dark Look And Feel Themes プラグインをインストールしてください。

tmpfs が小さい場合の Maven の問題

tmpfs パーティションが小さい場合、maven のインデックスが展開できないという問題が発生することがあります (展開ができなくてもダウンロードは続行されます)。この問題を解決するには netbeans_default_options="-J-client -J-Xss2m -J-Xms32m -J-XX:PermSize=32m -J-Dapple.laf.useScreenMenuBar=true -J-Dapple.awt.graphics.UseQuartz=true -J-Dsun.java2d.noddraw=true -J-Dsun.java2d.dpiaware=true -J-Dsun.zip.disableMemoryMapping=true -J-Djava.io.tmpdir=/path/to/tmp/dir"netbeans.conf ファイルの末尾に追加してください。

Apache Tomcat Servlet コンテナの統合

Netbeans の中から Tomcat で実行しているウェブアプリケーションをデバッグすることができます。Netbeans と Tomcat は標準の Arch パッケージを使います。このセクションでは tomcat7 を対象としていますが、リポジトリにある全てのバージョンの Tomcat で利用できます。

  • まず使用したいバージョンの Tomcat をインストールしてください。例: pacman -S tomcat7 (Tomcat を参照)。
  • /etc/tomcat7 の設定ファイルを編集して Netbeans によるデバッグを行う場合、ローカルコピーを作成して、そちらを使用することが推奨されます。その場合、システムサービスとして Tomcat を動作させつつ、デバッグ用に別のインスタンスを作成することが可能です:
    • ローカルの設定ファイルのディレクトリを選択・作成してください。例: ~/.tomcat7
    • /etc/tomcat7/~/.tomcat7/conf にコピーします。例: sudo cp -r /etc/tomcat7 ~/.tomcat7/confsudo chown -R $(id -un):$(id -gn) ~/.tomcat7
    • Tomcat のユーザーとパーミッションファイルを編集して Netbeans が必要な情報を追加できるようにします。~/.tomcat7/conf/tomcat-users.xml を編集して以下のようにユーザーとロールの情報を全て削除してください:
<?xml version='1.0' encoding='utf-8'?>
 <tomcat-users xmlns="http://tomcat.apache.org/xml"
               xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
               xsi:schemaLocation="http://tomcat.apache.org/xml tomcat-users.xsd"
               version="1.0">
 </tomcat-users>
  • ローカル設定から "manager" アプリにアクセスできるようにしてください: mkdir ~/.tomcat7/webappsln -s /var/lib/tomcat7/webapps/manager ~/.tomcat7/webapps/manager
  • 一時ディレクトリを作成: mkdir ~/.tomcat7/temp
  • 必要なら、~/.tomcat7/conf/server.xml を編集して Tomcat が動作するポートを変更します。
  • 残念ながら /etc/tomcat7/server.xml ファイルを読み込めるようにしないと Netbeans は上手く動作しません。一時的に sudo chmod 644 /etc/tomcat7/server.xml を実行して、後で戻してください。

そして Netbeans で以下を設定:

  • "Tools>Servers>Add Server" から Apache Tomcat を選択して "Next" をクリック。
  • "server location" に、/usr/share/tomcat7 と指定。
  • "Use Private Configuration Folder (Catalina Base)" にチェックを入れて ~/.tomcat7 ディレクトリのフルパスを記入。Netbeans は ~ を認識しないため、フルパスで指定する必要があります。
  • 最後に、ユーザー名とパスワードを記入します。"Create user if it does not exist" にチェックを入れてください。これで Netbeans が設定され tomcat-users.xml ファイルにユーザー情報を追加されます。

Tomcat のローカルインスタンスはログを /var/log/tomcat7 ではなく ~/.tomcat7/logs に出力します。

トラブルシューティング

OpenJDK と Sun の JDK

Netbeans 7.0-1 は OpenJDK で絶対に動作するとは限りません。複数の問題が報告されています:

  • 起動 - ときどき、netbeans が起動しないことがあります。
  • インストール - netbeans に含まれている .sh スクリプトでウィザードが起動しません。
  • JavaFX モジュールは動作しません (FS#29843 を参照)。

Glassfish サーバー - Can`t download Glassfish server I/O Exception

新しい Glassfish サーバーを追加しても、サーバーをダウンロードすることができず、Netbeans が以下のように返す場合:

I/O Exception: http://java.net/download/glassgish/3.0.1/release/glassfish-3.0.1-ml.zip

解決方法:

Netbeans と kwallet を統合

Netbeans にパスワードを保存しなくてはならないときがあります。パスワードを kwallet に保存することが可能です。Netbeans wiki の こちらの記事 を見て下さい。

ただし、qtchooserAUR をインストール・設定して netbeans が qdbus コマンドを使えるようにする必要があります:

$ ln -s /etc/xdg/qtchooser/4.conf ~/.config/qtchooser/default.conf

フォーラムの 議論 も参照。