「SSMTP」の版間の差分
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==Gmail メールサーバーに転送== |
==Gmail メールサーバーに転送== |
2018年12月19日 (水) 23:46時点における版
SSMTP はローカルコンピュータから設定したメールホスト (メールハブ) にメールを配達するプログラムです。(sendmail などのような機能豊富なメールサーバーと違って) メールサーバーではないのでメールを受信したり、エイリアスを展開したりキューを管理することはできません。SSMTP は主としてマシンから (システムアラートのような) 自動メールを外部のメールアドレスに飛ばすのに使われます。
ssmtp はメンテナンスが止まっています。msmtp など別のソフトウェアを使うことを推奨します。
インストール
ssmtp[リンク切れ: パッケージが存在しません] パッケージをインストールしてください。
Gmail メールサーバーに転送
SSMTP を使うには、設定ファイル (/etc/ssmtp/ssmtp.conf
) を編集してアカウント設定を入力する必要があります。
Gmail アカウントで2段階認証を使用している場合、ユニークな アプリパスワード を生成して ssmtp.conf
に記述する必要があります。アプリパスワード のページでパスワードを生成できます。生成された16文字のパスワードは AuthPass
行に記入してください。パスワードに含まれる空白は無視されます。
/etc/ssmtp/ssmtp.conf
# The user that gets all the mails (UID < 1000, usually the admin) root=username@gmail.com # The mail server (where the mail is sent to), both port 465 or 587 should be acceptable # See also https://support.google.com/mail/answer/78799 mailhub=smtp.gmail.com:587 # The address where the mail appears to come from for user authentication. rewriteDomain=gmail.com # The full hostname. Must be correctly formed, fully qualified domain name or GMail will reject connection. hostname=yourlocalhost.yourlocaldomain.tld # Use SSL/TLS before starting negotiation UseTLS=Yes UseSTARTTLS=Yes # Username/Password AuthUser=username AuthPass=password AuthMethod=LOGIN # Email 'From header's can override the default domain? FromLineOverride=yes
ローカルのユーザー名のエイリアスを作成 (任意):
/etc/ssmtp/revaliases
root:username@gmail.com:smtp.gmail.com:587 mainuser:username@gmail.com:smtp.gmail.com:587
Gmail サーバーに正しくメールを転送できているかテストするには:
$ echo test | mail -v -s "testing ssmtp setup" tousername@somedomain.com
'root' の代わりに 'root at myhost' からメールを受信するには /etc/passwd
を編集して 'From' テキストを変更します:
# chfn -f 'root at myhost' root # chfn -f 'mainuser at myhost' mainuser
これで /etc/passwd
が以下のように変更されます:
$ grep myhostname /etc/passwd
root:x:0:0:root@myhostname,,,:/root:/bin/bash mainuser:x:1000:1000:mainuser@myhostname,,,:/home/mainuser:/bin/bash
セキュリティ
メールパスワードは平文で /etc/ssmtp/ssmtp.conf
に保存されるため、このファイルを保護するべきです。ssmtp.conf
を保護することで:
- システムの管理者権限がなければ、ファイルを読み込んでメールパスワードを見ることができなくなります。メールを送信することは変わらずに可能です。
- たとえユーザーアカウントがハッキングされたとしても、root アカウントさえ死守すれば、ハッカーは
ssmtp.conf
ファイルを読みことができず、メールのパスワードもわかりません。
ssmtp.conf
を保護するには、以下を実行:
ssmtp
グループを作成:
# groupadd ssmtp
ssmtp.conf
のグループ所有者を新しく作った ssmtp
グループに設定:
# chown :ssmtp /etc/ssmtp/ssmtp.conf
ssmtp バイナリのグループ所有者を新しく作った ssmtp
グループに設定:
# chown :ssmtp /usr/bin/ssmtp
root と ssmtp
グループだけが ssmtp.conf
にアクセスできるように設定:
# chmod 640 /etc/ssmtp/ssmtp.conf
ssmtp バイナリの SGID ビットを設定:
# chmod g+s /usr/bin/ssmtp
最後に pacman フックを追加して、パッケージがアップグレードされたときに /usr/bin/ssmtp
のファイルパーミッションを設定するようにします:
/root/bin/ssmtp-set-permissions
#!/bin/bash chown :ssmtp /usr/bin/ssmtp chmod g+s /usr/bin/ssmtp
ファイルに実行可能属性を付与:
# chmod u+x /root/bin/ssmtp-set-permissions
pacman フックを追加:
/usr/share/libalpm/hooks/ssmtp-set-permissions.hook
[Trigger] Operation = Install Operation = Upgrade Type = Package Target = ssmtp [Action] Description = Set ssmtp permissions for security When = PostTransaction Exec = /root/bin/set-ssmtp-permissions
これで、誰も ssmtp.conf
ファイルを読むことはできなくなりました。
メールの送信
ターミナルからメールを送信するには、以下を実行:
$ echo "this is the body" | mail -s "Subject" username@somedomain.com
もしくは次を実行することでインタラクティブに送信できます:
$ mail username@somedomain.com
テキストファイルを作成して ssmtp やmail で送信するという方法もあります:
test-mail.txt
To:username@somedomain.com From:youraccount@gmail.com Subject: Test This is a test mail.
test-mail.txt
ファイルを送信:
$ mail username@somedomain.com < test-mail.txt
添付ファイル
添付ファイルを追加する場合、Mutt と Msmtp をインストール・設定して nixcraft を見て下さい。
または、uuencode を使って添付することも可能です:
$ uuencode file.txt file.txt | mail user@domain.com