「Android」の版間の差分
細 (1版 をインポートしました) |
|||
6行目: | 6行目: | ||
[[zh-CN:Android]] |
[[zh-CN:Android]] |
||
{{Related articles start}} |
{{Related articles start}} |
||
− | {{ |
+ | {{Related|Android Notifier}} |
− | {{ |
+ | {{Related|Android テザリング}} |
{{Related articles end}} |
{{Related articles end}} |
||
2015年1月11日 (日) 13:39時点における版
Android デバイスの操作
MTP を使ってファイルマネージャと統合して Android デバイスのストレージの中身を表示するには、MTP#インストール を参照してください。
adb や fastboot でスマートフォンに接続したい場合は、#実機に接続 - Android Debug Bridge (ADB) までスキップしてください。
Android 開発
Arch Linux で Android アプリケーションを開発できるようにするためには3つの手順を踏む必要があります:
- Android SDK コアコンポーネントのインストール
- Android SDK プラットフォームパッケージのインストール
- Android SDK に対応している IDE のインストール
Android SDK コアコンポーネント
Android アプリケーションの開発を始める前に、Android SDK をインストールしてください。3つのパッケージに別れており、すべて AUR からインストールできます:
Android-sdk は /opt/android-sdk
にインストールされます。このフォルダは root パーミッションになるので、sdk マネージャは root で実行してください。root でないと /opt/android-sdk
上のものをインストール・アップデート・修正することができません。通常ユーザーで使いたい場合は、以下の手順に従って下さい。
Android sdk ユーザーグループを作成 (名前は何でもいいです):
# groupadd sdkusers
ユーザーをグループに追加:
# gpasswd -a <user> sdkusers
フォルダの所有者とグループを変更:
# chown -R <user>:sdkusers /opt/android-sdk/
フォルダのパーミッションを変更して読み書き実行を可能にする:
# chmod -R 0774 /opt/android-sdk/
Android SDK プラットフォーム API
必要な Android SDK Platform パッケージを AUR からインストールしてください:
- android-platformAUR (最新)
- android-platform-21AUR
- android-platform-20AUR
- android-platform-19AUR
- android-platform-18AUR
- android-platform-17AUR
- android-platform-16AUR
- android-platform-15AUR
- android-platform-14AUR
- android-platform-13AUR
- android-platform-12AUR
- android-platform-11AUR
- android-platform-10AUR
- android-platform-9AUR
- android-platform-8AUR
- android-platform-7AUR
- android-platform-7AUR
- android-platform-6AUR
- android-platform-5AUR
- android-platform-4AUR
- android-platform-3AUR
- android-platform-2AUR
開発環境
Android Studio は IntelliJ IDEA がベースの新しい (実験的な) Android 開発環境です。伝統的な IDE としては Eclipse に ADT プラグインと関連するパッケージを加えたものがあります。もしくは、下に記述しているプラグインをインストールした後 Netbeans を使って開発することもできます。
Android Studio
ADT プラグインのある Eclipse のように、Android Studio も開発とデバッグのための統合された Android 開発者ツールを提供しています。
Android Studio は AUR の android-studioAUR パッケージでダウンロード・インストールすることが可能です。SDK が存在しないというエラーが表示された場合は、上記の Android SDK プラットフォーム API に関するセクションを見て下さい。
タイル型ウィンドウマネージャを使っている場合、この issue ページに書かれているフィックスを適用する必要があります。
Eclipse
Eclipse で Android 開発を行うためのものは大体 AUR でパッケージ化されています:
Google の公式プラグイン – Eclipse ADT:
依存パッケージ:
- eclipse-emfAUR
- eclipse-gefAUR
- eclipse-wtpAUR
Android SDK の場所のパスを設定で入力してください:
Windows -> Preferences -> Android
Netbeans
IDE として Netbeans を使って Android アプリケーションを開発したい場合は、以下から nbandroid をダウンロードしてください:
Tools -> Plugins -> Settings
次の URL を追加: http://nbandroid.org/updates/updates.xml
Available Plugins から Android と JUnit プラグインをインストールしてください。インストールしたら:
Tools -> Options -> Miscellaneous -> Android
から SDK をインストールしたパスを選択します (デフォルトは /opt/android-sdk
)。これで完了です。Netbeans を使って新しい Android プロジェクトを作成して開発を始めることができます。
実機に接続 - Android Debug Bridge (ADB)
ADB で Arch 下の実機やスマートフォンに接続するには、以下を実行する必要があります:
- android-tools をインストール。
- スマートフォンやデバイスで USB デバッグを有効にする。
- Jelly Bean (4.2) 以降:
設定 --> 端末情報
を開いてデベロッパーになったというポップアップが表示されるまで “Build Number” をタップ (約10回連打)。そして設定 --> 開発者向けオプション --> USB デバッグ
から USB デバッグを有効にする。 - 古いバージョン:
設定 --> アプリケーション --> 開発 --> USB デバッグ
から有効にできます。このオプションにチェックを入れた後はスマートフォンを再起動して USB デバッグを有効にしてください。
- Jelly Bean (4.2) 以降:
- android-udev をインストールして適当な
/dev/
エントリにデバイスを接続します。 - ユーザーを adbusers グループに追加します (
gpasswd -a username adbusers
)。
ADB がデバイスを認識したら (IDE からアクセスできる状態)、完了です。認識しない場合は以下を見て下さい。
デバイス ID を確かめる
それぞれの Android デバイスには USB ベンダー・プロダクト ID が存在します。例えば HTC Evo なら:
vendor id: 0bb4 product id: 0c8d
デバイスを接続して次を実行してください:
$ lsusb
以下のように表示されるはずです:
Bus 002 Device 006: ID 0bb4:0c8d High Tech Computer Corp.
udev ルールを追加する
Android developer のルールを使うか以下のテンプレートを使って udev ルールを作って下さい。[VENDOR ID] と [PRODUCT ID] はあなたの ID に置き換えて下さい。ルールを /etc/udev/rules.d/51-android.rules
にコピー:
/etc/udev/rules.d/51-android.rules
SUBSYSTEM=="usb", ATTR{idVendor}=="[VENDOR ID]", MODE="0666" SUBSYSTEM=="usb",ATTR{idVendor}=="[VENDOR ID]",ATTR{idProduct}=="[PRODUCT ID]",SYMLINK+="android_adb" SUBSYSTEM=="usb",ATTR{idVendor}=="[VENDOR ID]",ATTR{idProduct}=="[PRODUCT ID]",SYMLINK+="android_fastboot"
そして、新しい udev ルールをリロードするために、次を実行:
# udevadm control --reload-rules
adb の設定
udev ルールを使う代わりにベンダー id のリストを記述する ~/.android/adb_usb.ini
を作成・編集することができます。
$ cat ~/.android/adb_usb.ini
0x27e8
動作するか確認
udev ルールを設定したら、デバイスのプラグを一度抜いてから再接続してください。
次のコマンドを実行すれば:
$ adb devices
以下のように表示されるはずです:
List of devices attached HT07VHL00676 device
adb プログラムがない場合 (通常は /opt/android-sdk/platform-tools/
にあります)、プラットフォームツールがインストールされていません。空のリストが表示される (デバイスがない) 場合、デバイスの USB デバッグが有効になっていません。
adb がデバイスの下に ???????? no permissions
と表示する問題が起こる場合、adb サーバーを root で再起動してみてください:
# adb kill-server # adb start-server
NVIDIA Tegra プラットフォーム
あなたのアプリケーションが NVIDIA の Tegra プラットフォームを対象にする場合、NVIDIA によって提供されているツールやサンプル、ドキュメントなどをインストールすると良いでしょう。NVIDIA Developer Zone for Mobile には2つのツールが存在します:
- Tegra Android Development Pack には Eclipse ADT に関連するツール (NVIDIA Debug Manager) とそのドキュメントが入っています。
- Tegra Toolkit にはツール (ほとんどは CPU と GPU の最適化に関するもの) とサンプル、ドキュメントが入っています。
どちらも AUR からはインストールできません、ダウンロードするのに NVIDIA のサイトで登録・ログインが必要だからです。
Android のビルド
以下の手順は 公式の AOSP のビルド手順 を元にしています。CyanogenMod などの Android 派生環境の場合、大抵は追加のステップが必要になります。
OS のビット数
32ビット環境でビルドできる Android は Android 2.2.x (Froyo) 以下の古いバージョンだけです。2.3.x (Gingerbread) 以上では、64ビット環境が必要になります。
必要なパッケージ
どのバージョンの Android でも、ビルドするには以下のパッケージをインストールする必要があります:
- 32ビットと64ビット環境で共通: gcc git gnupg flex bison gperf sdl wxgtk squashfs-tools curl ncurses zlib schedtool perl-switch zip unzip libxslt python2-virtualenv
- 64ビット環境でのみ必須: gcc-multilib lib32-zlib lib32-ncurses lib32-readline
Java Development Kit
Android 5 以前では、ビルド環境に Sun/Oracle JDK をインストールする必要があります。OpenJDK ではビルドできません。
2.3.x 以上では、jdk6AUR が使えます。2.2.x 以前では、バージョン5の JDK が必要です。
Android 5 Lollipop の場合、jdk7-openjdk が必要になります。ビルドのときにチェックが行われ Oracle JDK は弾かれます。また、JAVA_HOME
を /usr/lib/jvm/java-7-openjdk/
に設定して /usr/lib/jvm/java-7-openjdk/bin
がパスの最初にくるようにする必要があります。
ビルド環境の設定
repo
ユーティリティをダウンロード:
$ mkdir ~/bin $ export PATH=~/bin:$PATH $ curl http://commondatastorage.googleapis.com/git-repo-downloads/repo > ~/bin/repo $ chmod a+x ~/bin/repo
ビルドのためのディレクトリを作成:
$ mkdir ~/android $ cd ~/android
デフォルトの Python をバージョン3からバージョン2に変更する必要があります:
$ virtualenv2 venv # Creates a directory, venv/, containing the Virtualenv
Virtualenv を有効にして、$PATH を Python 2 に更新します。
$ source venv/bin/activate
ソースコードのダウンロード
リポジトリの複製を行います。Android を初めてビルドするときや、ブランチを切り替えたいときに必要です。
repo
には-j
スイッチがありmake
で使用するのと意味は同じです。同時ダウンロードの数を決めるので、ダウンロードのネットワーク帯域に合わせて調整してください。
-b
スイッチでチェックアウトするブランチ (Android のリリース) を指定する必要があります。スイッチを付けなかった場合、マスターブランチが取得されます。
$ repo init -u https://android.googlesource.com/platform/manifest -b master $ repo sync -j4
しばらく待って下さい。未コンパイルのソースコードと、.repo
と .git
ディレクトリで、10 GB を軽く超えます。
コードのビルド
AOSP のために実行する必要があること:
$ source build/envsetup.sh $ lunch full-eng $ make -j4
lunch に引数を付けないで実行すると、どのビルドを作成するか聞かれます。-j は並列実行するジョブの数を指定します。コア・スレッド数の1倍から2倍の間で設定します。
ビルドには非常に長い時間がかかります。
ビルドのテスト
完了したら、完成したイメージを実行・テストしてください:
$ emulator
書き込みイメージの作成
書き込みできるイメージを作成するには:
$ make -j8 updatepackage
out/target/product/hammerhead
に書き込みできる zip イメージが作成されます (hammerhead はデバイスの名前に置き換えて下さい)。
Tips & Tricks
During Debugging "Source not found"
Most probably the debugger wants to step into the Java code. As the source code of Android does not come with the Android SDK, this leads to an error. The best solution is to use step filters to not jump into the Java source code. Step filters are not activated by default. To activate them:
Window -> Preferences -> Java -> Debug -> Step Filtering
Consider to select them all. If appropriate you can add the android.* package. See the forum post for more information: http://www.eclipsezone.com/eclipse/forums/t83338.rhtml
Linux distribution on the sdcard
You can install Debian like in this thread. Excellent guide to installing Arch in chroot (in parallel with Android) can be found on archlinuxarm.org forum.
Arch 64 の Android SDK
64ビット環境で Android SDK と Eclipse プラグインを使用したときに、'emulator' が segfault でクラッシュする場合、次を実行してください: /usr/share/zoneinfo/localtime
に localtime ファイルをコピーする、例:
# cp /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /usr/share/zoneinfo/localtime