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2015年1月11日 (日) 14:25時点における版
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Dell Chromebook 11 (そして最近の chromebook) には"レガシーブート"モードが存在し Linux や他のオペレーティングシステムを簡単に起動することができます。このレガシーブートモードは coreboot の SeaBIOS ペイロードによって提供されています。SeaBIOS がディスクの MBR に起動する伝統的な BIOS のように振る舞い、そこから Syslinux や GRUB などの標準のブートローダーを起動します。
このマシンで Arch Linux を動作させる手順は Acer C720 Chromebook と似ており、細部に多少の違いがあります。
目次
インストール
まず Chrome OS のデベロッパーモードからレガシーブート / SeaBIOS を有効にします。それから通常の x86 BIOS システムと同じように Linux をインストールします。
デベロッパーモードの有効化
Chromebook のページを見て下さい。
SeaBIOS にパッチをあてる
Dell の Chromebook に載っているバージョンの SeaBIOS は上手く動作しないため、動作するようにパッチをあてる必要があります。
Ctrl+Alt+T
で crosh window を開いて下さい。shell
コマンドで bash シェルを開いて下さい。sudo bash
でスーパーユーザーになってください。- [1] からパッチがあてられた
seabios.cbfs
をダウンロードして、Downloads に保存します。 - 以下のコマンドを使って SeaBIOS にパッチをあてます:
# cd ~/Downloads # flashrom -r image.rom # dd if=seabios.cbfs of=image.rom seek=2 bs=2M conv=notrunc # flashrom -w image.rom -i RW_LEGACY
SeaBIOS の有効化
Chromebook のページの SeaBIOS の有効化に従って下さい。
Arch Linux のインストール
Chromebook のページのインストールガイドに従って下さい。
インストール後の設定
全 Chromebook で共通のインストール後の設定 (ホットキー、power キーの処理) については Chromebook ページのインストール後の設定を見て下さい。
タッチパッドの設定
- Xorg のタッチパッドの設定ファイルを編集する
以下のように Xorg にタッチパッドの設定を追加することでユーザビリティが向上します (タッチパッドの精度が上がります):
/etc/X11/xorg.conf.d/50-cros-touchpad.conf
Section "InputClass" Identifier "touchpad wolf cyapa" MatchIsTouchpad "on" MatchDevicePath "/dev/input/event*" MatchProduct "cyapa" Option "FingerLow" "5" Option "FingerHigh" "10" EndSection
タッチパッドの右下の領域を使う"右クリック"を止めたい場合は、/etc/X11/xorg.conf.d/50-synaptics.conf
の以下のセクションをコメントアウトしてください (この設定をしても右クリックは2本指のクリックで可能です):
/etc/X11/xorg.conf.d/50-synaptics.conf
#Section "InputClass" # Identifier "Default clickpad buttons" # MatchDriver "synaptics" # Option "SoftButtonAreas" "50% 0 82% 0 0 0 0 0" # To disable the bottom edge area so the buttons only work as buttons, # not for movement, set the AreaBottomEdge # Option "AreaBottomEdge" "82%" #EndSection