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2015年1月11日 (日) 14:53時点における版
hdparm は HDD (SATA/IDE) のパフォーマンスとベンチマークのツールです。
目次
インストール
公式リポジトリより hdparm をインストールします。SCSI デバイスを使っているなら sdparm をインストールしてください。
使い方
ディスク情報
HDD の情報を得るには、以下のコマンドを実行します:
# hdparm -I /dev/sda
読み込み速度 (MB/s)
あなたの HDD (SATA/IDE) の読み込み速度を測るには、以下のコマンドを実行します:
# hdparm -t --direct /dev/sda
書き込み速度 (MB/s)
あなたの HDD (SATA/IDE) の書き込み速度を測るには、以下のコマンドを実行します:
$ sync;time bash -c "(dd if=/dev/zero of=bf bs=8k count=500000; sync)"
このコマンドの実行後 Ctrl+c
と rm bf
を実行するのを忘れないでください。
HDD を小休止する
もしあなたの HDD がカチカチ音を何度も立てているなら、カーネルは HDD の(読み込み/書き込みヘッドを動かす)作動アームを小休止させようとしています。これはラップトップなどの場合よく起こります。あまりにも多すぎる場合、あなたの HDD を逆に傷つけてしまうかもしれません。
これはコンピュータのシャットダウン時に読み込みヘッドを小休止させます:
# hdparm -B254 /dev/sda
デフォルトの値は -B128
です。小休止が多発する時の平均値は -B199
です。
この設定を永続的にするには /etc/udev/rules.d/11-sda-apm-fix.rules
のような udev ファイルを作成します:
ACTION=="add", SUBSYSTEM=="block", KERNEL=="sda", RUN+="/usr/bin/hdparm -B 254 /dev/sda"
もしくは、あなたが多数の HDD を有している場合、より柔軟にルールを定義することが可能です:
ACTION=="add|change", KERNEL=="[hs]d[a-z]", ATTR{queue/rotational}=="1", RUN+="/usr/bin/hdparm -B 254 /dev/$kernel"
APM レベルはサスペンド後リセットされることを忘れないでください。よって、復帰時に再度コマンドを実行する必要があります。 以下のように systemd ユニットを作成すれば自動的に実行されます (フォーラムスレッドより):
[Unit] Description=Local system resume actions After=suspend.target After=hibernate.target After=hybrid-sleep.target [Service] Type=simple ExecStart=/usr/bin/hdparm -B 254 /dev/sda [Install] WantedBy=suspend.target WantedBy=hibernate.target WantedBy=hybrid-sleep.target
または /usr/lib/systemd/system-sleep/hdparm_set
を作成します: ここにあります
#!/bin/sh hdparm -B254 /dev/sda
そしてこれを実行可能にします:
chmod +x /usr/lib/systemd/system-sleep/hdparm_set
Tips and tricks
KDE 4.4.41 以上と hdparm
KDE バージョン 4.4.4 以降で、(手動で)設定した hdparm の値を変更されないようにするには、以下を入力してください:
# touch /etc/pm/power.d/harddrive