「Plymouth」の版間の差分
imported>Kynikos.bot (Template:Keypress is deprecated in favor of Template:ic, see Help talk:Style/Migration to new Code formatting templates#Template:Keypress) |
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2015年1月12日 (月) 19:47時点における版
Plymouth は Fedora のフリッカーフリーなグラフィカルブートプロセスを提供するためのプロジェクトです。Kernel Mode Setting (KMS) を使って出来るだけ早い段階でディスプレイの最大解像度に設定し、ログインマネージャが表示されるまで、キレイなスプラッシュスクリーンを提供します。
準備
まず、Plymouth は KMS (Kernel Mode Setting) を使ってグラフィックを表示します。(プロプライエタリドライバを使っているなどの理由で)あなたが KMS を使えない場合、代わりにフレームバッファを使う必要があります。ワイド画面を機能させることができる Uvesafb が推奨されます。
KMS もフレームバッファも使えない場合、Plymouth はテキストモードになります。
インストール
Plymouth は現在では公式リポジトリから利用できないので、AUR からインストールする必要があります。
安定版は plymouthAUR で git 版は plymouth-gitAUR です。
設定
Plymouth を Initcpio に含める
Plymouth を /etc/mkinitcpio.conf
の HOOKS 行に追加してください。必ず、base, udev, autodetect の後に追加しなくてはなりません:
/etc/mkinitcpio.conf
HOOKS="base udev autodetect [...] plymouth"
KMS を早い段階で起動するには radeon (radeon カード), i915 (intel カード), nouveau (nvidia カード) のどれかモジュールを /etc/mkinitcpio.conf
の MODULES 行に追加してください:
/etc/mkinitcpio.conf
MODULES="i915" or MODULES="radeon" or MODULES="nouveau"
それから initrd イメージを再生成します(詳しいことは mkinitcpio を参照):
# mkinitcpio -p [カーネルプリセットの名前]
カーネルコマンドライン
あなたのブートローダに quiet splash
をカーネルコマンドラインパラメータとして設定する必要があります。詳しくは Kernel parameters を見て下さい。
テーマを変更
Plymouth にはテーマが設定できます:
- Fade-in: "光る星がフェードイン・アウトするシンプルなテーマ"
- Glow: "ブートプログレスのパイチャートが表示されロゴが浮かび上がるテーマ"
- Script: "スクリプトサンプルプラグイン" (ナイスな Arch ロゴテーマ)
- Solar: "青い炎が上がる星と宇宙のテーマ"
- Spinfinity: "画面の中央に無限マークが表示されるシンプルなテーマ" (デフォルト)
- (Text: "3色のプログレスバーのテキストモードテーマ")
- (Details: "古臭いフォールバックテーマ")
現在のテーマを表示するには:
$ plymouth-set-default-theme
spinfinity
インストールされているテーマを全てリストアップ:
$ plymouth-set-default-theme -l
再起動せずにテーマのプレビューをするには、Ctrl+Alt+F2
を押してコンソールに移動し、root でログインして次を実行:
# plymouthd
# plymouth --show-splash
プレビューを終了するにはもう一度 Ctrl+Alt+F2
を入力して次を実行:
# plymouth --quit
気に入ったテーマを設定してカーネルイメージを再生成するには:
# plymouth-set-default-theme -R <theme name>
最後に再起動。