「ログイン時に X を起動」の版間の差分

提供: ArchWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(1版 をインポートしました)
12行目: 12行目:
 
[[zh-TW:Start X at Login]]
 
[[zh-TW:Start X at Login]]
 
{{Related articles start}}
 
{{Related articles start}}
{{Related2|systemd/User|systemd/ユーザー}}
+
{{Related|systemd/ユーザー}}
{{Related2|Automatic login to virtual console|仮想コンソールに自動ログイン}}
+
{{Related|仮想端末に自動ログイン}}
{{Related2|Display Manager|ディスプレイマネージャ}}
+
{{Related|ディスプレイマネージャ}}
{{Related2|Silent boot|サイレントブート}}
+
{{Related3|Silent boot|サイレントブート}}
{{Related2|Xinitrc|xinitrc}}
+
{{Related|xinitrc}}
 
{{Related articles end}}
 
{{Related articles end}}
   
この記事では仮想端末にログインした後、自動的に [[Xorg|X サーバー]]を起動させる方法を説明しています。''startx'' コマンドを実行することでこれを行い、startx の挙動は [[xinitrc|xinitrc]] の記事に書かれているようにしてカスタマイズできます。例えば、起動する[[window Manager|ウィンドウマネージャ]]を選ぶことができます。また、[[display Manager|ディスプレイマネージャ]]を使って自動的に X を起動し、グラフィカルなログイン画面を表示することも可能です。
+
この記事では仮想端末にログインした後、自動的に [[Xorg|X サーバー]]を起動させる方法を説明しています。''startx'' コマンドを実行することでこれを行い、startx の挙動は [[xinitrc|xinitrc]] の記事に書かれているようにしてカスタマイズできます。例えば、起動する[[ウィンドウマネージャ]]を選ぶことができます。また、[[ディスプレイマネージャ]]を使って自動的に X を起動し、グラフィカルなログイン画面を表示することも可能です。
   
 
== シェルプロファイル ==
 
== シェルプロファイル ==
48行目: 48行目:
 
== Tips and tricks ==
 
== Tips and tricks ==
   
* このメソッドは[[automatic login to virtual console|仮想コンソールの自動ログイン]]と一緒に使うことができます。その時は、{{ic|~/.xinitrc}} が読み込まれて pulseaudio が実行される前に dbus が起動するように自動ログインの systemd サービスに適切な依存を設定する必要があります (参照: [https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?id=155416 BBS#155416])。
+
* このメソッドは[[仮想端末に自動ログイン]]と一緒に使うことができます。その時は、{{ic|~/.xinitrc}} が読み込まれて pulseaudio が実行される前に dbus が起動するように自動ログインの systemd サービスに適切な依存を設定する必要があります (参照: [https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?id=155416 BBS#155416])。
 
* X セッションが終了してもログイン状態を維持したい場合、{{ic|exec}} を削除してください。
 
* X セッションが終了してもログイン状態を維持したい場合、{{ic|exec}} を削除してください。
* X セッションの出力をファイルに書き込むには [[alias]] を使って下さい:
+
* X セッションの出力をファイルに書き込むには [[Bash#エイリアス|alias]] を使って下さい:
 
: {{bc|1=alias startx='startx &> ~/.xlog'}}
 
: {{bc|1=alias startx='startx &> ~/.xlog'}}

2015年1月14日 (水) 14:38時点における版

関連記事

この記事では仮想端末にログインした後、自動的に X サーバーを起動させる方法を説明しています。startx コマンドを実行することでこれを行い、startx の挙動は xinitrc の記事に書かれているようにしてカスタマイズできます。例えば、起動するウィンドウマネージャを選ぶことができます。また、ディスプレイマネージャを使って自動的に X を起動し、グラフィカルなログイン画面を表示することも可能です。

シェルプロファイル

ノート: ログインセッションを管理するために、ここでは X を login に使われるのと同じ tty で実行します。
  • Bash では、以下を ~/.bash_profile の最後に加えます。ファイルが存在しない場合、/etc/skel/.bash_profile から空の設定をコピーしてください。
  • Zsh では、以下を ~/.zprofile に加えます。
[[ -z $DISPLAY && $XDG_VTNR -eq 1 ]] && exec startx
ノート:
  • 複数の仮想端末からグラフィカルログインをしたい場合は -eq 1-le 3 (for vt1 to vt3) などに置き換えることができます。
  • X はログインと同じ tty 上で実行しなくてはなりません、logind セッションを維持するためです。これはデフォルトの /etc/X11/xinit/xserverrc の挙動です。
  • Fish では、以下を ~/.config/fish/config.fish の最後に加えます。
# start X at login
if status --is-login
    if test -z "$DISPLAY" -a $XDG_VTNR = 1
        exec startx
    end
end

Tips and tricks

  • このメソッドは仮想端末に自動ログインと一緒に使うことができます。その時は、~/.xinitrc が読み込まれて pulseaudio が実行される前に dbus が起動するように自動ログインの systemd サービスに適切な依存を設定する必要があります (参照: BBS#155416)。
  • X セッションが終了してもログイン状態を維持したい場合、exec を削除してください。
  • X セッションの出力をファイルに書き込むには alias を使って下さい:
alias startx='startx &> ~/.xlog'