「Catwm」の版間の差分
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+ | #redirect [[ArchWiki:アーカイブ]] |
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− | [[Category:タイル型ウィンドウマネージャ]] |
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+ | [[Category:アーカイブ]] |
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− | [[en:Catwm]] |
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− | Catwm は pyknite によって作成された軽量・小型のウィンドウマネージャです。最初のアナウンスは [https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?id=100215 こちら] を見てください。 |
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− | == インストール == |
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− | === AUR === |
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− | {{AUR|catwm-git}} パッケージを[[インストール]]してください。 |
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− | === 手動 === |
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− | [https://github.com/pyknite/catwm 公式 github ページ] からファイルをダウンロードしてください。 |
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− | catwm をコンパイルする前に、[[#設定|設定]]セクションを見ておくと良いでしょう。 |
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− | ダウンロードしたファイルがあるディレクトリで、以下のコマンドを実行してください: |
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− | $ make |
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− | それから、root で以下のコマンドを実行してください: |
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− | # make install |
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− | # make clean |
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− | == 起動 == |
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− | {{ic|~/.xinitrc}} に以下の行を追加してください: |
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− | exec /usr/bin/catwm |
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− | == 設定 == |
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− | Catwm では {{ic|config.h}} ファイルを使って設定します。デフォルトで、複数のホットキーが設定されています (デフォルトの MOD キーは Alt キーです): |
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− | * MOD + h (カレントウィンドウのサイズを小さくする) |
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− | * MOD + l (カレントウィンドウのサイズを大きくする) |
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− | * MOD + x (カレントウィンドウを閉じる) |
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− | * MOD + j (MOD + Tab) (次のウィンドウへ) |
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− | * MOD + k (前のウィンドウへ) |
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− | * MOD + Shift + k (カレントウィンドウを上に移動) |
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− | * MOD + Shift + j (カレントウィンドウを下に移動) |
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− | * MOD + Enter (マスターをカレントウィンドウに変更) |
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− | * MOD + Space (モード切替/最大化) |
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− | * MOD + c (ロック、[[slock]] が必要です) |
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− | * MOD + p ([[dmenu]] を開く) |
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− | * MOD + Shift + Return ([[urxvt]] を開く) |
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− | * MOD + Left (前のデスクトップへ) |
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− | * MOD + Right (次のデスクトップへ) |
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− | * MOD + 0-9 (# 番目のデスクトップへ) |
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− | * MOD + q (catwm を終了) |
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− | === カスタムキーバインドの追加 === |
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− | カスタムキーバインドを追加したい場合、{{ic|config.h}} を編集して catwm を再コンパイルする必要があります。ここでは例として {{ic|MOD+t}} で [[Thunar]] ファイルマネージャを開くキーバインドを追加します。 |
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− | まず、既に定義されている ''const char*'' の下に以下のような行を追加します (名前は何でもかまいません): |
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− | const char* thunarcmd[] = {"thunar", NULL}; |
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− | ''const char*'' と [] の間の文字列がタイトルで、括弧の中に実行したいコマンドを入力します。コマンドの中に空白が含まれる場合、例えば ''ncmpcpp next'' の場合は ''{"ncmpcpp", "next", NULL}'' と入力します。ホットキーの最後には必ず NULL が必要です。 |
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− | ウィンドウマネージャにホットキーを登録するには、''keys''[] という名前の構造体の下を見てください。catwm のキーバインドはすべてここに記述されます。上の ''thunarcmd''[] を呼び出すバインドは以下のようになります: |
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− | { MOD, XK_t, spawn, {.com = thunarcmd}}, |
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− | * 1番目の要素は修飾キーを指定します (MOD は mod キーのみ、MOD|ShiftMask は mod キーと shift キーを表します)。 |
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− | * 2番目の要素は他のホットキーと区別するキーを指定します。上記の例では '''t''' に設定しています。キーの前には必ず "XK_" を付けてください。'''a''' キーの場合は XK_a、'''スペースバー'''の場合は XK_Space、'''1''' キーの場合は XK_1 になります。キーは大文字と小文字を区別するため XK_a と XK_A は異なります。 |
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− | * 3番目の要素はシェルでコマンドを実行するときに渡される spawn() 関数を指定します。spawn の意味について考える必要はありません。 |
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− | * 4番目の要素は呼び出すコマンドを指定します。上記の例では ''thunarcmd''[] です。.com はコマンドの略です。 |
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− | 設定したら再コンパイルしてインストールしてください。 |
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− | === ボリュームを上下するホットキーの設定 === |
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− | {{note|以下の設定では {{pkg|alsa-utils}} パッケージに入っている amixer が必要です。}} |
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− | {{ic|config.h}} で以下のように設定してください: |
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− | <pre>{ MOD, XK_Down, spawn, {.com = voldown}}, |
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− | { MOD, XK_Up, spawn, {.com = volup}},</pre> |
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− | 上記の設定では Mod+Down でボリュームが下がり、Mod+Up でボリュームが上がります。 |
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− | ボリュームの変更量を変えたい場合、例えば 2% ごとにボリュームを変化させたい場合: |
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− | const char* voldown[] = {"amixer","set","PCM","2\%-",NULL}; |
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− | const char* volup[] = {"amixer","set","PCM","2\%+",NULL}; |
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− | === 次・前の曲に変更するホットキーの設定 === |
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− | {{ic|以下の設定ではコマンドラインから曲を変更できる ncmpcpp あるいは mpc などの mpd ソフトウェアが必要です。}} |
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− | {{ic|config.h}} に以下のようにホットキーを設定してください: |
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− | { MOD|ShiftMask, XK_Right, spawn, {.com = next}}, |
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− | { MOD|ShiftMask, XK_Left, spawn, {.com = prev}}, |
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− | |||
− | 上記の設定では MOD+Shift+Right で次の曲へ進み、MOD+Shift+Left で前の曲に戻ります。 |
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− | == トラブルシューティング == |
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− | === ボリュームを調整するホットキーが動作しない === |
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− | volup と voldown で適切なデバイスを定義してください。一般的によく使われるのは "Master" と "PCM" です。 |
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− | const char* voldown[] = {"amixer","set","Master","5\%-",NULL}; |
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− | const char* volup[] = {"amixer","set","Master","5\%+",NULL}; |
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− | const char* voldown[] = {"amixer","set","PCM","5\%-",NULL}; |
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− | const char* volup[] = {"amixer","set","PCM","5\%+",NULL}; |
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− | |||
− | どちらも動作しない場合、''amixer'' コマンドで出力されるデバイスを使ってみてください。{{pkg|alsa-utils}} パッケージのインストールが必要です。 |
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− | |||
− | それでも動作しない場合、''alsamixer'' でデバイスがミュートになっていないか確認してください。 |
2020年9月11日 (金) 21:53時点における最新版
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