「DaVinci Resolve」の版間の差分
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2020年12月31日 (木) 14:43時点における最新版
Davinci Resolve はプロプライエタリの動画エディタ、色補正・光学合成アプリケーションです。
目次
インストール
無料版と有料版 (別名 Studio) が存在します。
- 無料版は davinci-resolveAUR または davinci-resolve-betaAUR をインストールしてください。
- Studio 版は davinci-resolve-studioAUR または davinci-resolve-studio-betaAUR をインストールしてください。
DaVinci Resolve を使うには適切な OpenGL/OpenCL ドライバーが必要です。オープンソースの OpenCL ドライバーはいまのところサポートされていません。非互換の OpenCL ドライバーはアンインストールしておかないと Resolve がクラッシュする場合があるので注意してください (例えばプロプライエタリドライバーを使うために opencl-mesa をアンインストールする必要があります)。
スタンドアロンの Intel GPU は現在サポートされていません。AMD と Intel のハイブリッド構成の場合、Intel GPU を第一のグラフィックカードとして使って AMD GPU でプロプライエタリの OpenCL ドライバーを使うことができます。
GPU メーカー | 種別 | ドライバー | OpenGL | ドキュメント | DaVinci Resolve の動作 |
---|---|---|---|---|---|
AMD / ATI | オープンソース | xf86-video-amdgpu | mesa | AMDGPU | No |
xf86-video-ati | ATI | 未確認 | |||
プロプライエタリ | xf86-video-amdgpu | amdgpu-pro-libglAUR | AMDGPU PRO | Yes | |
Intel | オープンソース | xf86-video-intel | mesa | Intel Graphics | Yes |
NVIDIA | オープンソース | xf86-video-nouveau | mesa | Nouveau | No |
プロプライエタリ | nvidia | nvidia-utils | NVIDIA | Yes |
GPU メーカー | OpenCL ドライバー | 確認済みのバージョン | DaVinci Resolve の動作 |
---|---|---|---|
Neutral | opencl-mesa | No | |
AMD | opencl-amdgpu-pro-orcaAUR | 19.30_838629-1 | Yes |
opencl-amdgpu-pro-palAUR | 19.30_838629-1 | Yes | |
Intel | intel-compute-runtime | 19.27.13361-1 | コアダンプ出力 |
beignetAUR | 1.3.2+12+gfc5f430c-2 | コアダンプ出力 | |
intel-openclAUR | 5.0.r63503-2 | コアダンプ出力 | |
intel-opencl-runtimeAUR | 1:18.1.0.013-2 | コアダンプ出力 | |
Nvidia | opencl-nvidia | 適切、ただし CUDA で動作? |
BlackMagic Design カード
DeckLink, UltraStudio, Intensity カードを使用して動画をキャプチャ・再生するには、decklinkAUR パッケージでデスクトップビデオソフトウェアをインストールしてください。
トラブルシューティング
アプリケーションウィンドウにタイトルバーが表示されない
Linux 版の Resolve の問題です。KDE の場合、タイトルバーを強制的に有効にするルールを使うことで問題を回避できます。[1] を参照。
.mp4 クリップが音声クリップとして認識されるのに音声が出力されない
フリー版の Linux 用 Resolve でのみ発生する問題です。MP4 コンテナと AAC 音声のどちらもサポートされていません。動画ファイルを別のフォーマットに変換するか、Studio 版を購入してください。変換は以下のようなコマンドで行うことができます:
ffmpeg -i input.mp4 -c:v dnxhd -profile:v dnxhr_hq -pix_fmt yuv422p -c:a pcm_s16le -f mov output.mov
HiDPI
高精細ディスプレイを使用する場合、以下の環境変数を設定してください:
export QT_DEVICE_PIXEL_RATIO=2 export QT_AUTO_SCREEN_SCALE_FACTOR=true
ソース: https://forum.blackmagicdesign.com/viewtopic.php?f=21&t=84614&p=469009&hilit=hidpi#wrapper
Wine 版
一部のプラグインは Windows では使えますが、Linux からは利用できません。wine から Davinci Resolve を使おうとしても、残念ながら、wine 4.13-1 現在では Resolve は動作しません。起動画面が "Looking for control surface" でフリーズしてターミナルに以下のようなエラーメッセージが表示されます:
wine: Call from 0x7bc6c52c to unimplemented function OpenCL.dll.clReleaseDevice, aborting
参照
Post on Davinci Resolve forum with tested configurations.