「Node.js」の版間の差分
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== Node Packaged Module == |
== Node Packaged Module == |
2021年8月3日 (火) 23:27時点における版
Node.js は便利なライブラリが組み合わされた javascript 実行環境です。Google の V8 エンジン を使用してブラウザの外でコードを実行します。イベント駆動型のノンブロッキング I/O モデルを採用しているため、リアルタイムなウェブアプリケーションに適しています。
目次
インストール
nodejs パッケージをインストールします。LTS 版もあります:
- nodejs-lts-fermium - 14.X バージョンの場合
- nodejs-lts-erbium - 12.X バージョンの場合
Node Packaged Module
npm は node.js の公式パッケージマネージャです。nodejs 0.12.2-4 から、npm
はパッケージに含まれないようになりました。公式リポジトリから npm パッケージでインストールできます。
npm でパッケージを管理
パッケージのインストール
全てのパッケージは次のコマンドでインストールできます:
$ npm install packageName
上のコマンドでパッケージがカレントディレクトリの node_modules
に、実行ファイルが node_modules/.bin
にインストールされます。
システム全体にインストールするには -g
スイッチを使います:
# npm -g install packageName
デフォルトでは、上記のコマンドでパッケージは /usr/lib/node_modules/npm
にインストールされるため、実行するのに管理者権限が必要になります。
ユーザー個別にインストールする場合、別のローカルフォルダを使うように npm
を設定することができます。様々な方法で設定できます:
- 手動で
--prefix
コマンドラインフラグを使う (例:npm -g install packageName --prefix ~/.node_modules
)。 npm_config_prefix
環境変数を使う。- ユーザーの設定ファイル
~/.npmrc
を使う。
1番目の方法は推奨されていません。インストールした場所を覚えておく必要があり、操作を行う度にパラメータを指定しなくてはならないためです。
2番目の方法を使う場合、シェルの設定ファイル (例: .bash_profile
) に以下の行を追加してください:
PATH="$HOME/.node_modules/bin:$PATH" export npm_config_prefix=~/.node_modules
変更を適用するために、一度ログアウトしてからログインしなおすか、シェルを再起動してください。
3番目の方法では以下のコマンドを使います:
$ npm config edit
prefix
オプションを探して、適当な場所に設定してください:
prefix=~/.node_modules
行頭の ;
は忘れずに削除してください。そのままではコメントとして認識されてしまいます。上記の設定をしたら、シェルの設定ファイル (例: .bash_profile
) に実行ファイルの場所を追加します:
export PATH="$HOME/.node_modules/bin:$PATH"
変更を適用するために、一度ログアウトしてからログインしなおすか、シェルを再起動してください。
パッケージのアップデート
パッケージをアップデートするには次を実行:
$ npm update packageName
グローバルにインストールしたパッケージ (-g
) の場合:
# npm update -g packageName
全てのパッケージをアップデート
場合によっては、全てのパッケージをアップデートしたいと思うかもしれません。ローカルでもグローバルでも可能です。packageName を抜いて npm
を実行すると全てのパッケージがアップデートされます:
$ npm update
またはグローバルにインストールしたパッケージをアップデートするには -g
フラグを追加:
# npm update -g
パッケージの削除
-g
スイッチを使ってインストールしたパッケージを削除するには次のコマンドを使用:
# npm -g uninstall packageName
ローカルパッケージを削除するときはスイッチを省いて実行:
$ npm uninstall packageName
パッケージの一覧表示
グローバルにインストールしたパッケージのツリービューを表示するには次を使用:
$ npm -g list
場合によってツリーは深くなりすぎることがあります。トップレベルのパッケージだけを表示するには:
$ npm list --depth=0
アップデートが必要な古いパッケージだけを表示するには:
$ npm outdated
pacman でパッケージを管理
Arch User Repository には nodejs-packageName
という名前で node.js のパッケージがいくつか存在します。
トラブルシューティング
node-gyp エラー
次のようなエラーの場合 gyp WARN EACCES user "root" does not have permission to access the ... dir
は --unsafe-perm
オプションが役立つ場合があります。
# npm install --unsafe-perm -g node-inspector
エラー Cannot find module ...
npm 5.x.x 以降、package-lock.json ファイルは package.json とともに生成されます。2つのファイルが異なるパッケージバージョンを参照している場合、競合が発生する可能性があります。この問題を解決する一時的な方法は次の通りです:
$ rm package-lock.json $ npm install
ただし、npm 5.1.0 以降で修正されています。詳細については、以下を参照してください:
参考資料
nodejs や公式のパッケージマネージャである npm の詳細情報は以下の資料を参照してください:
- Node.js ドキュメント
- NPM ドキュメント
- IRC チャンネル #node.js on irc.freenode.net