「Folding@home」の版間の差分
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=== f@h を限定された権限で動作させる === |
=== f@h を限定された権限で動作させる === |
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− | folding は root 権限を使わなくても動作させることができます。 |
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+ | The updated version of {{AUR|foldingathome}} package (>7.6.9) already runs as a limited user. It also installs a systemd user script that you can use, which users without root access can enable (you will still need video group access to be able to use the GPU). |
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− | 権限を持たない folding 用の専用ユーザー {{ic|fah}} を作成: |
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− | # useradd -u 999 -s /sbin/nologin fah |
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− | {{Note|-u 999 が既に使われている場合、1000 以下の他の番号を使ってください (ログインマネージャに表示しないため)。}} |
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− | 新しいユーザーを使うように {{ic|foldingathome.service}} を[[systemd#ユニットファイルの編集|編集]]: |
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− | {{hc|# systemctl edit foldingathome.service|2= |
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− | [Service] |
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− | User=fah |
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− | WorkingDirectory=/var/opt/fah |
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− | ExecStart= |
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− | ExecStart=/opt/fah/FAHClient --config /var/opt/fah/config.xml --exec-directory=/opt/fah --data-directory=/var/opt/fah |
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− | }} |
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− | 新しい作業ディレクトリを作成して、{{ic|FAHClient --configure}} で生成した設定ファイルをコピーして所有者を {{ic|fah}} ユーザーに設定: |
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− | # mkdir /var/opt/fah |
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− | # cp /opt/fah/config.xml /var/opt/fah/ |
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− | # chown -R fah:fah /var/opt/fah |
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− | |||
− | {{ic|foldingathome.service}} を[[起動]]してください。 |
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== 作業ユニットの進捗を確認 == |
== 作業ユニットの進捗を確認 == |
2022年3月11日 (金) 17:42時点における版
あなたのコンピュータでソフトウェアを実行するだけで、アルツハイマー病、ハンチントン病、パーキンソン病、SARS-CoV-2 などの研究者を支援することができます。あなたのコンピュータを世界中の何百万ものコンピュータのネットワークに加え、世界最大の分散型スーパーコンピュータを形成することができます。
インストール
foldingathomeAUR パッケージをインストールしてください。Folding で GPU を使用したい場合、使用する GPU に適した OpenCL パッケージが必要です。Nvidia ユーザーは CUDA を使うことも可能です。
設定
root で FAHClient --configure
を実行すれば /etc/foldingathome/config.xml
に設定ファイルが生成されます (Arch Linux のチーム番号は 45032 です)。また、/etc/foldingathome/config.xml
を手動で書き換えることもできます。設定ファイルを作成したら、デーモンを起動することが可能です。
$ cd /etc/foldingathome # FAHClient --configure
systemd ユニットの foldingathome.service
を起動・有効化してください。Nvidia ユーザーは、 foldingathome-nvidia.service
を有効化する必要があります。
グラフィカル
ウェブブラウザを起動して http://localhost:7396/ を開くことでデーモンを管理できます。もしくは、fahcontrolAUR をインストールして FAHControl プログラム (または Gtk3 フォークの fahcontrol-gtk3-gitAUR) を使うという方法もあります。
デーモンはリモートから制御することも可能です。リモートから操作する方法は /etc/foldingathome/config.xml
に載っています。また、ファイアウォールのポートを必要に応じて開いてください。
ターミナル
foldingathome の挙動は /etc/foldingathome/config.xml
を編集することでカスタマイズすることが可能です。以下のようなオプションが指定できます:
- bigpackets: メモリの使用量が多い作業を受け取るかどうか定義します。Folding@home で RAM を大量に消費しても問題ない場合、big に設定してください。他には normal と small が選べます。
- passkey: コンピュータを一意に識別する値です。必須ではありませんが、ある程度セキュリティが確保されます。詳しくは、[1] を参照。
<passkey v='passkey'/>
- CPU や GPU のスロット:
<slot id='0' type='CPU'/>
f@h を限定された権限で動作させる
The updated version of foldingathomeAUR package (>7.6.9) already runs as a limited user. It also installs a systemd user script that you can use, which users without root access can enable (you will still need video group access to be able to use the GPU).
作業ユニットの進捗を確認
FAH クライアントの進捗を監視する方法は複数存在します。
folding at home から配布されている FAHControl ソフトウェアはリモートホストを効率的に制御することができます。"Add" ボタンでクライアントを追加して名前と IP アドレス、ポート番号、パスワード(設定している場合)を入力して保存するだけです。リモートホストと接続を確立してクライアントタブに進捗を表示します。
AUR には fahmonAUR[リンク切れ: アーカイブ: aur-mirror] があり、GUI で複数のクライアントを監視して作業ユニットの情報を確認できます。Fahmon のサイトは http://www.fahmon.net/ にあります。
CLI では、シェルの設定ファイル (.bashrc
や .zshrc
など) に以下のコマンドを追加することができます。fah_user は実際に使用しているユーザーに置き換えてください:
fahstat() { echo echo $(date) echo cat /opt/fah/fah_user/unitinfo.txt }
クライアントが複数ある場合:
fahstat() { echo echo $(date) echo echo "Core 1:";cat /opt/fah/fah_user/unitinfo.txt echo echo "Core 2:";cat /opt/fah2/fah_user/unitinfo.txt }
また、cat
を tail -n1
に置き換えると作業ユニットの完了率がパーセントで表示されます。
foldingathome-smp 6.43 では、unitinfo.txt ファイルはユーザーフォルダの中にはありません。正しいディレクトリは /opt/fah-smp/unitinfo.txt
になります。
Troubleshooting
If your GPU is supported and still not used, edit /opt/fah/config.xml
file to attempt to autoconfigure GPUs:
<gpu v='true'/>
参照
- Folding@home main site
- Folding@home FAQ
- Folding@home Configuration Guide
- Arch Folding@home team page
- Extended Arch team statistics in extremeoverclocking.com