「Acme.sh」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
Kusanaginoturugi (トーク | 投稿記録) (→新しい証明書を発行: 不要箇所を削除) |
Kusanaginoturugi (トーク | 投稿記録) (→新しい証明書を発行: 空白を削除) |
||
24行目: | 24行目: | ||
=== 新しい証明書を発行 === |
=== 新しい証明書を発行 === |
||
− | + | {{ic|-d}} オプションで任意のドメインを指定することができます。 |
|
{{Tip|acme.sh は2021年8月1日から ZeroSSL をデフォルト CA として使用しているため、LetsEncrypt をデフォルト CA として[https://community.letsencrypt.org/t/the-acme-sh-will-change-default-ca-to-zerossl-on-august-1st-2021/144052 指定]するとよいでしょう。}} |
{{Tip|acme.sh は2021年8月1日から ZeroSSL をデフォルト CA として使用しているため、LetsEncrypt をデフォルト CA として[https://community.letsencrypt.org/t/the-acme-sh-will-change-default-ca-to-zerossl-on-august-1st-2021/144052 指定]するとよいでしょう。}} |
2022年7月6日 (水) 15:24時点における版
acme.sh シェルスクリプトだけで書かれた ACME クライアントです。ACME プロトコルを完全に実装しており、例えば IPv6 やワイルドカード証明書などをサポートしています。
インストール
acme.sh パッケージをインストールします。スタンドアロンモードを使用する場合は、socat をインストールします。
使用方法
このパッケージは man ページを提供しませんが、使い方は wiki に書いてあります。acme.sh --help
を実行すると、コマンドとパラメータの長いリストが出力されます。
基本的には 3 つのステップがあります。
- 証明書の発行を依頼する。
- 発行された証明書をインストールし、使えるようにする。
- 証明書を長期的に維持する。
以下の例で説明します。
新しい証明書を発行
-d
オプションで任意のドメインを指定することができます。
acme.sh
スクリプトは、さまざまなモードをサポートしています。指定するモードとオプションの例は次のとおりです。
- Webroot モード:
$ acme.sh --issue -d example.com -d www.example.com -d cp.example.com -d '*.example.com' -w /home/wwwroot/example.com
- スタンドアロンモード。ウェブサーバーが動作していない場合は
--standalone
をつけてスタンドアロンモードにします:
$ acme.sh --issue --standalone -d example.com -d www.example.com -d cp.example.com
- Nginx モード:
$ acme.sh --issue --nginx -d example.com -d www.example.com -d cp.example.com
- DNS モード (詳しくは official wiki を参照してください):
$ acme.sh --issue -d example.com -d '*.example.com' --dns dns_he
プロジェクトの wiki には さらに多くの例が掲載されています。
Apache/Nginxなどに証明書をインストールする
Nginx:
$ acme.sh --install-cert -d example.com --key-file '/path/to/keyfile/in/nginx/example.key' --fullchain-file '/path/to/fullchain/nginx/example.cer' --reloadcmd "systemctl force-reload nginx"
Apache:
$ acme.sh --install-cert -d example.com --cert-file '/path/to/certfile/in/apache/example.cer' --key-file '/path/to/keyfile/in/apache/example.key' --fullchain-file '/path/to/fullchain/certfile/apache/example.fullchain.cer' --reloadcmd "systemctl force-reload nginx apache2"
証明書の維持
証明書は 60 日ごとに更新されます。acme.sh
を定期的に実行するために、systemd timer を設定することができます。
参照
- Project homepage and wiki for its documentation.
- acme-tiny offers several related utilities, as well as additional general ACME documentation.
- lacme is a small ACME client written with process isolation and minimal privileges in mind.