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− | '''Navi 10''' は AMD の [https://en.wikipedia.org/wiki/AMD_Radeon_5000_series Radeon RX 5000 シリーズ] で使われている GPU アーキテクチャです。新しいハードウェアのため、ソフトウェアによるサポートがまだ十分ではありません。このページでは Arch Linux で Navi 10 を搭載した GPU を使用する方法を説明します。 |
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− | == インストール == |
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− | === カーネル === |
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− | Navi 10 GPU はバージョン 5.3 以上の Linux カーネルを必要とします。Linux カーネル 5.3 は既に Arch Linux の '''core''' リポジトリに入っています。最新版を使うために {{Pkg|linux}} と {{Pkg|linux-headers}} パッケージを使用してください。 |
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− | 以下のコマンドで現在使用しているカーネルのバージョンを確認できます: |
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− | uname -r |
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− | {{Aur|amdgpu-dkms}} をインストールすることで古いバージョンのカーネルで Navi 10 を動作させることもできますが、公式にはサポートされていません。 |
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− | === ファームウェア === |
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− | <blockquote> |
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− | <p>Linux ファームウェアは Linux カーネルと一緒に配布されているパッケージで、特定のハードウェアデバイスを機能させるのに必要なファームウェアバイナリブロブが含まれています。バイナリブロブは基本的にプロプライエタリで、ハードウェアメーカーはファームウェアを作成するのに必要なソースコードを公開していません。</p> |
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− | <p>[https://wiki.gentoo.org/wiki/Linux_firmware Gentoo Wiki]</p> |
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− | </blockquote> |
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− | |||
− | ファームウェアブロブは全て {{Pkg|linux-firmware}} パッケージに含まれています。 |
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− | |||
− | 新しいカーネルを使っていてもファームウェアファイルをインストールしていない場合、仮想端末を動かすのに {{ic|nomodeset}} カーネルオプションを付けて起動する必要があります。 |
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− | === Mesa === |
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− | |||
− | Navi 10 GPU のサポートは標準リポジトリにはまだ含まれていません。mesa とその関連パッケージの開発版が必要になります。{{ic|mesa-git}} リポジトリをシステムに追加してください。以下の行を {{ic|/etc/pacman.conf}} の {{ic|[core]}} セクションの上に追加: |
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− | {{hc|1=/etc/pacman.conf|2=<nowiki> |
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− | [mesa-git] |
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− | Server = https://pkgbuild.com/~lcarlier/$repo/$arch |
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− | SigLevel = Optional |
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− | </nowiki>}} |
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− | |||
− | 追加したらシステムを更新して以下のパッケージをインストールしてください: |
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− | |||
− | amdvlk clang-git libclc-git libdrm-git llvm-git llvm-libs-git mesa-git opencl-mesa-git vulkan-mesa-layer-git vulkan-radeon-git xf86-video-amdgpu-git lib32-mesa-git lib32-mesa-git lib32-vulkan-radeon-git lib32-vulkan-mesa-layer-git |
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− | |||
− | 上記のパッケージは最新の mesa スタックのサポートと64ビット・32ビット両方のアプリケーションの [[Vulkan]] のサポートを提供します。 |
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− | === LLVM === |
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− | LLVM 9.0 以上が必要です: [https://releases.llvm.org/9.0.0/docs/ReleaseNotes.html#changes-to-the-amdgpu-target] |
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− | |||
− | 上記の {{Pkg|mesa}} / {{Aur|mesa-git}} の依存パッケージとして選択され、archlinux のメンテナによって {{Pkg|llvm}} が 9.0 になるまでは {{Aur|llvm-git}} パッケージでインストールされます。 |
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− | === AMDGPU PRO === |
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− | |||
− | AMDGPU PRO の使用は非推奨です。使いたい場合は [[AMDGPU#AMDGPU PRO]] を見てください。 |
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− | == KMS のロード == |
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− | |||
− | [[AMDGPU#ロード]]を見てください。 |
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− | |||
− | == Xorg の設定、ティアフリーレンダリング、DRI レベルと可変リフレッシュレート == |
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− | |||
− | [[AMDGPU#Xorg の設定]]を見てください。 |
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− | == ビデオアクセラレーション == |
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− | |||
− | [[ハードウェアビデオアクセラレーション]]を見てください。 |
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− | |||
− | == GPGPU == |
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− | |||
− | OpenCL を機能させるには、{{aur|opencl-amdgpu-pro-pal}} パッケージのインストールが必要です。詳しくは [[GPGPU]] を参照。 |
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− | |||
− | == オーバークロック == |
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− | |||
− | [[AMDGPU#オーバークロック]]を見てください。 |
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− | |||
− | == トラブルシューティング == |
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− | === 一般 === |
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− | |||
− | [[AMDGPU#トラブルシューティング]]を見てください。 |
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− | === 消費電力 === |
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− | |||
− | カーネル 5.3 を使ったときに待機消費電力が異常に大きくなるという報告が一部のユーザーからあります。カーネル 5.4 で問題を解決する [https://cgit.freedesktop.org/~agd5f/linux/tag/?h=drm-next-5.4-2019-08-30 パッチセット] が存在します。 |
2022年11月4日 (金) 10:33時点における最新版
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