「TeX Live」の版間の差分
(→babelbib 言語定義の更新: 削除) |
(→.sty ファイルのインストール: 削除) |
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TeXLive Local Manager は Firmicus によって提供されているユーティリティで、Arch Linux 上の TeX Live 環境を便利に管理することができます。{{AUR|texlive-localmanager-git}} パッケージでインストールできます。使用方法など詳細は [https://git.archlinux.org/users/remy/texlive-localmanager.git/tree/tllocalmgr#n809] を見てください。 |
TeXLive Local Manager は Firmicus によって提供されているユーティリティで、Arch Linux 上の TeX Live 環境を便利に管理することができます。{{AUR|texlive-localmanager-git}} パッケージでインストールできます。使用方法など詳細は [https://git.archlinux.org/users/remy/texlive-localmanager.git/tree/tllocalmgr#n809] を見てください。 |
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− | == .sty ファイルのインストール == |
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− | TeX Live (と teTeX) は自前のディレクトリインデックス ({{ic|ls-R}} という名前のファイル) を使っているため、ファイルを TeX ツリーの中にコピーしたときはインデックスを更新する必要があります。そうしないと TeX はコピーしたファイルを認識できません。利用するコマンド: |
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− | {{bc|# mktexlsr}} |
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− | または |
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− | {{bc|# texhash}} |
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− | または |
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− | {{bc|# texconfig[-sys] rehash}} |
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− | インデックスを検索するコマンドラインプログラムは: |
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− | kpsewhich |
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− | これを使って特定のファイルを TeX が見つけているか確認できます: |
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− | kpsewhich <filename.sty> |
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− | 出力はそのファイルのフルパスになります。 |
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− | |||
− | また、特定のユーザーの sty ファイルは {{ic|~/texmf/}} ツリーに入ります。例えば、latex パッケージの wrapfig の {{ic|wrapfig.sty}} は {{ic|~/texmf/tex/latex/wrapfig/wrapfig.sty}} にあります。{{ic|~/texmf}} は tex が実行されるたびに検索されるので {{ic|mktexlsr}} を実行する必要はありません。 |
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− | |||
− | === 手動インストール === |
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− | 通常、新しい .sty ファイルは {{ic|/usr/share/texmf-dist/tex/latex/<package name>/*}} に入ります。このディレクトリがない場合は作成してください。*tex を実行するとディレクトリが自動で検索されます。詳しい説明は次を見て下さい: https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?id=85757 |
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− | |||
− | === PKGBUILD を使う === |
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− | コンピュータ全体で LaTeX パッケージをインストールするときは、メンテナンスを簡単にするために [[PKGBUILD]] を使いましょう。[[Arch User Repository|AUR]] の {{AUR|texlive-gantt}} パッケージなどがサンプルです。 |
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== 代替 == |
== 代替 == |
2022年12月30日 (金) 20:25時点における版
Wikipedia により:
- TeX Live は、TeX 植字システムのためのフリーソフトウェア配布で、主要な TeX 関連プログラム、マクロパッケージ、およびフォントを含んでいます。
TeX Live には tex(1) と pdftex(1) プログラム、LaTeX と ConTeXt TeX マクロパッケージ、XeTeX と LuaTeX TeX エンジンが含まれています。
目次
インストール
- texlive-most グループには、ほとんどの Tex Live パッケージが含まれています。
- texlive-core は必須のパッケージであり、上流の medium インストールスキームに基づいています (その他のパッケージは全て上流のコレクションに基づいています)。このパッケージには、mktexlsr、fmtutil、updmap を自動化する pacman フックが含まれています。
- texlive-bin にはバイナリとライブラリが含まれています (texlive-core の依存パッケージです)。
- texlive-latexextra には、
polyglossia
、amsmath
、graphicx
などの便利なパッケージが多く含まれています。
- texlive-lang グループには、非ラテン文字の言語のための文字セットと機能を提供するパッケージが含まれています。
- texlive-langextra は、アフリカの言語、アラビア語、アルメニア語、クロアチア語、ヘブライ語、インド語群、モンゴル語、チベット語、ベトナム語の言語サポートを提供します。
- texlive-bibtexextra には、追加の BibTex と BibLaTeX スタイル、および参考文献データベースが含まれています。
- texlive-fontsextra には、追加のフォントが含まれています (LaTeX Font Catalogue で見られます)。
- biber は、BibLaTex のための代替の参考文献処理バックエンドを提供します。
- texlive-latexindent-metaAUR メタパッケージは、latexindent を実際に使うために必要になるすべての依存パッケージを提供します。
それぞれの texlive- パッケージにどの CTAN パッケージが含まれているか調べるには、/var/lib/texmf/arch/installedpkgs/<package>_<revnr>.pkgs
のファイルを見てください。
tllocalmgr
tllocalmgrAUR によって提供されている tllocalmgr ユーティリティは、pacman パッケージとして CTAN からパッケージをインストールできるようにします。詳細は 使用方法 (-h
) を見てください。
tlmgr
tlmgr ユーティリティは、CTAN からパッケージをインストール、アップデートする標準的な方法です。以下のように小さな修正が必要となります:
まず、TEXMFDIST/scripts/texlive/tlmgr.pl
を編集して $Master = "$Master/../..";
を $Master = "${Master}/../../..";
に置き換えてください。パスのプレフィックス TEXMFDIST は、事前に定義された環境変数ではなく、この記事の以下で定義されたものです。このプレフィックスは正しい値に置き換えてください。
その perl スクリプトのエイリアスを作成してください (シェルの init ファイルに追加できます)。
alias tlmgr='TEXMFDIST/scripts/texlive/tlmgr.pl --usermode'
これで、ユーザモードで初期化できます (インストールプレフィックスとして ~/texmf
を使用します):
$ tlmgr init-usertree
自由にミラーを設定してください。例えば:
$ tlmgr option repository http://mirrors.rit.edu/CTAN/systems/texlive/tlnet
これで、CTAN パッケージを通常通りインストールできるようになりました:
$ tlmgr install package_name
パッケージのドキュメント
公式リポジトリ内のパッケージには、フォント/マクロのパッケージのドキュメントやソースファイルが含まれていません。
texdoc
でオフラインアクセスするには、Tex Live のドキュメント全体とソースファイルを texlive-most-docAUR でインストールするか、あるいは tllocalmgr で特定のパッケージのドキュメントをインストールすることで可能です。
また、オンラインでドキュメントにアクセスすることもできます:
- https://tug.org/texlive/Contents/live/doc.html
- https://ctan.org/ – Tex 関連の全種類の資料の中心的な場所
- https://texdoc.net/[リンク切れ 2022-09-23] (
http://texdoc.net/pkg/packagename
は、関連する PDF を直接生成します)
手動インストール
上流のインストーラで Tex Live をインストールすることもできます。これは texlive-installerAUR としてパッケージングされています。詳細は LaTeX Wikibook や TeX Live Guide を見てください。
使用方法
以下のコマンドでインストールされたことを確認できます:
$ tex '\empty Hello world!\bye' $ pdftex '\empty Hello world!\bye'
DVI と PDF ファイルが作成されるはずです。TeX エディタを使うことでドキュメントを作成できます。また、TeX Live がなくてもオンラインで TeX のドキュメントを作成できるウェブサイトも存在します: LaTeX wikibook を見てください。
重要事項
- (MKII や MKIV の) ConTeXt フォーマットはインストール時に自動で生成されません。方法は ConTeXT wiki の説明を見て下さい。
- (上流の) TeX Live は CTAN パッケージの差分更新をするためのツールを提供しています。私たちもパッケージを定期的に更新する予定です (作業をほぼ自動化するツールを書き出しています)。
- 2009年の9月から updmap(1) のフォントマッピングを処理する方法は改善され、以前よりもインストールが信頼できるものになっています。もし、マップファイルが見つからないというエラーメッセージが表示されたときは、手動で
updmap.cfg
ファイルから削除してください (updmap-sys --edit
を使うのが理想)。また、updmap-sys --syncwithtrees
を実行すれば設定ファイルから古くなったマップを自動でコメントアウトすることができます。
ヒントとテクニック
デフォルトの用紙サイズを変更する
It is currently impossible to set the default page size using the texlive tools, because they do not work with the standard Arch package.
Usually, you would run texconfig
or tlmgr
, which are also capable of changing other useful settings.
You can edit the configuration files as follows.
- To set the paper size for the pdftex family of commands (pdftex, pdflatex, etc) edit
/etc/texmf/tex/generic/tex-ini-files/pdftexconfig.tex
file.
which can also be discovered by running kpsewhich pdftexconfig.tex
. Change the two lines that specify the pdfpageheight
and pdfpagewidth
. For example, to use letter size, change
\pdfpageheight = 297 true mm \pdfpagewidth = 210 true mm
to
\pdfpageheight = 11 true in \pdfpagewidth = 8.5 true in
Unfortunately, this will not have any effect until the binary .fmt files are rebuilt. You can do this with fmtutil-sys
. Re-installing texlive-bin with pacman will also do this for you.
- For dvips, you can use the
-t
option to specify the paper size:dvips -t letter foo.dvi
. To change the default, edit/etc/texmf/dvips/config/config.ps
file.
which can also be discovered with kpsewhich config.ps
. The end of this file has sections that list all the paper sizes that dvips knows about. The first listed paper size will be the default. Just move the one that you want to be the default to the top of the list. The behavior of dvips will be affected as soon as the file file is changed.
Fontconfig でフォントを利用可能にする
デフォルトでは、さまざまな TeX Live パッケージに入っているフォントを Fontconfig から自動で利用することができません。XeTeX や LibreOffice などからフォントを使えるようにしたいときは、フォントディレクトリからユーザのフォントパスへのシンボリックリンクを作成するのが一番簡単です。OpenType フォントの場合は、以下を実行してください:
$ ln -s /usr/share/texmf-dist/fonts/opentype/public/some_fonts_you_want ~/font_path/OTF/
fontconfig で利用できるようにするには、次を実行してください:
$ fc-cache ~/font_path $ mkfontscale ~/font_path/OTF $ mkfontdir ~/font_path/OTF
TrueType フォントや Type 1 フォントに対しても似たような手順です。上記のコマンドでは、opentype
を truetype
や type1
に変更し、OTF
を TTF
や Type1
に変更します。
また、texlive-core には TeX Live によって使用されるフォントディレクトリのリストが入ったファイル /usr/share/fontconfig/conf.avail/09-texlive-fonts.conf
が含まれています。このファイルを利用するには次を実行して:
# ln -s /usr/share/fontconfig/conf.avail/09-texlive-fonts.conf /etc/fonts/conf.d/09-texlive-fonts.conf
それから fontconfig を更新してください:
$ fc-cache && mkfontscale && mkfontdir
babelbib 言語定義の更新
必要としている最新の言語定義が babelbib になく、全てをリコンパイルしたくはないという問題を抱えている場合、https://www.tug.org/texlive/devsrc/Master/texmf-dist/tex/latex/babelbib/ から手動で入手して /usr/share/texmf-dist/tex/latex/babelbib/
に配置することができます。例えば:
$ cd /usr/share/texmf-dist/tex/latex/babelbib/ # wget https://www.tug.org/texlive/devsrc/Master/texmf-dist/tex/latex/babelbib/romanian.bdf # wget [...all-other-language-files...] # wget https://www.tug.org/texlive/devsrc/Master/texmf-dist/tex/latex/babelbib/babelbib.sty
その後、texhash
を実行して TeX データベースを更新してください:
# texhash
TeXLive Local Manager
TeXLive Local Manager は Firmicus によって提供されているユーティリティで、Arch Linux 上の TeX Live 環境を便利に管理することができます。texlive-localmanager-gitAUR パッケージでインストールできます。使用方法など詳細は [3] を見てください。
代替
Tex Live の代替としては、MikTex や Tectonic などがあります。これらは最小限のインストールで、適宜必要なパッケージをインストールします。