「Compfy」の版間の差分
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+ | {{ic|WINDOW_TYPE}} の他の値は EWMH 標準で定義されています: {{ic|unknown}}、{{ic|desktop}}、{{ic|dock}}、{{ic|toolbar}}、{{ic|menu}}、{{ic|utility}}、{{ic|splash}}、{{ic|dialog}}、{{ic|normal}}、{{ic|dropdown_menu}}、{{ic|popup_menu}}、{{ic|tooltip}}、{{ic|notification}}、{{ic|combo}}、{{ic|dnd}}。 |
=== 不透明度 === |
=== 不透明度 === |
2023年11月18日 (土) 23:03時点における版
Compfy は Xorg 用のコンポジタです。コンポジット機能を提供しないウィンドウマネージャでの使用に適しています。Compfy は Picom をベースとしています。
インストール
設定
デフォルトの設定は /etc/xdg/compfy.conf.example
にあります。設定を変更するには、このファイルを ~/.config/compfy/compfy.conf
か ~/.config/compfy.conf
にコピーして、コピー先のファイルを編集することができます。
Compfy でこれら以外の設定ファイルを使用するには、以下のコマンドを使用してください:
$ compfy --config path/to/compfy.conf
ドキュメントは、パッケージを既にインストールしている場合は compfy(1) で、そうでない場合はオンラインの Wiki で参照できます。
一部のウィンドウにおいて影を無効化する
必要であれば、shadow-exclude
オプションでウィンドウの影を無効化できます。
shadow-exclude = [ "class_g = 'Rofi'" ];
メニューの影を無効化するには、以下を compfy.conf
の wintypes
に追加してください:
# menu = { shadow = false; }; dropdown_menu = { shadow = false; }; popup_menu = { shadow = false; }; utility = { shadow = false; };
WINDOW_TYPE
の他の値は EWMH 標準で定義されています: unknown
、desktop
、dock
、toolbar
、menu
、utility
、splash
、dialog
、normal
、dropdown_menu
、popup_menu
、tooltip
、notification
、combo
、dnd
。
不透明度
フォーカスされているウィンドウとそれ以外のウィンドウ (例えばターミナルエミュレータ) に対する不透明度 (実際には透明度) を設定するには、以下を compfy.conf
に追加してください:
opacity-rule = [ "90:class_g = 'URxvt' && focused", "60:class_g = 'URxvt' && !focused" ];
ウィンドウの角
以下を設定ファイルに追加することで、ウィンドウの角を丸くすることができます:
corner-radius = 10;
特定のウィンドウに対して特定の角の丸みを設定したい場合は、以下のルールセット内で設定することができます:
corner-rules = [ "15:class_g = 'dwm'" ];
アニメーション
Compfy には素晴らしいアニメーションがあります。デフォルトの設定にはいくつかのプリセットがありますが、任意のオプションを自由に変更することができます。
例:
animations = true; animation-stiffness = 120; animation-window-mass = 0.5; animation-dampening = 12; animation-clamping = false; # 利用可能なオプション: ("none","zoom","fly-in","slide-up","slide-down","slide-left","slide-right") animation-for-open-window = "zoom"; animation-for-unmap-window = "zoom";
これらの設定に関する詳細な説明は、man ページや Wiki で読むことができます。
使用法
Compfy は、セッション内の任意の時点で手動で有効化あるいは無効化することができ、セッションのバックグラウンドプロセスとして自動起動させることもできます。また、コンポジット効果を調整することのできる任意の引数もあります。例えば:
-b
: セッションのバックグラウンドプロセスとして実行する (例えば、Openbox などのウィンドウマネージャと共に使用する場合に自動起動とき)。--config
: 特定の設定ファイルを使用する。
他にも多くのオプションが存在します (例えば、タイミング、管理するディスプレイ、メニューの不透明度、ウィンドウの枠、非アクティブなアプリケーションメニューの設定)。compfy(1) を参照してください。
Compfy をバックグラウンドプロセスとして開始するには、-b
引数を使用することができます (ディスプレイがフリーズする場合があります):
$ compfy -b