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[https://www.enigmail.net EnigMail] は OpenPGP を用いて、メールの文章と受信を暗号化/署名する拡張機能です。[[Wikipedia:GNU Privacy Guard|GNU Privacy Guard (GnuPG)]] を利用しています。 |
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=== FireTray - トレイアイコン === |
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== Tips and tricks == |
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=== デフォルトブラウザの設定 === |
=== デフォルトブラウザの設定 === |
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{{Note|バージョン24から {{ic|network.protocol-handler.app.*}} は効力を持たなくなり、デフォルトブラウザを設定するのに使うことはできなくなりました。}} |
{{Note|バージョン24から {{ic|network.protocol-handler.app.*}} は効力を持たなくなり、デフォルトブラウザを設定するのに使うことはできなくなりました。}} |
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− | + | 最近のバージョンの Thunderbird は[[デフォルトアプリケーション|システムの MIME 設定]]によって定義されたデフォルトブラウザを使用します。デフォルトブラウザは Gnome Control Center (''Gnome Control Center > Details > Default Applications > Web'') ({{Pkg|gnome-control-center}} パッケージに入っています) から修正することができます。 |
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− | + | Thunderbird の ''Edit > Preferences > Advanced > General > Config Editor'' から {{ic|network.protocol-handler.warn-external}} を検索してデフォルトブラウザを上書きすることが可能です。 |
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− | If the following three are all set to {{ic|false}} (default), turn them to {{ic|true}}, and then Thunderbird will ask you when clicking on links which application to use. Depending on the chosen desktop, common values include {{ic|/usr/bin/firefox}}, {{ic|/usr/bin/google-chrome-stable}}, {{ic|/usr/bin/exo-open}} (Xfce) or {{ic|/usr/bin/xdg-open}} (non-DE environments). Remember to check ''"Remember my choice for .. links"''. |
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+ | 以下の3つの設定が全て ''false'' (デフォルト) に設定されている場合、''true'' に変更すると、Thunderbird はリンクをクリックしたときに使用するアプリケーションを尋ねるようになります (''"Remember my choice for .. links"'' にチェックを入れて下さい)。 |
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network.protocol-handler.warn-external.ftp |
network.protocol-handler.warn-external.ftp |
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プレーンテキストモードは全てのメールを HTML レンダリングせずに表示します。''View > Message Body As'' から変更することができます。デフォルトフォントは [[Wikipedia:Monospace_(Unicode)|Monospace]] ですがフォントサイズはシステムの fontconfig 設定が継承されます。次の例では10ピクセルの Ubuntu Mono ({{Pkg|ttf-ubuntu-font-family}}) で上書きします。 |
プレーンテキストモードは全てのメールを HTML レンダリングせずに表示します。''View > Message Body As'' から変更することができます。デフォルトフォントは [[Wikipedia:Monospace_(Unicode)|Monospace]] ですがフォントサイズはシステムの fontconfig 設定が継承されます。次の例では10ピクセルの Ubuntu Mono ({{Pkg|ttf-ubuntu-font-family}}) で上書きします。 |
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− | システムのフォントキャッシュを更新するために {{ic|fc-cache -fv}} の実行を忘れないでください。詳しくは |
+ | システムのフォントキャッシュを更新するために {{ic|fc-cache -fv}} の実行を忘れないでください。詳しくは[[フォント設定]]を見てください。 |
{{hc|~/.config/fontconfig/fonts.conf|<nowiki> |
{{hc|~/.config/fontconfig/fonts.conf|<nowiki> |
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上流 Wiki を見てください: [http://kb.mozillazine.org/Using_webmail_with_your_email_client Using webmail with your email client] |
上流 Wiki を見てください: [http://kb.mozillazine.org/Using_webmail_with_your_email_client Using webmail with your email client] |
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+ | アカウントが壊れてしまっている場合や別の環境に Thunderbird をインストールしたい場合、Import and Export アドオン (例: [https://addons.mozilla.org/en-US/thunderbird/addon/importexporttools ImportExportTools AddOn]) をインストールして全てのデータをエクスポートして新しい環境にデータをインポートするのが良いでしょう。 |
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== トラブルシューティング == |
== トラブルシューティング == |
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=== LDAP Segfault === |
=== LDAP Segfault === |
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− | + | LDAP を使ってユーザー設定を取得するように設定したシステムで [https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=292127 LDAP がクラッシュ (Bugzilla#292127)] することがあります。衝突する LDAP ライブラリの名前を変更することで [https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=292127#c7 解決] できます。 |
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+ | === Error: Incoming server already exists === |
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+ | Thunderbird (v24) には削除したアカウントを同じアカウントデータで再インストールしようとすると "Incoming server already exists" と表示するバグが存在します。残念ながら、このエラーが表示される場合は Thunerbird を再インストールするしかありません: |
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+ | 2. 全てのアカウントとカレンダー、フィードをアドオンでエクスポート。 |
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+ | 3. Thunderbird をアンインストール: |
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+ | # pacman -R thunderbird |
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+ | 4. Thunderbird フォルダ {{ic|rm -R ~/.thunderbird/}} を削除して全てのデータを消去。 |
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+ | 5. Thunderbird を再度インストール: |
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+ | # pacman -S thunderbird |
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+ | 6. メールアカウント、フィード、カレンダーを作成。 |
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+ | 7. [https://addons.mozilla.org/en-US/thunderbird/addon/importexporttools/ ImportExportTools] アドオンをインストール。 |
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+ | 8. 全てのデータをインポート。 |
2015年10月11日 (日) 18:33時点における版
関連記事
Mozilla Thunderbird は肥大化を避けつつ、多機能でシンプルなメール、ニュースグループとニュースフィードのクライアントです。POP, IMAP, SMTP, S/MIME と (Enigmail 拡張による) OpenPGP による暗号化をサポートしています。Firefox と同じく、機能を追加するための様々な拡張とアドオンが揃っています。
インストール
公式リポジトリから thunderbird をインストールしてください。
他にも以下のパッケージが AUR にあります:
- thunderbird-esr-binAUR (長期サポート バージョン)
- thunderbird-beta-binAUR (Mozilla による 最新ベータ バージョン)
- thunderbird-nightlyAUR (nightly バージョン)
英語以外の言語を使うための、多数の言語パックが利用可能です。利用可能な言語パックのリストを確認するには:
$ pacman -Ss thunderbird-i18n
拡張機能
EnigMail - 暗号化
EnigMail は OpenPGP を用いて、メールの文章と受信を暗号化/署名する拡張機能です。GNU Privacy Guard (GnuPG) を利用しています。
addons.mozilla.org (Add-ons Manager
などを使う) もしくは AUR からインストールできます。どちらも2つのパッケージをインストールします: thunderbird-enigmailAUR と thunderbird-enigmail-binAUR。
公開鍵の共有
公開鍵を配布する方法は様々です。ひとつはネットワーク上の公開キーサーバに公開鍵をアップロードする方法があります。暗号化を使っている友達とキーを共有してもよいでしょう。
メールの暗号化
まず初めに、HTML を含むメールでは暗号化は適切に動かないことがあります。新規メールウィンドウから Options > Delivery Format > Plain Text Only を選んで暗号化メールは全てプレーンテキストにしてください。
メールを書き終えたら OpenPGP メニューから署名することができます。
メールの復号化
メールが適切に暗号化されていれば、メールを開いたときにポップアップウィンドウが開き、パスフレーズの入力を求めるはずです。
メール内の掲示情報と OpenPGP ヘッダの削除
デフォルトで、Enigmail は送信するメール内のヘッダや OpenPGP コメントフィールドに不必要な情報を付与します。これらの情報には Enigmail が使用されているという事と、そのバージョンが含まれます。どちらも設定エディタ (Edit -> Preferences -> Advanced -> General -> Config Editor
) を使って無効にできます。
メールヘッダー (X-Enigmail-version) を削除するには、extensions.enigmail.addHeaders
を false にしてください。
OpenPGP コメントを無効にするには、extensions.enigmail.useDefaultComment
を true にしてください。
送信者が Thunderbird を使用している事を知らせたくない場合、メールヘッダの user-agent を無効にするために general.useragent.enable_overrides
を有効にし、general.useragent.override
を空白で上書きしてください。
Lightning - カレンダー
Lightning は Sunbird の機能を Thunderbird へ移植したものです。Lightning を使用するには addons.mozilla.org か AUR の thunderbird-lightning-binAUR パッケージからインストールします。
FireTray - トレイアイコン
FireTray は Thunderbird にカスタマイズ可能なシステムトレイを追加する拡張機能です。addons.mozilla.org か AUR の thunderbird-firetrayAUR パッケージからインストールします。
Tips and tricks
デフォルトブラウザの設定
最近のバージョンの Thunderbird はシステムの MIME 設定によって定義されたデフォルトブラウザを使用します。デフォルトブラウザは Gnome Control Center (Gnome Control Center > Details > Default Applications > Web) (gnome-control-center パッケージに入っています) から修正することができます。
Thunderbird の Edit > Preferences > Advanced > General > Config Editor から network.protocol-handler.warn-external
を検索してデフォルトブラウザを上書きすることが可能です。
以下の3つの設定が全て false (デフォルト) に設定されている場合、true に変更すると、Thunderbird はリンクをクリックしたときに使用するアプリケーションを尋ねるようになります ("Remember my choice for .. links" にチェックを入れて下さい)。
network.protocol-handler.warn-external.ftp network.protocol-handler.warn-external.http network.protocol-handler.warn-external.https
プレーンテキストモードとフォントの統一
プレーンテキストモードは全てのメールを HTML レンダリングせずに表示します。View > Message Body As から変更することができます。デフォルトフォントは Monospace ですがフォントサイズはシステムの fontconfig 設定が継承されます。次の例では10ピクセルの Ubuntu Mono (ttf-ubuntu-font-family) で上書きします。
システムのフォントキャッシュを更新するために fc-cache -fv
の実行を忘れないでください。詳しくはフォント設定を見てください。
~/.config/fontconfig/fonts.conf
<?xml version="1.0"?> <!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd"> <fontconfig> <match target="pattern"> <test qual="any" name="family"><string>monospace</string></test> <edit name="family" mode="assign" binding="same"><string>Ubuntu Mono</string></edit> <!-- For Thunderbird, lowering default font size to 10 for uniformity --> <edit name="pixelsize" mode="assign"><int>10</int></edit> </match> </fontconfig>
ウェブメールと Thunderbird
上流 Wiki を見てください: Using webmail with your email client
エクスポート + インポート
インポートやエクスポートを始める前に、~/.thunderbird
プロファイルをバックアップしてください:
$ cp -R ~/.thunderbird /to/backup/folder/
アカウントが壊れてしまっている場合や別の環境に Thunderbird をインストールしたい場合、Import and Export アドオン (例: ImportExportTools AddOn) をインストールして全てのデータをエクスポートして新しい環境にデータをインポートするのが良いでしょう。
トラブルシューティング
LDAP Segfault
LDAP を使ってユーザー設定を取得するように設定したシステムで LDAP がクラッシュ (Bugzilla#292127) することがあります。衝突する LDAP ライブラリの名前を変更することで 解決 できます。
Error: Incoming server already exists
Thunderbird (v24) には削除したアカウントを同じアカウントデータで再インストールしようとすると "Incoming server already exists" と表示するバグが存在します。残念ながら、このエラーが表示される場合は Thunerbird を再インストールするしかありません:
1. プロファイルのバックアップを作成:
$ cp -R ~/.thunderbird /to/backup/folder/
2. 全てのアカウントとカレンダー、フィードをアドオンでエクスポート。
3. Thunderbird をアンインストール:
# pacman -R thunderbird
4. Thunderbird フォルダ rm -R ~/.thunderbird/
を削除して全てのデータを消去。
5. Thunderbird を再度インストール:
# pacman -S thunderbird
6. メールアカウント、フィード、カレンダーを作成。
7. ImportExportTools アドオンをインストール。
8. 全てのデータをインポート。