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{{Note|Linux での HDR サポートはまだ始まったばかりで、多くの注意点があります。詳細については [[HDR モニターのサポート]] を参照してください。}}
{{Note|Linux での HDR サポートはまだ始まったばかりで、多くの注意点があります。詳細については [[HDR モニターのサポート]] を参照してください。}}

=== Wayland サポート ===

Gamescope はデフォルトでは [[Wayland]] クライアントをサポートしていません。Wayland クライアントのサポートを有効にするには、Gamescope のパラメータに {{ic|--expose-wayland}} フラグを追加してください。

=== SDR ガマットの広さ ===

[https://store.steampowered.com/news/app/1675200/view/5484882897552407488 SteamOS 3.5.5] 以降、Valve は Steam Deck の LCD 用のデフォルトの色レンダリングを変更しました。この効果は、SDR コンテンツのガマットの「広さ」を変更することによって Gamescope で実現され、調整によってはより暖かく鮮やかな色の見え方になります。

Steam のゲームの起動オプションに、{{ic|--sdr-gamut-wideness}} とその後に 0 から 1 の範囲の値を追加します:
gamescope --sdr-gamut-wideness 1 -- %command%

=== Mangoapp ===

従来の [[MangoHud]] を gamescope で使用することは [https://github.com/flightlessmango/MangoHud?tab=readme-ov-file#gamescope サポートされていません]。代わりに gamescope 引数 {{ic|--mangoapp}} を使用する必要があります。これにより、MangoHud は基礎となるアプリケーションの代わりに gamescope 上で動作します。FSR や HDR のステータスを表示するなど、特定の MangoHud 設定には、gamescope で mangoapp を使用する必要があります。

=== 可変リフレッシュレート ===

モニターが対応している場合、{{ic|--adaptive-sync}} フラグを渡して可変リフレッシュレートを有効にします。


== トラブルシューティング ==
== トラブルシューティング ==

2024年9月8日 (日) 18:05時点における版

Gamescope は、Steam Deck で使用される Valve が開発したマイクロコンポジタです。その目的は、ゲームに特化したアイソレートされたコンポジタを提供し、以下のようなゲームに特化した機能をサポートすることです。

  • 解像度のスプーフィング
  • AMD FidelityFX™ Super Resolution や NVIDIA Image Scaling を使ったアップスケーリング
  • フレームレートの制限

マイクロコンポジタとして、既存のデスクトップ環境の上にネストされたセッションとして実行するよう設計されていますが、埋め込みコンポジタとしても使用することができます。

現在、Wayland クライアントのネイティブサポートはありません [1]。Wayland セッションでは、XWayland を使用します。

インストール

Gamescope は、gamescope パッケージ(または gamescope-gitAUR パッケージ)でインストールできます。さらに、メインラインビルドには含まれていない追加のパッチが含まれた gamescope-plusAUR もあります。

要件

  • AMD:Mesa 20.3 以上
  • Intel:Mesa 21.2 以上
  • NVIDIA:プロプライエタリドライバー 515.43.04 以上、および nvidia-drm.modeset=1 カーネルパラメータ

使用方法

Gamescope には多くのオプションがありますが、ここではすべてをカバーすることはできません。完全なリストを表示するには、ターミナルから gamescope --help コマンドを使用してください。

デスクトップセッションから

以下のコマンドは、Gamescope を使用して supertuxkart を実行し、1920x1080 の解像度で 60 FPS を強制します。

$ gamescope -W 1920 -H 1080 -r 60 -- supertuxkart

Steamから

以下のコマンドを使用して、Steam を Big Picture Mode で Gamescope を使用して実行することができます。

$ gamescope -e -- steam -gamepadui
ノート -e フラグは、Gamescope で Steam Integration を有効にするためのものです。

また、Steam から Gamescope を使用してゲームを実行するには、ゲームの起動オプションに以下を追加します。

gamescope -- %command%
ノート Steam から起動する場合でも、解像度や FPS などのフラグを設定する必要があります。それ以外の場合、Gamescope は正しくない解像度で起動します。ターミナルと同じ方法でこれを行うことができます。例えば
gamescope -W 1920 -H 1080 -r 60 -- %command%

Wineから

Wine を介して Gamescope を使用してプログラムを実行するには、wine に続けて実行可能ファイルを指定してください。

$ gamescope -W 1920 -H 1080 -r 60 -- wine supertuxkart

ほとんどの人気のある Wine マネージャー(LutrisBottlesPlayOnLinux)は Gamescope をサポートしています。これらを使用するのは、必要な Gamescope パッケージをインストールし、「Gamescope を使用する」(または同様の)オプションをチェックするだけです。

ノート Wine マネージャーは、基本的な Gamescope オプションを設定する GUI インターフェースを持つことが多いため、一般的には Gamescope を使用する最も簡単な方法です。

Through Flatpak

Flatpak 版の Wine マネージャーや Steam からも、パッケージインストールと同じ方法で Gamescope を使用できます。ただし、まず以下のコマンドで Flathub から Gamescope をインストールする必要があります。

$ flatpak install gamescope

アップスケーリング

-U フラグと -Y フラグを使用して、AMD FidelityFX™ Super Resolution(FSR)または NVIDIA Image Scaling(NIS)を使用してゲームをアップスケールすることができます。また、-i を使用して整数アップスケーリングを行うこともできます。

720p のゲームを FSR を使用して 1440p にアップスケーリングするには:

$ gamescope -h 720 -H 1440 -U -- supertuxkart

1080p の内部解像度でゲームを実行し、NIS を使用して 4K に表示するには:

$ gamescope -w 1920 -h 1080 -W 3840 -H 2160 -Y -- supertuxkart

HDR サポート

Gamescope は、ゲームの HDR10 サポートを有効にするために必要です。この機能を利用するには、--hdr-enabled フラグを使用して Gamescope セッションを起動する必要があります。

ノート Linux での HDR サポートはまだ始まったばかりで、多くの注意点があります。詳細については HDR モニターのサポート を参照してください。

Wayland サポート

Gamescope はデフォルトでは Wayland クライアントをサポートしていません。Wayland クライアントのサポートを有効にするには、Gamescope のパラメータに --expose-wayland フラグを追加してください。

SDR ガマットの広さ

SteamOS 3.5.5 以降、Valve は Steam Deck の LCD 用のデフォルトの色レンダリングを変更しました。この効果は、SDR コンテンツのガマットの「広さ」を変更することによって Gamescope で実現され、調整によってはより暖かく鮮やかな色の見え方になります。

Steam のゲームの起動オプションに、--sdr-gamut-wideness とその後に 0 から 1 の範囲の値を追加します:

gamescope --sdr-gamut-wideness 1 -- %command%

Mangoapp

従来の MangoHud を gamescope で使用することは サポートされていません。代わりに gamescope 引数 --mangoapp を使用する必要があります。これにより、MangoHud は基礎となるアプリケーションの代わりに gamescope 上で動作します。FSR や HDR のステータスを表示するなど、特定の MangoHud 設定には、gamescope で mangoapp を使用する必要があります。

可変リフレッシュレート

モニターが対応している場合、--adaptive-sync フラグを渡して可変リフレッシュレートを有効にします。

トラブルシューティング

フルスクリーンへの切り替えが低性能を引き起こす

これは、Gamescope のフルスクリーンホットキー Meta+f を使用するときの既知のバグです。この問題に遭遇した場合、ゲームを起動するときにフルスクリーンフラグ -f を使用することで回避できます。

Gamescope の優先度を設定する

低性能やスタッタリングのもう一つの既知の原因は、Gamescope の優先度が正しく設定されていないことです。Gamescope が実行されている間に、ターミナルで CAP_SYS_NICE に関するエラーが表示される場合、これが原因だとわかります。次のコマンドで修正できます:

# setcap 'CAP_SYS_NICE=eip' $(which gamescope)

参照