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+ | [[Wikipedia:ja:Pop!_OS|COSMIC]] は、[[Rust]] プログラミング言語で開発された[[デスクトップ環境]]で、クロスプラットフォーム対応の GUI ライブラリである [https://iced.rs iced] と、コンポジタの基盤として [https://github.com/Smithay/smithay Smithay] を使用しています。COSMIC のコンポジタである cosmic-comp は、Smithay のデモ用コンポジタ「anvil」に相当するもので、Wayland プロジェクトにおけるデモ用コンポジタ「Weston」と同様の役割を果たします。最初のリリースは「Epoch(エポック)」と呼ばれています。 |
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| − | 独立した COSMIC 環境が完成するまで、Pop!_OS は、多くのカスタマイズが施された GNOME であるレガシーな COSMIC デスクトップを使用し続けます。しかし、このレガシーな COSMIC デスクトップは Arch 向けにパッケージングされていません。 |
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== インストール == |
== インストール == |
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| + | COSMIC は、{{Pkg|cosmic-session}} または {{Pkg|cosmic}} グループを使って[[インストール]]できます。開発版を利用したい場合は、すべてのコンポーネントパッケージに依存する {{AUR|cosmic-session-git}} を使うことで入手可能です。 |
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| + | ソースからビルドする場合、{{AUR|cosmic-applets-git}} の依存関係が 8GB を超えるメモリを必要とする点に注意が必要です。リンク処理を 1 ジョブに制限することでビルドできる場合があります。繰り返しビルドする場合は、CARGO_TARGET_DIR 環境変数を設定することでダウンロードの手間を減らすことができます。例えば: |
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| + | MOLD_JOBS=1 CARGO_TARGET_DIR=/tmp/mytarget |
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| + | === cosmic-session に含まれる個別コンポーネント === |
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| + | COSMIC はコンポジタ、ライブラリ、アプレットなどで構成されており、これらは個別にインストールすることも可能です。cosmic-session の依存パッケージとして、{{Pkg|cosmic-comp}}、{{Pkg|cosmic-applets}}、{{Pkg|cosmic-app-library}}、{{Pkg|cosmic-bg}}、{{Pkg|cosmic-icon-theme}}、{{Pkg|cosmic-launcher}}、{{Pkg|cosmic-notifications}} などが含まれます。また、画面上にメッセージを表示する {{Pkg|cosmic-osd}}、ドックやパネル機能を提供する {{Pkg|cosmic-panel}}、設定ツールの {{Pkg|cosmic-settings}} など、その他のコンポーネントもあります。 |
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| + | === 独立したコンポーネント === |
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| + | エディタの {{Pkg|cosmic-text-editor}}、ファイルマネージャの {{Pkg|cosmic-files}}、ターミナルの {{Pkg|cosmic-terminal}}、マルチメディアプレーヤーの {{Pkg|cosmic-player}}、そして壁紙を提供する {{Pkg|cosmic-wallpapers}} が用意されています。 |
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| + | == 起動 == |
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| + | COSMIC を起動する最も簡単な方法は、[[ディスプレイマネージャ]]を利用することです。インストール後は、[[GNOME]] や [[KDE Plasma]] などと並んで追加のオプションとして表示されます。 |
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| + | コンソールから直接 COSMIC を起動したい場合は、次のコマンドを実行します: |
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| + | COSMIC には、[[greetd]] をベースにした[[ディスプレイマネージャ]]である {{Pkg|cosmic-greeter}} が含まれています。これを使用するには、{{ic|cosmic-greeter.service}} を[[有効化]]してください。 |
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| − | COSMIC の最初のリリースは '''Epoch''' と呼ばれており、{{AUR|cosmic-epoch-git}} で[[インストール]]できます。このパッケージは、System76 によってまとめられた現在利用可能な全パーツをコンパイルします。COSMIC を起動する最も簡単な方法は[[ディスプレイマネージャ]]を使用することです。GNOME や KDE などと共に COSMIC が追加のオプションとして表示されるでしょう。 |
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| + | == 設定 == |
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| − | === 個別のコンポーネント === |
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| + | [https://github.com/pop-os/cosmic-panel パネル]は設定アプレットを使う以外にも設定が可能で、[https://github.com/pop-os/cosmic-applets アプレットの例]も提供されています。 |
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| − | COSMIC はコンポジタ、ライブラリ、そしてアプレットからなります。これらはパーツごとにインストールできます。2023年5月現在、{{AUR|cosmic-comp-git}}、{{AUR|cosmic-applets-git}}、{{AUR|cosmic-applibrary}}、{{AUR|cosmic-bg-git}}、{{AUR|cosmic-settings-git}}、そしてエディタの {{AUR|cosmic-text-editor-git}} があります。 |
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| − | == |
+ | == 関連項目 == |
* [https://blog.system76.com/ System76 Blog] |
* [https://blog.system76.com/ System76 Blog] |
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* [https://pop.system76.com/ Pop!_OS Welcome Page] |
* [https://pop.system76.com/ Pop!_OS Welcome Page] |
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| − | {{TranslationStatus|COSMIC| |
+ | {{TranslationStatus|COSMIC|2025-06-08|777377}} |
2025年6月8日 (日) 20:35時点における版
COSMIC は、Rust プログラミング言語で開発されたデスクトップ環境で、クロスプラットフォーム対応の GUI ライブラリである iced と、コンポジタの基盤として Smithay を使用しています。COSMIC のコンポジタである cosmic-comp は、Smithay のデモ用コンポジタ「anvil」に相当するもので、Wayland プロジェクトにおけるデモ用コンポジタ「Weston」と同様の役割を果たします。最初のリリースは「Epoch(エポック)」と呼ばれています。
目次
インストール
COSMIC は、cosmic-session または cosmic グループを使ってインストールできます。開発版を利用したい場合は、すべてのコンポーネントパッケージに依存する cosmic-session-gitAUR を使うことで入手可能です。
ソースからビルドする場合、cosmic-applets-gitAUR の依存関係が 8GB を超えるメモリを必要とする点に注意が必要です。リンク処理を 1 ジョブに制限することでビルドできる場合があります。繰り返しビルドする場合は、CARGO_TARGET_DIR 環境変数を設定することでダウンロードの手間を減らすことができます。例えば:
MOLD_JOBS=1 CARGO_TARGET_DIR=/tmp/mytarget
cosmic-session に含まれる個別コンポーネント
COSMIC はコンポジタ、ライブラリ、アプレットなどで構成されており、これらは個別にインストールすることも可能です。cosmic-session の依存パッケージとして、cosmic-comp、cosmic-applets、cosmic-app-library、cosmic-bg、cosmic-icon-theme、cosmic-launcher、cosmic-notifications などが含まれます。また、画面上にメッセージを表示する cosmic-osd、ドックやパネル機能を提供する cosmic-panel、設定ツールの cosmic-settings など、その他のコンポーネントもあります。
独立したコンポーネント
エディタの cosmic-text-editor、ファイルマネージャの cosmic-files、ターミナルの cosmic-terminal、マルチメディアプレーヤーの cosmic-player、そして壁紙を提供する cosmic-wallpapers が用意されています。
起動
COSMIC を起動する最も簡単な方法は、ディスプレイマネージャを利用することです。インストール後は、GNOME や KDE Plasma などと並んで追加のオプションとして表示されます。
コンソールから直接 COSMIC を起動したい場合は、次のコマンドを実行します:
$ start-cosmic
Cosmic Greeter を使う場合
COSMIC には、greetd をベースにしたディスプレイマネージャである cosmic-greeter が含まれています。これを使用するには、cosmic-greeter.service を有効化してください。
設定
パネルは設定アプレットを使う以外にも設定が可能で、アプレットの例も提供されています。