「X keyboard extension」の版間の差分

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=== キーシムと状態 ===
 
=== キーシムと状態 ===
   
In X terms, {{ic|a}} and {{ic|Ctrl+a}} means same keysym and different states,
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X termsでは, {{ic|a}}および{{ic|Ctrl+a}}は状態は異なるがキーシムは同じです。
but {{ic|a}} and {{ic|A}} are different keysyms.
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一方{{ic|a}}および{{ic|A}}はキーシム自体が異なっています.
   
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XKBのタスクとしてはキーシムの変換のみを行い、
Generally it is XKB task to provide different keysyms, but states are handled later
 
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状態自体は個々のアプリケーションにおける後段処理で扱うということが一般的です。
by individual applications.
 
   
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また、XKB における状態は幾分遅れて作用します。
Also, states in XKB have somewhat delayed effect, that is, you must have the state set
 
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つまり、それはユーザーがキーを押す前に状態をセットしておかなくてはならないということです。
prior to pressing a key.
 
   
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例: {{ic|Ctrl+h}}rxvt内のアプリケーション設定によってはバックスペースとして機能するようにできます。
Example: {{ic|Ctrl+h}} can be configured to act as backspace in rxvt (application setting). This
 
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この場合、rxvtは{{ic|Control}}のビットが値としてセットされた状態と同時に{{ic|h}}キーシムを受け取ります。
way rxvt will receive {{ic|h}} keysym with {{ic|Control}} bit set in the state value, and it will be clearly
 
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これは{{ic|Backspace}}キーシムと明らかに異なるものです。
different from {{ic|Backspace}} keysym.
 
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それとは違って、XKBを使えば{{ic|Ctrl+h}}の組み合わせから{{ic|Control}}ビットを値として持つ状態とともに{{ic|Backspace}}キーシムを生成することができます。
Alternatively, XKB can be used to make {{ic|Ctrl+h}} combination generate {{ic|Backspace}} keysym with {{ic|Control}} bit set;
 
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この場合、 rxvtは{{ic|Ctrl}}キーが押されている限り物理的な{{ic|Backspace}}キーと{{ic|h}}キーを異なるキーとして区別することができません。
in this case, rxvt will not see any difference between physical {{ic|Backspace}} key and {{ic|h}} key as
 
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XKBを用いて{{ic|Ctrl+h}}の組み合わせから{{ic|Control}}ビットが設定されていない{{ic|Backspace}}キーシムを生成することもできますが、
long as {{ic|Ctrl}} key is pressed.
 
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それは{{ic|Control+Backspace}}を実装するよりも難しいです。
Making {{ic|Ctrl+h}} combination generate {{ic|Backspace}} keysym with no {{ic|Control}} bit set is an XKB task, too,
 
but it's much more difficult to implement than {{ic|Control+Backspace}}.
 
   
 
=== アクション ===
 
=== アクション ===

2016年7月22日 (金) 12:41時点における版

X KeyBoard 拡張 (XKB) はキーボードのコードを X でどうやって管理するかを定義して、内部変換表を使えるようにします。X で複数のキーボードレイアウトが利用できるようにしている基本的な仕組みです。

ある程度の実践がないと XKB を理解するのは厳しいので、このページではまず XKB でキーマップを変更する方法を説明します。XKB の全ての機能を網羅したコンプリートガイドではありません。厄介なところはすっとばして、実用的なことを先に紹介します。

キーボードを設定するシンプルな方法を探してここに辿り着いた場合は、まず最初に Xorg でのキーボード設定を見てください。

用心と準備

XKB を弄っていると、キーボードの特定のキーが現在の X セッションで使えなくなってしまう可能性があります (そしてそれはよくあることです)。使えなくなるキーというのは、修飾キーや方向キー、エンターキー、あるいは C-A-Backspace や C-A-Fx などのキーの組み合わせも含まれます。キーボードを使わなくてもセッションを終了できる何らかの手段を確保してください。

非常に稀ですが、XKB の設定を変更することで X サーバーがフリーズしたりクラッシュすることもあります。対処できるように用意してください。X を killall したりリモートからホストを再起動できるようになっていれば安心です。

xxkb や他のレイアウト変更アプリケーションを停止してください。xxkb は頻繁に XKB の状態を変更します。xxkb を有効にしながら両方を操るのは大変です。

最後に、警告をしておきます: カスタムレイアウトに慣れるのはとても簡単です。

XKB レイアウトの取得と設定

ルールを使う

/usr/share/X11/xkb/rules/ の中の *.lst ファイルや XKB のホームページ にルールの設定方法が載っています。あなたの設定は /etc/X11/xorg.conf.d/ に保存することができます。

例えば Caps Lock キーを Escape にリマップしたい場合:

90-custom-kbd.conf
Section "InputClass"
    Identifier "keyboard defaults"
    MatchIsKeyboard "on"

    Option "XKbOptions" "caps:escape"
EndSection

キーマップを使う (非推奨)

(xorg-xkbcomp パッケージに入っている) xkbcomp を使って XKB のデータを操作します。現在の設定を確認するには、次を実行:

$ xkbcomp $DISPLAY output.xkb

サーバーにデータをアップロードするには、次を実行:

$ xkbcomp input.xkb $DISPLAY

$DISPLAY 引数を付けないと xkbcomp は .xkb ファイルから (無能の) .xkm ファイルへのコンパイルを始めるので注意してください。サーバーには何もアップロードされません。ただし、構文のチェックが行われてエラーを報告してきます。

レイアウトの用意ができたら、~/.Xkeymap として保存して ~/.xinitrc から起動時にロードするようにしてください:

$ test -f ~/.Xkeymap && xkbcomp ~/.Xkeymap $DISPLAY

実際のファイル名は何でもかまいません。システム全体で共通の設定である xorg.conf とは違って、ユーザー個別のキーマップになります。さらに、X が実行している間に XKB 設定を変更しても全く問題ありません。

XKB の基本的な情報

XKB のコア機能はとても単純です。キーマップを使い始める前に、仕組みについてある程度知る必要があります。

ツールと値

キーコードを取得したりキーマップが問題ないか確認するときは (xorg-xev パッケージに入っている) xev を使います。出力例:

KeyPress event, serial 45, synthetic NO, window 0x2200001,
    root 0xad, subw 0x0, time 183176240, (796,109), root:(867,413),
    state 0x1, keycode 21 (keysym 0x2b, plus), same_screen YES,
    XLookupString gives 1 bytes: (2b) "+"
    XmbLookupString gives 1 bytes: (2b) "+"
    XFilterEvent returns: False

keycode 21, state 0x1, keysym 0x2b, plus に着目してください。keycode 21 は入力デバイスが X に送信した値で、物理的なキーのインデックスです。state は修飾キーを表しており、0x01 は Shift です。キーコードと状態の値は XKeyEvent(3) で X からアプリケーションに送信されます。キーシムと対応する文字は、クライアントが XLookupString(3) などを使って取得します。

state フィールドのビットはあらかじめ名前が定義されています: 下から Shift, Lock, Control, Mod1, Mod2, Mod3, Mod4, Mod5 です。従って、Ctrl+Shift は 0x05 となります。クライアントアプリケーションは基本的に必要なビットしか確認しません。そのため通常のキーボード入力でアプリケーションを使うときに Ctrl+key ショートカットは ControlControl+Mod3 を区別しないのが普通です。

キーシムも数字です。/usr/include/X11/keysymdef.hKP_ によって定義されているように、ほとんどに名前が付けられています。ただし、数字はクライアントが実際に受け取るものです。方向キーや Enter、Backspace や F キー、あるいは様々なショートカットなど、アプリケーションが特定の値を使うときだけキーシムは意味を持ちます。他の場合は、文字が使われます。

キーコードの翻訳

XKB は多くの場合 XLookupString ステージで動きます。 XLookupString ステージでは入力されたキーコードがその内部状態にもとづきキーシムに変換されます。 ここで内部状態とはグループ(group)および状態(state)の値の対のことです。

(keycode, group, state) → keysym

ここでのグループは典型的には US-EnglishだとかFrench-AZWERTY, ロシア語、ギリシャ語などといった「レイアウト」 情報を表しています。 グループは最大で4種類の値を持つことができます.

内部的には、上述の変換は以下の様な追加のステップから構成されています:

(keycode [, group]) → type
(state, type) → level
(keycode, group, level) → S[keycode][group][level]

ここで S は変換表です(実際には以下に述べるxkb_symbolsを呼び出しています)。

型(Types)はどの修飾子がどのキーに影響を及ぼしているかの情報を含んでいます(ここで修飾子およびキーは一般に複数です);  基本的にはこれがSの三次元目の変数 level の範囲を狭める方法です。  例えば, 典型的な英数キーはShiftキーのみから影響を受けます。; その場合型はTWO_LEVELにセットされ,

(state, TWO_LEVEL) → level = ((state >> 0) & 0x01) = state & 0x01

となり、レベルは0または1となります。 したがって、このケースの変換表はS[keycode][0..4][0..1]となりシフトキーを押さない場合のS[keycode][0..4][0..256]よりも狭まります。

キーシムと状態

X termsでは, aおよびCtrl+aは状態は異なるがキーシムは同じです。 一方aおよびAはキーシム自体が異なっています.

XKBのタスクとしてはキーシムの変換のみを行い、 状態自体は個々のアプリケーションにおける後段処理で扱うということが一般的です。

また、XKB における状態は幾分遅れて作用します。 つまり、それはユーザーがキーを押す前に状態をセットしておかなくてはならないということです。

例: Ctrl+hrxvt内のアプリケーション設定によってはバックスペースとして機能するようにできます。 この場合、rxvtはControlのビットが値としてセットされた状態と同時にhキーシムを受け取ります。 これはBackspaceキーシムと明らかに異なるものです。 それとは違って、XKBを使えばCtrl+hの組み合わせからControlビットを値として持つ状態とともにBackspaceキーシムを生成することができます。 この場合、 rxvtはCtrlキーが押されている限り物理的なBackspaceキーとhキーを異なるキーとして区別することができません。 XKBを用いてCtrl+hの組み合わせからControlビットが設定されていないBackspaceキーシムを生成することもできますが、 それはControl+Backspaceを実装するよりも難しいです。

アクション

Keysym obtained from the table above can also trigger some action:

(keysym, state) → action

For XKB, setting or locking a modifier bit is an action, and so is any X server interaction like switching consoles, terminating the server, moving pointer etc. Actions do not generally affect keysyms, and generating a keysym is not an action.

There is only one possible action for each (keysym, state) pair.

レイアウトの編集

まずはサーバーのデフォルト設定から始めます。できるかぎり、少しずつ変更を加えてテストするようにしてください。

xkbcomp によって生成される .xkb ファイルはシンプルなテキストファイルです。C++ 風のコメント (// で行末までコメントにする) が使えます。xkb_keycodes の "name-here" にあるように、セクション名はこの段階ではあまり意味がないので省いてもかまいません。

xkb_keycodes

キーコードの定義。ファイルの中では数字のキーコードは使わず、このセクションで定義した記号のキーラベルだけを用います。

It's a good idea to leave only those keys the keyboard in question actually has here.

ラベル自体は任意です。ラベルが使われるのは下の xkb_symbols セクションでだけになります。

xkb_types

This section comes before xkb_symbols, so take a look, but try not to make changes yet. Standard types depend a lot on virtual modifiers, which will be explained later. For now, just find the types you need. Start with the following: ONE_LEVEL, TWO_LEVEL, ALPHABETIC.

ONE_LEVEL keys are not affected by modifiers; typically it's Enter, Space, Escape, F keys, Shift/Alt/Ctrl keys and so on. TWO_LEVEL and ALPHABETIC keys produce different keysyms depending on Shift state. All alphanumeric keys are of these types. ALPHABETIC additionally respects CapsLock.

Type description themselves are quite simple. The line

modifiers= Shift+NumLock+LevelThree;

means keys of this type are affected by Shift, NumLock and LevelThree bits only. Map lines like

map[Shift+LevelThree]= Level4;

define which combination corresponds to which level value. xkbcomp uses "LevelN" when dumping the data, but short and much more convenient "N" can be used as well.

level_name lines are irrelevant and can be ignored.

xkb_compatibility

Action definitions (interpret) and keyboard leds (indicator) among other things. It is ok to remove stuff you do not have or do not use, like keypad actions, mouse control or extra modifiers.

Note that key+AnyOfOrNone(all) is equivalent to just key, but key is much easier to read.

Check groups switching if you need it. LockGroup(group=N) can be useful if you have four groups, otherwise ISO_Next_Group/ISO_Prev_Group are enough. LatchGroup can be useful for unusual setups.

xkb_symbols

それぞれのキーが何をするのか定義するメインセクションです。構文:

key <LABL> { [ G1L1, G1L2, G1L3, ... ], [ G2L1, G2L2, G2L3, ... ], ... }

<LABL> is keylabel from xkb_keycodes section, GiLj is keysym for group i level j. The number of keysyms in each group must match the number of levels defined for this type (xkbcomp will warn you if it does not).

Check /usr/include/X11/keysymdef.h for the list of possible keysyms. Aside from those listed, you can also use Unnnn for Unicode symbol with hex code nnnn, e.g. U0301 for combining acute accent. Note that a and U0061 are treated differently (for instance, most applications expect Ctrl+a, not Ctrl+U0061 because their numeric values are different.

Key types are also specified here, either as

key.type = "T1";
key <...> { ... };
key <...> { ... };
key <...> { ... };
key.type = "T2";
key <...> { ... };
key <...> { ... };

or individually for each key:

key <...> { type = "T", [ .... ], [ .... ] };

Key type may be different in different groups. This is somewhat counter-intuitive, but actually has some useful applications. To set types for each group, use this:

key <...> { type[1] = "T1", type[2] = "T2", [ ... ], [ ... ] };

You can set labels for the groups using

name[1] = "EN";     // group 1
name[2] = "RU";     // group 2
name[3] = "UA";     // group 3

This is what xxkb will show if labels are enabled there.

The section also contains modifier_map lines. Leave them alone for now, or check Virtual Modifiers below.

xkb_geometry

A completely irrelevant section describing physical keyboard layout. Can be deleted without any consequences.

基本的なサンプル

Check your existing layout first, as it likely contains standard definition for many common keys.

Thoughout the text, "xkb_keycodes { text }" means "text" should be added to xkb_keycodes section. Whenever it's clear from context, section names are omited.

単一のキーの割り当て

特別な (マルチメディア) キーを有効にする:

xkb_keycodes {
    <VOL-> = 122;       // check with xev
    <VOL+> = 123;
}
   
xkb_symbols {
    key.type = "ONE_LEVEL";
    key <VOL-> { [ XF86AudioLowerVolume ] };
    key <VOL+> { [ XF86AudioRaiseVolume ] };
}

CapsLock で Escape、主に Vimer 向け:

key.type = "ONE_LEVEL";
key <CAPS> { [ Escape ] };

Ins と PrintScreen を交換する (両者が入れ替わっている場合 — Dell のノートパソコンのキーボードなど):

key.type = "ONE_LEVEL";
key <IN?>  { [    Print ] };
key <PRSC> { [   Insert ] };

HP のノートパソコンのキーボードでは、上記は上手くいかないことがあります。代わりに、キーコード自体を再定義してください:

partial xkb_keycodes "insert" {
    alias <I118> = <IN?>;
    <INS>  = 218;
    <I218> = 118;
};

Shift をスティッキーキーに変えるには以下を:

key <LFSH> {         [         Shift_L ] };

以下のように置き換えます:

key <LFSH> {         [         ISO_Level2_Latch ] };

複数のレイアウト

For regular alphanumeric keys, just add a second/third/fourth [ ] section to the key definition:

key.type = "ALPHABETIC";
key <AD01> { [ q, Q ], [ a, A ] };      // QWERTY-AZERTY
key <AC02> { [        s,        S ],        // two cyrillic layouts
             [    U044B,    U042B ],
             [    U0456,    U0406 ] };

Layout switching is done by triggering action LockGroup:

interpret ISO_Next_Group { action = LockGroup(group=+1); };
interpret ISO_Prev_Group { action = LockGroup(group=-1); };

Typically this means placing ISO_Next_Group and ISO_Prev_Group keysyms in correct group/level positions. Note that groups wrap, so if you have two groups and hit ISO_Next_Group twice, you will return to the group you started with.

Cyclic switching between two or more layouts with a dedicated key:

key.type = "ONE_LEVEL";
key <RWIN> { [ ISO_Next_Group ] }

If you have more than two layouts and some keys to spare, it may be a better idea to have a dedicated key for each layout. Example for three layouts:

key.type = "ONE_LEVEL";
key <RCTL> { [ ISO_Next_Group ],    // g1: switch to g2
             [ ISO_Prev_Group ],    // g2: switch back to g1
             [ ISO_Prev_Group ] };  // g3: switch to g2
key <MENU> { [ ISO_Prev_Group ],    // g1: switch to g3
             [ ISO_Next_Group ],    // g2: switch to g3
             [ ISO_Next_Group ] };  // g3: switch back to g1

With four layouts, you will likely have to use ISO_First_Group and ISO_Last_Group.

The same idea can be implemented with only one key by utilizing TWO_LEVEL type:

key.type = "TWO_LEVEL";
key <MENU> { [ ISO_Next_Group, ISO_Prev_Group ],   
             [ ISO_Prev_Group, ISO_Next_Group ],   
             [ ISO_Prev_Group, ISO_Next_Group ] }; 

This way it's Menu for group 2 and Shift-Menu for group 3. To use Ctrl or Alt instead of Shift, replace TWO_LEVEL with PC_CONTROL_LEVEL2 or PC_ALT_LEVEL2 types respectively.

Switching using two modifier keys (Shift+Shift, Ctrl+Shift etc) can be done by using something other than ONE_LEVEL for these keys. Shift+Shift example:

key.type = "TWO_LEVEL";
key <LFSH> { [ Shift_L, ISO_Prev_Group ] };
key <RTSH> { [ Shift_R, ISO_Next_Group ] };

To latch a group (aka toggle; set for the time you hold the key only), use LatchGroup action typically bound to ISO_Group_Latch keysym:

key <RCTL> { [ ISO_Group_Latch ] }

Adjust ISO_Group_Latch definition in xkb_compatibility section to use the right group:

interpret ISO_Group_Latch { action = LatchGroup(group=3); };

Check /usr/share/X11/xkb/symbols/group for more standard examples.

Additional symbols

Typing more with the same keys.

コンポーズキー

Easy to set up and extremely useful for entering common unicode characters.

key <RALT> { [ Multi_key ] };

Level3

The idea is similar to Alt or AltGr in their original meaning: alphanumeric keys get additional characters, activated by holding down some modifier key.

First of all, setting up the modifier.

xkb_symbols { 
    key <LWIN> { [ISO_Level3_Shift ] };
    modifier_map Mod5 { ISO_Level3_Shift };
}

Also, the following should already be defined in the relevant sections, but in case it is not:

xkb_compatibility {
    interpret ISO_Level3_Shift { action= SetMods(modifiers=Mod5); };
}
   
xkb_types {
    type "THREE_LEVEL" {
        modifiers= Shift+Mod5;
        map[Shift]= Level2;
        map[Mod5]= Level3;
        map[Shift+Mod5]= Level3;
        level_name[Level1]= "Base";
        level_name[Level2]= "Shift";
        level_name[Level3]= "Level3";
    };
    type "FOUR_LEVEL" {
        modifiers= Shift+LevelThree;
        map[Shift]= Level2;
        map[LevelThree]= Level3;
        map[Shift+LevelThree]= Level4;
        level_name[Level1]= "Base";
        level_name[Level2]= "Shift";
        level_name[Level3]= "Alt Base";
        level_name[Level4]= "Shift Alt";
    };
}

Note standard definitions have LevelThree instead of Mod5 in xkb_compatibility and xkb_types. As long as modifier_map above uses Mod5, there is no practical difference, you will end up using Mod5 bit anyway.

Now, the keys themselves, vi-style cursors in this case:

key.type = "THREE_LEVEL";
key <AC06> { [ h, H,  Left ] };
key <AC07> { [ j, J,  Down ] };
key <AC08> { [ k, K,    Up ] };
key <AC09> { [ l, L, Right ] };

As you may find out using xev, this produces Mod5+Left instead of just Left. But that is ok as most appications ignore state bits they do not use. For an alternative solution, check Overlays below.

Meta, Super, Hyper

Real modifiers

Some applications (notably emacs) allow meaningful use of higher state bits. It is usually assumed there are modifier keys called Meta, Super and Hyper on the keyboard beside standard Shift, Ctrl and Alt, which control these bits.

From XKB point of view this means setting Mod2, Mod3, Mod4 and Mod5 modifier bits. Because all you need is the bits themselves, there is no need to edit types like in the Level3 example above.

xkb_compatibility {
    interpret Super_L { action = SetMods(modifiers=Mod3); };
}
xkb_symbols {
    key <LWIN> { [ Super_L ] };
    modifier_map Mod3 { Super_L };
}

Standard definitions use Super modifier instead of Mod3 in xkb_compatibility. You can keep that, just make sure modifier_map line is in place.

Keep in mind there is no strict correspondence between ModN and named modifiers like Super, Hyper or even Alt. Mod1 is the only one that is widely used; some applications call it Meta, some Alt. For the others, check how particular application treats state bits, and/or check Virtual modifiers below.

Keysym tracking

At least one application (openbox) is known to track KeyPress/KeyRelease events for Meta_[LR], Super_[LR] and Hyper_[LR] keysyms instead of relying on the state bits. In such case

xkb_symbols {
    key <LWIN> { [ Super_L ] };
}

is enough and you can omit interpret and modifier_map lines.

Speaking of openbox, note it actually allows both methods: "S-h" tracks Super_[LR] events while "Mod3-h" checks relevant state bit.

プリセット設定

XKB は大抵 /etc/X11/xorg.conf/etc/X11/xorg.conf.d/*.conf などで以下のように XkbTypes/XkbCompat/XkbSymbols, XkbModel/XkbLayout (+XkbVariant/XkbOptions), XkbKeymap を指定することで設定されています:

Option  "XkbModel"    "thinkpad60"                                                                                                  
Option  "XkbLayout"   "us,sk,de"                                                                                                    
Option  "XkbVariant"  "altgr-intl,qwerty,"                                                                                          
Option  "XkbOptions"  "grp:menu_toggle,grp_led:caps"        

上記の設定で /usr/share/X11/xkb の複数のファイルが組み合わされて完全な XKB マップが定義されます (xkbcomp で dump できます)。実際に、setxkbmap -print を使うことで、xkbcomp で使用できる同一の .xkb ファイルを取得することが可能です:

setxkbmap -model thinkpad60 -layout us,sk,de -variant altgr-intl,qwerty \
    -option -option grp:menu_toggle -option grp_led:caps -print

出力の中に include があることに注意してください。各セクションのファイルは /usr/share/X11/xkb 下のサブディレクトリから取得されます。

xkb_types { include "complete" };

上記の設定なら xkbcomp は /usr/share/X11/xkb/types/complete を確認します。プラス記号は連結を意味します。

xkb_keycodes { include "evdev+aliases(qwerty)" };

上記の設定は以下と同じです:

xkb_keycodes {
    include "evdev";
    include "aliases(qwerty)";
};

Parenthesis select named section from the file. Check /usr/share/X11/xkb/keycodes/aliases and note

xkb_keycodes "qwerty" { ... };

this is the part aliases(qwerty) refers to. Finally, colons allow shifting parts of layout to another group.

Unlike XkbTypes/XkbCompat/XkbSymbols/XkbGeometry values, which define relevant .xkb file sections directly, XkbModel, XkbLayout and XkbRules refer to additional non-xkb files found under /usr/share/X11/xkb/rules/ that match model and layout values to specific symbols and geometry. XkbKeymap refers to complete keymaps. Check Ivan Pascal page for detailed description.

Just like with xkbcomp approach, this kind of configuration can be done on the fly: use setxkbmap without -print option.

The files from /usr/share/X11/xkb are a good source of examples, especially when it comes to standard keyboard features with nontrivial XKB implementation (e.g. keypad/NumLock handling). Also, these are the files you have to edit to push your changes upstream. Check X Keyboard Config Rules before doing it though.

xmodmap

ときどきプリセット設定と合わせて使われていますが、xmodmap は XKB と直接の関係がありません。このツールは X の中でキーコードを (XKB 以前の) 別の方式で処理します。特に、xmodmap にはグループやタイプという概念が欠けているので、特定のキーに複数のキーシムを設定するのは上手くいきません。

単純な設定以外では、xmodmap を使用するのはあまり推奨されません。XKB に対応した xmodmap が xkbcomp です。ただし xkbcomp には -e オプションがないため、そんなに単純ではありません。とにかく、可能であれば、xkbcomp が推奨されるべきです。

インジケータ

As in "keyboard leds". Indicator names are used to match the to the physical LEDs in xkb_keycodes section. Otherwise, they are irrelevant. Indicators not matched to any LED are called "virtual"; xkbvleds (package xorg-xkbutils) can be used to check their state. Example:

xkb_keycodes {
    indicator 1 = "LED1";       // first physical LED
}

Indicators always reflect specified part of XKB internal state. Two common modes is showing modifier state:

xkb_compatibility {
    indicator "LED1" { modifiers = Lock; }; // CapsLock indicator
}

or current group:

xkb_compatibility {
    indicator "LED1" { groups = 0x06; };    // "group 2 or group 3 is active"
}

The values are bitmasks. For groups, bit 1 is group 1, bit 2 is group 2 and so on.

Modifiers and types

At some point it may become necessary to clean up types section, and/or to introduce unusual types.

Types and modifiers are tightly connected, so it makes a lot of sense to start with the modifier bits first, before doing anything with the type descriptions.

Decide which bits you will use. There are only eight of them, and of those, Shift, Control and Mod1 are widely used in applications, and Lock (aka CapsLock) has pre-defined meaning which also may be hard to override. The remaining four, however, are fair play.

Warning: four standard types, ONE_LEVEL, TWO_LEVEL, ALPHABETIC and KEYPAD, receive special treatment in xkbcomp. They may work differently just because they are named this way. Avoid deleting them. If some changes do not work as expected, try adding a new type instead.

Using real modifiers in standard types

Depending of your base configuration, there may be a lot of unused standard types like EIGHT_LEVEL or PC_RCONTROL_LEVEL2. Remove them to avoid doing unnecessary work.

Now, some standard types use virtual modifiers. If you decide to use them, check Virtual modifiers below and skip this section. Otherwise, it's a good idea to get rid of them completely. Check the types you need, and either replace them with corresponding real ones, or remove relevant definitions. Example:

type "KEYPAD" {
    modifiers= Shift+NumLock;
    map[Shift]= Level2;
    map[NumLock]= Level2;
    level_name[Level1]= "Base";
    level_name[Level2]= "Number";
};

if you use Mod2 for NumLock, change the type to

type "KEYPAD" {
    modifiers= Shift+Mod2;
    map[Shift]= Level2;
    map[Mod2]= Level2;
    level_name[Level1]= "Base";
    level_name[Level2]= "Number";
};

if you are not going to have NumLock modifier, change it to

type "KEYPAD" {
    modifiers= Shift;
    map[Shift]= Level2;
    level_name[Level1]= "Base";
    level_name[Level2]= "Number";
};

Do the same in xkb_compatibility section too. Once it's done, you should be able to remove all "virtual_modifiers" lines in the file.

Switching a single modifier bit

Basically all you need is a keysym with a relevant interpretation entry. Example for Mod5 switching with LWIN key, with ISO_Level3_Shift for keysym:

xkb_compatibility {
    interpret ISO_Level3_Shift { action = SetMods(modifiers=Mod5); };
}

xkb_symbols {
    key <LWIN> { [ISO_Level3_Shift ] };
}

Aside from SetMods, you can also use LockMods or LatchMods. SetMods makes a regular "on while pressed" modifier key. LockMods makes an "on/off" switch like CapsLock or NumLock. LatchMods means "on until next keypress" aka sticky modifier

modifier_map

Modifier map is a table that maps each of eight modifier bits to at most two keys:

modifier_map Mod1 { Alt_L, Alt_R };

In the core protocol, without XKB, it means more or less the same thing as

interpret Alt_L { action = SetMods(modifiers=Mod1); };
interpret Alt_R { action = SetMods(modifiers=Mod1); };

XKB does not use modifier map in its original meaning. Within XKB, its only function is to map virtual modifiers (see below).

However, the table is easily accessible by clients, and there is one counter-intuitive (but well-known) trick involving it: modifier map is used to tell which of ModX bits is Alt. Because of this, it is a good idea to have one modifier mapped to Alt_L or Alt_R as shown above. Unless you have very good reasons to do otherwise, it should be Mod1.

Multiple keyboards

XKB allows setting keymap for a single connected physical keyboard only. This feature can be extremely useful for multi-keyboard setups when keyboards in question are different; consider a laptop with a full-size USB keyboard attached.

First of all, use xinput (package xorg-xinput) to get device IDs:

AT Translated Set 2 keyboard                id=11   [slave  keyboard (3)]

Now,

xkbcomp -i 11 file.xkb $DISPLAY

or

setxkbmap -device 11 ...

will set keymap for specified keyboard only. Dumping XKB configuration works too:

xkbcomp -i 11 $DISPLAY file.xkb

Note xkbcomp -i11 will not work and will not give a clear error message either. Make sure you have space after -i.

XKB のデバッグ

期待通りにキーが機能しないときは、まず XKB の内部状態を確認してください: 修飾キー, グループ, 制御ビット。3つはどれも LED を制御することができます。確認するには xkbvleds を使って下さい:

indicator "LED1" { modifiers = Lock; };
indicator "LED2" { groups = 2; };
indicator "LED3" { controls = audiblebell; };
   

Additionally, xkbwatch shows all (real) modifiers together with their lock/latch status. Modifiers are also reported by xev. Xxkb can be used to monitor effective group, but make sure two_state mode is off.

In case interpretations section does not work well, make sure to check for duplicated "interpret" blocks. Better yet, try commenting out anything related to specific keysym. See section 9.2 for explanation.

It also makes sense to check what exactly the server got by downloading the keymap back with

xkbcomp $DISPLAY out.xkb

The results tend to be different from the input file. There is no known work-around for this.

Virtual Modifiers

One of the most troublesome parts of XKB, virtual modifiers appear prominently in all standard keymaps, despite being a relatively minor and mostly useless feature. The term itself is grossly misleading, and most of the docs do not help much either.

So, first of all: virtual modifiers are not modifiers in the same way real modifiers are. If anything, it is a way to name some of the real modifiers. They are not 16 more bits that can be used in level definitions. They are 16 possible names, each referring to one (or some, or none) of the 8 modifier bits.

Real modifier bits are called Shift, Lock, Control and Mod1-Mod5. There are no Alt among them. Virtual modifiers were introduced to allow saying something like

#define Alt Mod1

to applications willing to use this information.

It is possible to make a usable layout without defining virtual modifiers at all. Among standard modifiers, only Alt/Meta actually need such treatment, because Shift and Control are real modifiers anyway and NumLock is not normally used as a modifier.

Also, unlike most of the keymap-related things that affect any application using basic Xlib functions, virtual modifiers must be queried explicitly using XKBlib calls. Not all applications actually do that.

Defining virtual modifiers

The mapping between virtual and real modifiers is defined in a rather weird way using keysyms as a medium. Refer to XKBproto for some reasons behind this. Real modifiers M are assigned to a key using

modifier_map M { <keysym> };

Virtual modifiers V can be assigned to a key using

interpret <keysym> { virtualMod = V; };

If a virtual modifier V shares at least one keysym with a real modifier M, it is bound to M.

Note that virtual modifier names are not pre-defined and must be declared in xkb_compatibility and xkb_types sections before using them:

xkb_compatibility "complete" {
    virtual_modifiers LevelThree,NumLock,Alt;
}

Keysym interpretation

Virtual modifiers can be used in interpret <keysym> blocks as if they were defined to the respective real modifiers. For a virtual modifier V not bound to any real modifier, this means

#define V

type declaration, and

interpret <key> { }
interpret <key>+V { }

blocks will be treated as duplicates. Only one of them, the last one in the file, will work. xkbcomp usually gives a warning in cases like this.

Client side notes

Handling XKB virtual modifiers on the client side requires some non-trivial server interaction. Most applications just do not bother, sticking with 8 real modifiers supplied in XKeyEvent.state.

However, it is possible for an application to obtain virtual modifiers associated with a key press. Gtk, for instance, has gdk-keymap-translate-keyboard-state() which may or may not be used in particular application.

Some others may implement something that looks like virtual modifier support, but actually is not. Check openbox example in section 5.3.3.2. Regarding Alt handling, check section 8.3.

XKB 制御ビット

A bunch of bit flags affecting various aspects of XKB functionality. To control them, use {Set,Latch,Lock}Controls actions.

オーバーレイ

特定のキーのキーコード (とキーシム) を一時的に変えることができる機能です。例:

xkb_keycodes {
    <KP4> = 83;      // both keycodes must be defined,
    <K04> = 144;     // even if the device cannot produce the second one
};
xkb_compatibility {
    interpret Overlay1_Enable { action = LockControls(controls=overlay1); };
};
xkb_symbols {
    key <KP4> { [ KP_Left ], overlay1=<KO4> };
    key <KO4> { [ KP_4 ] };
    key <NMLK> { [ Overlay1_Enable ] };
};

Let us assume 83 is a "real" code the keyboard can produce. With overlay1 bit off, the key will produce KP_Left keysym. With overlay1 bit on, it will produce keycode 144 and associated keysym KP_4, taking it from a different xkb_symbols row.

The principal difference between overlays and user-defined types, which can be used to accomplish similar behavior too, is that overlays change keycode and leave no traces in the state field. However, overlays are very limited. There are only two control bits, overlay1 and overlay2), and each key can have only one alternative keycode, so writing

    key <KP4> { [ KP_Left ], overlay1=<KO4>, overlay2=<KX4> };

is useless (but xkbcomp will not warn you). Each key has only one "alternative keycode" field, the choice between overlay1= and overlay2= only determines which of the two bits enables that alternative keycode.

The only well-know application for overlays is implementing keypad/NumLock, as shown above. Check /usr/share/X11/xkb/symbols/keypad for a complete example.

マウスの操作

XKB によってキーボードからマウスポインタを操作することができます。適切に設定すれば、とっても便利です。ただし、どれくらい有用かは物理的なキーボードレイアウトやユーザーの個別設定によるところが大きいでしょう。

From XKB point of view it is relatively simple to implement, one should just trigger relevant actions. Fairly complete implementation can be found in /usr/share/X11/xkb/compat/mousekeys.

Note that the actions will not work unless MouseKeys control bit is set:

interpret Pointer_EnableKeys { action= LockControls(controls=MouseKeys); };

Because most keyboards do not have dedicated mouse control keys, combining MouseKeys and one of the Overlay flags may be a good idea:

interpret Pointer_EnableKeys { action= LockControls(controls=MouseKeys+Overlay1); };

This allows moving pointer control keys to appropriate overlay block:

xkb_keycodes {
    <MUP> = 218;
    <MDWN> = 212;
    <MLFT> = 214;
    <MRHT> = 216;
}
    
xkb_symbols {
    key   <UP> { [    Up ], overlay1 = <MUP> };
    key <LEFT> { [  Left ], overlay1 = <MLFT> };
    key <RGHT> { [ Right ], overlay1 = <MRHT> };
    key <DOWN> { [  Down ], overlay1 = <MDWN> };
        
    key <MUP>  { [ Pointer_Up ] };
    key <MDWN> { [ Pointer_Down ] };
    key <MLFT> { [ Pointer_Left ] };
    key <MRHT> { [ Pointer_Right ] };
}

This way it is possible to assign non-mouse actions to the keys used to control mouse, and thus, for example, use modifier keys to generate mouse buttons events.

ローカル XKB フォルダ

以下のコマンドを使うことでローカルファイルから X キーマップを設定できます:

$ xkbcomp keymap.xkb $DISPLAY

keymap.xkb は以下のような構造のファイルです:

keymap.xkb
xkb_keymap {
    xkb_keycodes  { ... };
    xkb_types     { ... };
    xkb_compat    { ... };
    xkb_symbols   { ... };

    // Geometry is completely optional.
    // xkb_geometry  { include "pc(pc104)" };
};

ファイルの中に includes を記述することで、/usr/share/X11/xkb の代わりにローカルフォルダを参照することができます。その場合 xkbcomp の -I/path/ パラメータを使う必要があります。例:

$ xkbcomp -I$HOME/.xkb $HOME/.keymap.xkb $DISPLAY
$HOME/.keymap.xkb
xkb_keymap {
    xkb_keycodes  { include "evdev+aliases(qwerty)" };
    xkb_types     { include "complete" };
    xkb_compat    { include "complete" };
    xkb_symbols   { include "pc+custom+inet(evdev)" };
};

シンボルファイルは xkb_symbols で指定したのと同じファイル名にしてください:

$HOME/.xkb/symbols/custom
partial alphanumeric_keys xkb_symbols "custom" { ... };

トラブルシューティング

USB キーボードを切断すると設定が消える

固定キーマップ設定ではなくルールを使用することで、柔軟性があって永続的なキーマップを設定することができます。手動 (あるいはスクリプト) でリロードする必要はありません。

参照

http://www.x.org/wiki/XKB and links therein, especially

  • An Unreliable Guide To XKB Configuration. Similar in scope to this page, with a bit different point of view. Recommended for a general picture.
  • Ivan Pascal XKB docs. One of the oldest and most well-known guides. Focuses a lot on details, and explains some of exotic XKB features.
  • XKB protocol specification. Comprehensive description of all XKB features. Extremely useful for understating how XKB works, includes a good description of virtual modifiers among other things. Some practice with xkbcomp is strongly recommended though, because the features are described on protocol level.
  • X.org Wiki - XKB. Additional links to XKB resources.