「Cocos2D-X」の版間の差分

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==インストール==
 
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[[公式リポジトリ]]から {{AUR|cocos2d-x-src}} をインストールしてください。
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{{AUR|cocos2d-x-src}} パッケージをインストールしてください。
   
 
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===Python ビルドスクリプトの対処===
 
===Python ビルドスクリプトの対処===
   
ほとんどの Cocos2D-X スクリプトは {{ic|python3}} ではなく {{ic|python2}} を使っているため、{{ic|python2 foo.py}} をただ実行するだけでは不十分で、"env python" によって呼び出される他のモジュールが python3 になってしまいます。この問題を修正する方法は [[Python#ビルドスクリプトのバージョン問題の対処]]を読んで下さい。PATH 環境変数の {{ic|/usr/bin}} の前に、{{ic|/usr/local/bin}} あるいはシェルスクリプトをインストールしたディレクトリを忘れずに追加してください。以下の設定で大丈夫なはずです:
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{{ic|sdkbox}} などほとんどの Cocos2D-X スクリプトは {{ic|python3}} ではなく {{ic|python2}} を使っているため、{{ic|python2 foo.pyc}} をただ実行するだけでは不十分で、"env python" によって呼び出される他のモジュールが python3 になってしまいます。この問題を修正する方法は [[Python#ビルドスクリプトのバージョン問題の対処]]を読んで下さい。PATH 環境変数の {{ic|/usr/bin}} の前に、{{ic|/usr/local/bin}} あるいはシェルスクリプトをインストールしたディレクトリを忘れずに追加してください。以下の設定で大丈夫なはずです:
   
 
export PATH=/usr/local/bin:${PATH}
 
export PATH=/usr/local/bin:${PATH}
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シェルスクリプトの例:
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{{hc|1=/usr/local/bin/python|2=
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<nowiki>
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#!/bin/bash
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script=$(readlink -f -- "$1")
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case "$script" in (/opt/cocos2d-x/*|/path/to/project1/*|/path/to/project2/*|/path/to/project3/*)
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exec python2 "$@"
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esac
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exec python3 "$@"
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</nowiki>
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}}
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=== 利用状況データの送信を無効化 ===
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利用状況データの送信は {{ic|/opt/cocos2d-x/tools/cocos2d-console/bin/cocos2d.ini}} で {{ic|enable_stat}} を {{ic|false}} に設定することで無効化できます:
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# sed -e 's/enable_stat=.*/enable_stat=false/g' -i /opt/cocos2d-x/tools/cocos2d-console/bin/cocos2d.ini
   
 
===Android のクロスコンパイル===
 
===Android のクロスコンパイル===
   
{{AUR|android-ndk}}, {{AUR|android-sdk}}, {{AUR|android-sdk-platform-tools}} をインストールして、以下をシェルの設定ファイルに追加してください:
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{{Pkg|jdk8-openjdk}}, {{AUR|android-ndk}}, {{AUR|android-sdk}}, {{AUR|android-sdk-platform-tools}} をインストールして、以下をシェルの設定ファイルに追加してください:
   
 
export NDK_ROOT=/opt/android-ndk
 
export NDK_ROOT=/opt/android-ndk
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==参照==
 
==参照==
   
* [http://www.cocos2d-x.org/programmersguide/ Official Programmers Guide]
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* [http://www.cocos2d-x.org/programmersguide/ 公式プログラマーガイド]
* [http://cocos.sonarlearning.co.uk/ Cocos2D-X Developer Guide]
+
* [http://cocos.sonarlearning.co.uk/ Cocos2D-X デベロッパーガイド]
* [http://www.cocos2d-x.org/wiki/Reference Official API Referenece Guide]
+
* [http://www.cocos2d-x.org/wiki/Reference 公式 API リファレンスガイド]
* [http://discuss.cocos2d-x.org/t/how-to-set-full-screen-on-android-4-4/10278/3 Enabling Immersive Mode for Android] - See '''Cookiebit''''s answer.
+
* [http://discuss.cocos2d-x.org/t/cocos3-8-tutorial-rendertexture-blur/13622 テクスチャレンダリング + ブラーチュートリアル]
  +
* [http://particle2dx.com/ Particle2DX] - Cocos2D-X パーティクルジェネレータ
* [http://discuss.cocos2d-x.org/t/cocos3-8-tutorial-rendertexture-blur/13622 Texture Rendering + Blur Tutorial]
 
* [http://particle2dx.com/ Particle2DX] - Cocos2D-X Particle Generator
 

2017年9月30日 (土) 23:16時点における版

Cocos2D-X は高性能なクロスプラットフォームの 2D/3D ゲームエンジンです。iOS, Android, WinXP/7/8, WP8, BlackBerry, MeeGo, Marmelade, WebOS, macOS など複数のプラットフォームに対応しています。このページでは初めてパッケージを使うときに設定する方法を説明します。他のドキュメントはこちらを参照。

インストール

cocos2d-x-srcAUR パッケージをインストールしてください。

設定

PATH 環境変数

インストール後、cocos の python2 スクリプトを実行してプロジェクトを作成したり sdkbox を実行するために、/opt/cocos2d-x/tools/cocos2d-console/bin/opt/cocos2d-x/tools/cocos2d-console/plugins/plugin_packagePATH 環境変数に追加してください。以下をシェルの設定ファイルに追加します (~/.bashprofile~/.zshenv など):

export PATH=/opt/cocos2d-x/tools/cocos2d-console/bin:/opt/cocos2d-x/tools/cocos2d-console/plugins/plugin_package:${PATH}

Python ビルドスクリプトの対処

sdkbox などほとんどの Cocos2D-X スクリプトは python3 ではなく python2 を使っているため、python2 foo.pyc をただ実行するだけでは不十分で、"env python" によって呼び出される他のモジュールが python3 になってしまいます。この問題を修正する方法は Python#ビルドスクリプトのバージョン問題の対処を読んで下さい。PATH 環境変数の /usr/bin の前に、/usr/local/bin あるいはシェルスクリプトをインストールしたディレクトリを忘れずに追加してください。以下の設定で大丈夫なはずです:

export PATH=/usr/local/bin:${PATH}

シェルスクリプトの例:

/usr/local/bin/python
#!/bin/bash
script=$(readlink -f -- "$1")
case "$script" in (/opt/cocos2d-x/*|/path/to/project1/*|/path/to/project2/*|/path/to/project3/*)
    exec python2 "$@"
esac

exec python3 "$@"

利用状況データの送信を無効化

利用状況データの送信は /opt/cocos2d-x/tools/cocos2d-console/bin/cocos2d.inienable_statfalse に設定することで無効化できます:

# sed -e 's/enable_stat=.*/enable_stat=false/g' -i /opt/cocos2d-x/tools/cocos2d-console/bin/cocos2d.ini

Android のクロスコンパイル

jdk8-openjdk, android-ndkAUR, android-sdkAUR, android-sdk-platform-toolsAUR をインストールして、以下をシェルの設定ファイルに追加してください:

export NDK_ROOT=/opt/android-ndk
export ANDROID_SDK_ROOT=/opt/android-sdk
export ANT_ROOT=/usr/bin

android ツールで特定の android のバージョンの SDK プラットフォームを取得することもできますが、Arch User Repository にも android-platform など SDK プラットフォームをダウンロードするパッケージが存在します。

SDKBOX のアップデート

Cocos2D-X には sdkbox という名前のツールが付属しており、サードパーティのソフトウェア開発キットをプロジェクトに簡単に統合できます。このツールをアップデートするには、/opt/cocos2d-x/tools/cocos2d-console/plugins/plugin_package に読み書き実行の権限が必要で、ディレクトリ内に次のファイルが入っていなければなりません: sdkbox, sdkbox.bat, sdkbox.pyc

シングルユーザー設定の場合、以下を実行することでアップデートできます:

# chown $USER:$USER /opt/cocos2d-x/tools/cocos2d-console/plugins/plugin_package/{,sdkbox,sdkbox.bat,sdkbox.pyc}
$ sdkbox update

参照