ThinkPad ドック

Lenovo と IBM から ThinkPad のブランドで製造されているビジネスノートパソコンには、ドッキングステーションと接続して ThinkPad をデスクトップ PC として使えるようにするためのプロプライエタリな接続端子が備わっています。

ドッキングステーションは2通りの方法で機能します:

上記のどちらも GNOME と KDE は何も設定しなくても動作するようになっており特別なソフトウェアを必要としません。GNOME や KDE を使っていない場合は dockd を使用する方法があります。

dockd を使う

KDE や GNOME 以外でドックを利用するにはモニターを自動で切り替えるドックデーモンをインストールする必要があります。dockd^AUR はモニター設定を自動で切り替えることができる軽量デスクトップ用に開発されたドックデーモンです。

dockd^AUR パッケージをインストールしてください。

ノート: 使用しているデスクトップ環境がディスプレイを自動的に切り替えてくれる場合、dockd を使う必要はありません。

警告: dockd の依存パッケージである libthinkpad^AUR は acpid を必要とします。dockd をインストールしたら必ず acpid を起動・有効化してください。

ノートパソコンをドックに接続・切断したときのディスプレイ設定をデーモンに知らせる必要があるため、使用する前に先にデーモンの設定を行います。

# dockd --config docked

# dockd --config undocked

# systemctl enable acpid
# systemctl start acpid

これでデーモンの設定は完了です。ThinkPad をドックに接続すればデーモンによって外部ディスプレイに自動的に切り替わります。

ノート: 出力モードが自動で切り替わらない場合、使用しているシステムあるいは設定がサポートされていません。GitHub に issue を開いて、使用している ThinkPad やドックのモデル、journalctl の出力を報告してください。

警告: モニターの設定や解像度を変更した場合、デーモンを再度設定する必要があります。