フロッピーディスク
Wikipedia より:
- フロッピーディスク(別名ディスケット)は薄くて柔らかい磁気ストレージメディアを防塵用に長方形のプラスチック容器に封入したディスクストレージメディアである。フロッピーディスクはフロッピーディスクドライブ (FDD)によって読み書きされる。
以下ではフロッピーディスクの基本的な使用方法やツールについて説明しています。
目次
インストール
カーネルモジュール
ほとんどのフロッピードライブは標準カーネルでサポートされています。フロッピーディスクドライブのドライバーとしては floppy
モジュールが使われます。
floppy
モジュールはデフォルトでは読み込まれないかもしれません。そのような場合、以下のコマンドでロードしてください:
# modprobe floppy
パッケージ
Arch のパッケージリポジトリにはフロッピーディスクに関係するパッケージが2つ存在します:
更に、USB接続のフロッピーディスクドライブで低レベルフォーマットを行うにはufiformatAURが必要です。
使用方法
以下は一般的な作業を実行するコマンドです。以下のコマンド例では全て /dev/fd0
をフロッピーディスクドライブの Linux デバイスとして仮定しています。デフォルトでは、全てのコマンドは root で実行する必要があります。また、USBで接続するフロッピーディスクドライブは /dev/sdX
と表示されることに注意してください。
ローレベルフォーマット
フロッピーディスク(及び極初期のハードディスクドライブ)では「ローレベルフォーマット」を実行することにより、ディスク上にセクタやトラックの様々なマーカーが作成される。これはファイルシステムより低いレイヤで実行される。USB接続のフロッピーディスクドライブでそれを行うにはufiformatAURを用います。
# ufiformat /dev/sdX
デフォルトでは、ディスク上に在るフォーマットを使用します。フロッピーディスクコントローラがサポートしているフロッピーディスクのフォーマットはufiformat -i /dev/sdX
で確認することができます。
フォーマット
# mkfs.vfat /dev/fd0
マウント
# mount -t vfat /dev/fd0 /media/floppy
トラブルシューティング
Unable to get diskette geometry
# mkfs.msdos /dev/fd0
mkfs.msdos 3.0.5 (27 Jul 2009) mkfs.msdos: unable to get diskette geometry for '/dev/fd0'
上記のようなエラーが発生する場合、おそらくフロッピードライブが物理的に破損しています。
/dev/sg* family: No such file or directory
# ufiformat /dev/sdX
/dev/sg* family: No such file or directory
上記のようなエラーが発生する場合、sg
モジュールがロードされていないのかもしれません。その場合は以下のコマンドを実行することでロードすることができます。
# modprobe sg
参照
- floppy(8)
- fdformat(8)
- http://www.daniel-baumann.ch/software/dosfstools/ - DOS ファイルシステムユーティリティ (not so verbosely documented IMHO)
- https://www.gnu.org/software/mtools/ - マウントせずに Unix から MS-DOS ディスクにアクセスするユーティリティコレクション