Folding@home
あなたのコンピュータでソフトウェアを実行するだけで、アルツハイマー病、ハンチントン病、パーキンソン病、SARS-CoV-2 などの研究者を支援することができます。あなたのコンピュータを世界中の何百万ものコンピュータのネットワークに加え、世界最大の分散型スーパーコンピュータを形成することができます。
インストール
foldingathomeAUR パッケージをインストールしてください。Folding で GPU を使用したい場合、使用する GPU に適した OpenCL パッケージが必要です。Nvidia ユーザーは CUDA を使うことも可能です。
設定
root で FAHClient --configure
を実行すれば /etc/foldingathome/config.xml
に設定ファイルが生成されます (Arch Linux のチーム番号は 45032 です)。また、/etc/foldingathome/config.xml
を手動で書き換えることもできます。設定ファイルを作成したら、デーモンを起動することが可能です。
$ cd /etc/foldingathome # FAHClient --configure
systemd ユニットの foldingathome.service
を起動・有効化してください。Nvidia ユーザーは、 foldingathome-nvidia.service
を有効化する必要があります。
グラフィカル
ウェブブラウザを起動して http://localhost:7396/ を開くことでデーモンを管理できます。もしくは、fahcontrolAUR をインストールして FAHControl プログラム (または Gtk3 フォークの fahcontrol-gtk3-gitAUR) を使うという方法もあります。
デーモンはリモートから制御することも可能です。リモートから操作する方法は /etc/foldingathome/config.xml
に載っています。また、ファイアウォールのポートを必要に応じて開いてください。
ターミナル
foldingathome の挙動は /etc/foldingathome/config.xml
を編集することでカスタマイズすることが可能です。以下のようなオプションが指定できます:
- passkey: コンピュータを一意に識別する値です。必須ではありませんが、ある程度セキュリティが確保されます。詳しくは、[1] を参照。
<passkey v='passkey'/>
- CPU や GPU のスロット:
<slot id='0' type='CPU'/>
f@h を限定された権限で動作させる
更新されたバージョンの foldingathomeAUR パッケージ (>7.6.9) はすでに制限付きユーザーとして実行されています。また、root アクセスのないユーザーが有効にできる systemd ユーザースクリプトをインストールします(GPU を使用するには、ビデオグループアクセスが必要です)。
作業ユニットの進捗を確認
FAH クライアントの進行状況を監視する方法は、コマンドラインと GUI の両方があります。
Folding@home は、data ディレクトリにログファイルを書き込みます。最後の数行をチェックアウトすることで、その進捗を確認することができます。例えば、tail -10 /var/log/foldingathome/log.txt
。
folding at home が配布している fahcontrolAUR ソフトウェアは、ローカルとリモートの両方のホストを制御するための効率的な手段を提供します。対応するボタン "Add" で別のクライアントを追加し、名前、IPアドレス、ポート、パスワード(設定した場合)を入力し、保存を押すだけです。ソフトウェアは、リモートホストへの接続を確立しようとすると、別のクライアントタブで進行状況を表示する必要があります。
Nvidia GPU の使用率、コア温度、電力使用量の確認には、nvtop を使用することができます。AMD GPUの場合は、radeontop を使用します。
トラブルシューティング
GPU がサポートされていて、まだ使用されていない場合は、/opt/fah/config.xml
ファイルを編集して GPU の自動構成を試みます。
<gpu v='true'/>
参照
- Folding@home main site
- Folding@home FAQ
- Folding@home Configuration Guide
- Arch Folding@home team page
- Extended Arch team statistics in extremeoverclocking.com